がらくたどうBlog

模型趣味とその他諸々

1/24 法拉利 超亜米利加 その参

2006年12月26日 | 模型
 漸く最後の出張が終わりまして、「今年もいよいよ終わりですかぁ」と素直に思える状態になってきた@河童です。
仕事納めは30日なのですけどね。

 そうそう、田宮のFXX買ってきました。エンツォのパーツの差し替えのバリエーションキットですが、
ボディーパーツだけではなく、内装や臓物関係もカナリの部分が新規設計になっていまして、
思ったよりも全然良い物でした。これで価格がもう1000円安けりゃいうこと無いんですけどね。
最近では珍しく、積みモデラーらしく二つ買っちゃいましたよ。積ん毒用と作る用(笑。
作るときは赤か黒か悩んじゃいそうです。結構ボリュームあるので、なんぼパチピタ設計といえど、
二台同時進行とかは止めといたほうが良さそうですね。特に私の場合。


 さて、昨日まで今年最後の出張に出かけていたのでありまして、製作はあんまり進んでいません。
特にムルシエラゴ・ロードスターの方ですが、シャーシが片付いたと思ったら、内装に手を入れ始めてしまい、
これがなかなか手こずってしまいました。
嗚呼、器用でハイセンスで歩留まり高くて仕事が早くなるなスキルが欲しい・・・・。

シート後方のディテールは、形状含めて全面的に作り直してます。詳細は後日ムルシロドスタの製作記にて。


 今回は超亜米利加の三回目です。
 シャーシの製作に入る前に、ボディー関連で一箇所気になった所があったので手を加えてみました。
フロントグリルなのですが、このスーパーアメリカのグリルは550とも575Mとも異なる構造のモノが採用されているらしく、
ネットで拾える画像では、どれを見ても格子の数が超亜米利加だけ細かいのです。

 そこでグリルを丸ごと自作品に交換してやることにしました。ST27辺りから専用エッチングが出てれば、
対処されてるかも知れませんが、持ってないので知りませぬ。
ケチな性分なので、特に理由がない場合は使うのを嫌う方なので、たとえ出来が悪くても、
自作の方が楽しいじゃないかっつー感じでやってみました。


先ず、幅2mm×厚0.2mmの洋白帯金を4cm強×4本、1.2cm×7本それぞれ切り出します。
で、一回全部瞬間接着剤で固定して4cm長のブロックと1.2cm長のブロックにしてしまいます。
そして、糸鋸で4cm長のは5mmずつの間隔、1.2cmの方は2mmずつの間隔で、
それぞれ切れ目を入れていきまして、4cmサイズの方は等間隔で7~8箇所、
1.2cmサイズの方は等間隔で3~4箇所入れたらアセトン溶液にドボンします。
暫くすると接着剤が溶けてバラバラになりますので、後はベークボードの上に両面テープを貼って、
その上で格子状に組み付けていきます。板の長さが長めなのと、切れ目の数に”~”が付随してるのも、
切れ目の入り方が悪くて組みにくくなった場合や、曲がりやすい端っこが歪んだり折れたりした場合の為の保険です。
 で、組み上がったら接合部にフラックスを筆で流してハンダ付けしていきまして、グリル用の格子が出来上がり。
 両面テープの上で組むと剥がすときに壊れそうですが、ハンダ付けの際の熱のお陰で
テープの糊が鼻クソほどに緩くなるので簡単に剥がせます。

出来上がったグリルをボディーの開口部に現物合わせしながら形状修正して行きます。
ハンダ付けによって熱が入り多少柔らかくなっているので、ハンダ付けがシッカリできていれば
少しくらいなら湾曲させることも可能。その際一部ハンダが割れたので、形状出し後
ほんのチョビットだけハンダを追加して、最後に磨いて出来上がり。
 後は、センター部分にはパーツボックスに転がってたジャンクから
キャバリーノの紋章(馬マーク)のエッチングを接着して終了です。
キットパーツより奥行きが有るんですが、仮組みしたところ
シャーシとの接合に必要なB4のパーツに干渉もしないのでこれでOKとします。
 しますとかクソ偉そうに言って、あたかもサラリと出来上がったようなこと言ってますが、
これ作るのメタクソ面倒でしたよ。デカイから楽だろうと思ってたけど、
結局面倒さ加減は1/43用の格子組みと大して変わらんでした。
横はともかく縦の間隔がキッチリ揃っていないのは、
私の性格のテキトーさがパーツに現れただけの事です。


