がらくたどうBlog

模型趣味とその他諸々

1/24 Murcielago Roadster (1)

2006年12月09日 | 模型
 ここんとこ年末進行でピーピー言ってる最中でありますが、ここ最近というか、
結婚して以来太り続けてまして、10月末の時点でとうとう所有するスーツの
最大限界値のウェストを越えそうになりまして
「あんた!ブクブク肥ってスーツが着れなくなったって新しいの買わないわよ!買うなら自分で買いなさいよ!!
と黄レンジャーにゴレンジャーストームのボールをパスキックするときの桃レンジャー並のテンションで通告を受けたり、
医者から「数値色々悪いよ」と宣告されたり色々有ったため痩身計画を発動し、モデラーらしからぬ動きを連発して
今日遂に10kg減まで辿り着いた@河童です。はっふーーん。標準体重まであと数kg。ガンガレ俺。
肥ったからって理由でスーツなんか買うハメになったら、勿体ないわ小遣い減っちゃうわで
模型趣味の危機にも陥りかねんってことで切実なのです。

 さて、今日は無謀な同時進行の三台の内、まだネタ上げしてなかった最後の一品の進行具合レポです。
誰も求めてなくてもUPせずに居られないのはWhy?それは、エルさんが156/85ネタをUPしたから負けじとカマしたからですな。
罪な餃子大将軍ですよ全く(謎。

 1/24 ランボルギーニ・ムルシエラゴ・ロードスター。フジミ製のキットでございます。
 そもそもこの車が世に出てきたときに、密かにディアブロ好きなオレちゃんとしては、
なんとも締まらないというか、あちこちユルユルなノッペリデザインに、どうも波長が合わなくて興味が湧かなかったんですが
いつだったか偶々実物(クローズドの方ね)を見かけて、無駄にデカイあの威圧感に一気に惹かれ、慌ててキットを買っちゃったのが
今年の夏のこと。で、バルケッタ仕様も出てきたので、これまた積んじゃってたのですが、突然作ってみたくなって開始しました。
超亜米利加同様、そこにはもう一つ訳があるから始めたってのもあるんすけどね。
訳は、これと超亜米利加が年内に完成した場合のみお知らせしようかと。大した訳でもないのだが無駄に引っ張ってみます。

 で、大体模型作る時って資料なんか見ちゃうんですが、手が止まったり頭抱えたりするのって
そもそも資料見ちゃうからであって、インストをゴータマ・ブッダの説教を聞くように疑いなく参照して作れば
そらサクサク組めちゃう日本の近代プラモなのですが、ウッカリ見ちゃったもんだからサァ大変。
事の発端は、先述の通り実物を見て惹かれたから買ってみたってとこにありまして、
箱開けてボディーを取り出してみたところ、どーーーも印象が違う。ドコがどうってのは判らないが
何となくイメージから3mmくらいずれてるんすよ。で、そのイメージとキットのボディーとのズレはなんだ?って思ったら、
リアフェンダーが痩せてるんすね、キットの方は。まぁこれでちょっと萎えかけたんですが、それでも折角買ったんだしって
勢いで始めてみました。

 先ず、この車両、色んな所にエアインレットとアウトレットが開きまくってて、悉く開口部にメッシュが存在し、
しかもメッシュの種類がハニカムメッシュになってます。で、前後バンパー部のメッシュは、
クリアーパーツにメッシュがモールドされていて、スモークを吹いたりフラットブラックの低圧薄吹きで処理すると
何となくメッシュに見えてしまうという、タミヤのF50のリアメッシュで採用された手法で表現されています。
ついでに、エンジンフードの4箇所も同様にクリアーパーツ。いっそ全部同じ処理だったら良かったんですが、
ドア下のダクト部とエンジンフードの後端部だけはデカールで処理するようになってます。で、これらのバランスを考えると
全部金属メッシュに貼り替えるとチグハグ感が解消されて良いのですが、リアバンパー部のメッシュが、
三次曲面に沿ってプレス加工された微妙なラインを有する物で、特に左右のテールランプAssyの間の細長いメッシュ部などは
見た目に反して上辺が短く下辺が長く更に左右に湾曲していて、曲率も上辺と下辺で異なってるという困ったちゃん。
貼り替えがかなり面倒くさそうな感じ。結局ここに関してはキット指定の方法にて済ますことに決めました。kazuさんの
完成画像見て「全然問題ないじゃないか」と、人身御供として利用させていただいて知ったんですけどね(笑

