碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
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再読のしあわせ

2010年03月14日 | 本・新聞・雑誌・活字

ふう~、今週はなかなかハードでありました。

土曜に研究室のお引越しという大イベントがあったため、その準備でひたすら片づけに追われたのだ。

最大の難物は、やはり本。それも専門書以外(笑)。

箱に詰め込んでみたら100個近くになったのだが、その前の“仕分け”が大変だった。

仕分けのために中身のチェックをするわけで、それがいけない(笑)。

ページをパラパラやりながら、「ほう、こんなところにこんなフレーズが」とか、「これは今後も保存せねば」とか言って、ついつい読んでしまうのだ。当然、作業は進まない。

でも、おかげで、かなりの再読ができた。

数十年にも及ぶ愛読書である五木寛之さん『風に吹かれて』『ゴキブリの歌』『地図のない旅』の名作エッセイ3部作。

山口瞳さん初期の傑作『江分利満氏の優雅な生活』『江分利満氏の華麗な生活』の2冊。

開高健さんの67~78年の絶好調エッセイを集めた『白昼の白想』などなど。

やはりいいものはいいよねえ。

自分の本なのに、何時間も立ち読みだ(笑)。

そういえば、仕分けをしていて、やけに寒いなあと感じた日があった。

研究室から外を見たら、雪だ。

あれも今週(9日)だったんだなあ。

3月の雪、記念に写真を掲載しておきます。

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