 内装に関しては、モールドなんかは悪くない出来映えです。
天井が無い分だけ内装も見えやすいということで、

シートの後ろの肉がゴッソリ抜けていたのでプラ板で塞ぎ、ヘッドレスト脇のシートベルトの治具は
逆に埋まってたので刳り貫いてます。ホントは跳ね馬のモールドがヘッドレストにあったり、
シート調整用ダイヤルがサイドサポート脇に有ったりするんですが、面倒くさいので今のところ省く予定。


 ドアの内張には取っ手が有るんですが、これが単なる凸モールドなので、間の肉を刳り貫いてみました(赤丸部)。
画像では刳りぬきが途中で止まってますが、実際には横方向の出っ張りと繋がるとこまで肉はないので、
そこまで肉を抜いてしまいます。

 ダッシュボードやセンターコンソールはキットのままでも充分なんですが、
このキットのパーツ割りが変なのですよね。以前550が出たとき、内装が左ハンドルなのに
ワイパーが右ハンドルになってるというミスが有った訳ですが、
メーカーは575Mをリリースした際に手直しを加えています。
で、今回は、ベージュ色の内装パーツが超亜米利加用に追加されていて、
そのランナーにベージュ色のダッシュボードパーツが付属してるんですが、
なんとその超亜米利加の刻印の有る方の新規パーツが不要パーツで、
550マラネロの刻印がある方のパーツが使用パーツになってんですよ。
なんと超亜米利加の刻印のパーツの方は、右ハンドル仕様のダッシュに右用コンソールって事になってるんですよね。

じゃ、ワイパーはって言うと、550マラネロの刻印のランナーのパーツが不要パーツで、
新規パーツは575Mと同じ左ハンドル用になってるんです。

好意的に解釈すれば、既に550マラネロのキットを持ってる人への、
右ハンドル仕様のダッシュボード&コンソールがオマケとして付属してるとも見れますが、
悪意を以て解釈すれば、
下僕「そういや550出したら、左ハンドルに右仕様のワイパーがどうとかクレーム付いたんですよね」
親分「そういやそうやな、じゃ、ランナー一枠足すついでにダッシュもコンソールも右用入れとこうや」
僕「そうですね」
親「いや待てよ。スーパーアメリカに右ハンドル仕様って有るのか?」
僕「え?どーでしょう??575Mベースとはいえ限定車ですからねぇ。ひょっとしたら左用しか存在しないかも」
親「ん~、じゃ、ダッシュは追加しなくていいや」
僕「え?もう彫っちゃいましたけど」
親「げっ!じゃぁしょうがねぇ、インストに不要パーツって指示しとけ。それから、575で使った左用ワイパーのランナーの追加を忘れずにな。」
僕「はーーい!」
という混乱した現場を想像てしまいます。どっちでもいいけど。

 後はシートベルト用の穴をシート後方のパネルに開けて、ベルトの留め具を自作して、
フロアにサンドペーパー貼って・・・・って結構作業がありますね。ベルト自体も作らなきゃなんないや。

 こら年越しちゃいそうですな(汗。

 ☆モデルファクトリー・ヒロのHPに今後のラインナップが色々出てますね。
FERRARI F2004、MP4/5と来て、F2002、412T2、312B2と個人的に大好きだけど決定版となるキットが存在していなかった車ばかりで涎が出ます。何時の日か、レイトン881/891/911とかロータス77/91/95T/100Tとかベネトン186/190/191B/194とかフェラーリF187/88C/F93Aとか、同じくマトモな1/20キットが存在しないものを出してくれねぇかな?とか妄想期待したりしますが、ワールドチャンピオンや跳ね馬が絡まないと商売的に厳しいかな?
コメント (6)
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