 で、他の部分もキット指定で行くかと言えば、流石にデカール処理はツレないやねぇって事で、
そこいらはエッチングメッシュに貼り替えることにしました。エンジンフードとサイドのダクトの事ですが、
今度はエンジンフードの後端だけエッチングメッシュで他の4箇所はクリアーパーツってのもバランス悪いよなって思ったりして、
パーツをよーーくみたら、確かにメッシュモールドは入ってるんだけど、前後バンパー部と異なり、モールドが
パーツの裏側に施されちゃっております。なーーーんで一貫性のないことするかねと憤慨しながら、
ここも結局メッシュに貼り替えることにしました。

そんなこんなで修正作業開始。


 先ずドア下ダクトは、キットパーツをメッシュの糊代部分だけ残して開口。プラ質が異様に粘る質でして、リューターに
高負荷が掛かるのがイヤーンでありました。で、開口したら別パーツ化されてるカバーを接着してしまいます。


 エンジンフードのメッシュは、キットのパーツを全部バラして、それぞれ一回り小さく削り込んで縮小させ、
それに瞬着でメッシュを貼り付けつつ、形状矯正。
で、仮組して塗装をブリブリ塗った後でもキチンと付くようクリアランスを確認し、
最後にアセトンにドボンして、後は溶けないメッシュだけ引き上げるという、最近よく使う方法で作りましたが、
まだ風呂から上げてないのでそこらは後日。

 
 フロントフェンダーのウィンカーは、デカールとクリアーパーツの二択が用意されているのですが、
クリアーパーツを用いる場合、ボディにペタっと貼るだけと指定されております。
ここはちゃんとレンズが埋まるようノミで凹を作り、凹部にレンズを埋め込める様に修正しました。


 問題のリアフェンダーは、プラ板とパテで増量しようかとも一瞬思いましたが、
後々確実にヒケて来ることを考えると、メタリック塗装をするつもりなので避けることにし、
ボディーサイドにドアから後端まで施されてるプレスラインをフェンダーアーチ付近のみダルダルにして、
実車に比べての小ブリ感を見た目で誤魔化してみることにしました。


 リアバンパー部は別パーツになってますが、ここを塗装前に接着してしまうと
レンズ&メッシュパーツが填らなくなるというトラップが仕掛けられています。
 又、バンパー下面の形状が実車とあからさまに異なってたので、
オミットされてる筋彫りとともに切削処理を施してます(紫○部分)。
マフラーエンド部は、キットではバンパーと一体でモールドされてますが(赤○部分)、
バンパー一体なのは左右の枠までで、真ん中の天板は存在しません。
その代わり、別パーツの遮熱板が装着されるので
キットの天板部を削り取ってしまい、遮熱板を増設することにします。


 あと、ボンネット上のランボのエンブレムですが、金属板削り出しでベースを自作し、
そこにデカールを貼ってエポキシでコートした物を埋め込もうとも考えましたが(911GT1で使った手法)、
埋め込むならわざわざ土台を作る必要も無いんじゃないか?と思い返し、
ボンネットにエンブレムデカールのコピーを貼ってガイドとし、
筋彫り彫って埋め込まれてる感を出してみようということにしました。
 で、彫ってみたけどラインが雑なので、もう少し微修正しながら仕上げなきゃイカン様です。

 そんなこんなで、リアフェンダー部の処理にどえらくモタついたりしましたが、
漸く修正部も整ってきたので一回目のサフ吹きを敢行。
 
 傷や面落ちを確認しながら、更に修正を加えて漸く↑ここまで進めることが出来ました。
と、言ってもボディーだけなんですけどね。事前の仮組でシャーシにも色々加工修正を施す必要が出てきてますんで、
他の二台(シリーズ1と超亜米利加)に比べて時間はかかってしまうと思いわれます。


気が付けば独りオープンカー祭になっとるな(笑。是非三台並べて眺めたい。
コメント (8)
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