枕木
先だってとりあえず完成していたのり面の枕木の壁。
倒壊防止のため鎹を打ちワイヤーによる牽引をしていたが、何となく不安だったので昨日のうちに長さ50cm程の鉄製杭5本と追加の鎹を買ってきていた。
案の定、昨日の局地的豪雨で(山間部なので、普段でもあちこちで土砂崩れ・通行止めがある)今朝見るとやや不安定な状態になっていることが判明。
枕木とのり面の間に詰め込んだ土が20cm近く沈んでいる。
やばい。
思いっきりどんどん踏みつけていっては固まるまで気長に待とうとは思うが、壁の高さが2m近くあるので、万が一倒壊して事故でもおきれば近隣への無責任となる。
そこで、最優先して兄ちゃんと一緒に補強工事をした。
この写真は補強前。根元に横向きの枕木を一列置き、鎹で横同士・縦横を固定していった。のり面の上には鉄の杭を打ち、明日より強固な鎖で牽引部分を増やす。
局地的豪雨はこれまでの中で一番すごかった。約20分で1000リットルの雨水タンクが満杯。枕木の手前に2本の川が出来、敷地内の土が前方の市道に流れ出し、さらに市道自体が坂道なので右下の民家先まで土砂が流出していった。
明日、坂を上り詰めた部分の敷地に10cmのU字溝を一列埋め、枕木の手前に塩ビ管を埋設して敷地内最終会所に通す予定。
又、傾斜土槽近辺も土砂崩れが予想されるので、枕木で補強する。
錆止め塗装
私達が枕木の補強をしている間中、中ちゃんはコンテナ内部の錆止め塗装。
「今思ったら、何で開口部つけた時すぐに塗装しとけへんかったんやろうなあ。」
三人で愚痴を言い合っているうちにあっという間に4時。
兄ちゃんたちが帰って行った後、私は蓮用のプラボックスを枕木の裏側に運び、台所用の傾斜土槽の設置準備。
槽の下の土を固めてならし、水受け用のU字溝を側溝と接合させ、モルタルで固めた。
のり面の傾斜土槽の風呂桶周辺を岩と土で埋め固め、さらに廃材燃やしと草引きで6時半を過ぎた。
今日も10時間近く働いたことになる。
疲れた。
でも、楽しい、充実している。
あんなにたくさんいたツバメは1週間前からきれいに姿を消し、入れ替わるように赤とんぼが無数に舞うようになった。
囲炉裏茶屋では一昨日今年初めての“スイスイースイッチョン”、こおろぎは4~5日前から鳴き始めた。
鈴虫の声が聞こえるのはもうすぐ。
そして、律儀な曼朱沙華が忘れず顔を出し、井戸周辺が真っ赤な絨毯に敷きつめられる日は近い。
もう秋なんだ。
今日未明の月は眩しかった。
久しぶりに月を眺めて過ごした。