碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

サンデー毎日で、タモリ「福岡に帰る」についてコメント

2014年10月26日 | メディアでのコメント・論評



「サンデー毎日」が、タモリに関する記事を掲載しました。

その中で、コメントしています。


タモリ「福岡に帰る」で
芸能界も地方分権化!?

人気番組「笑っていいとも!」が終了して半年。10月からは早くも「ヨルタモリ」(フジテレビ系)で、新しいレギュラー番組が始まったタモリ(65)。やはり芸能界はまだタモリに頼るところが大きいのかと思いきや、本人は近い将来、故郷の福岡に戻る気でいるようなのだ。

「タモリさんは、ある親しい人に『福岡で家を探せないか』と相談を持ちかけたおうです。いくら日本一の司会者とはいえ、年が明ければ70歳になりますし、自分の原点である故郷に帰りたい、ということらしいですね。元々タモリさんは、故郷への思い入れが強くありましたから」(芸能記者)

早大を中退した後、福岡で生命保険の営業マンや喫茶店のマスターなどをしていたが、抜群のキャラに注目したジャズピアニストの山下洋輔氏や漫画家の赤塚不二夫氏らが上京させ、才能を開花させたのは有名な話。ただその頃は、東京で仕事が終わるとすぐに地元へUターンしていたという。

郷土愛が強いタモリだが、「そろそろ田舎に引っこみたい」というシンプルな気持ちとともに、「地元の番組で福岡を盛り上げる」という思いも強くあるという。芸能界も地方分権の時代になるのだろうか。

芸能評論家の三杉武氏はこう言う。

「いま東京と地方は、それほど大きな差はありません。むしろ、ご当地アイドルやB級グルメ、ゆるキャラなど、地方からの文化が注目される時代です。地方からスターが誕生するのとは逆に、タモリさんのような超大物がわざわざ地方に戻って文化の担い手になる、というのは非常にユニークな発想です」

かつて、タレントの大橋巨泉氏はセミリタイアと称して、東京と海外での生活を半々にし、プライベートを重視しながら仕事を続けてきた。南こうせつは大分、柳葉敏郎は秋田など、地方に生活拠点を移す芸能人も増えている。

上智大教授の碓井広義氏(メディア論)は、こんな期待を寄せる。

「福岡を大事に思っているようなので、東京発全国ネットではなく、地元の人たちと交流を図りながら負担にならない程度に仕事をされるのはどうでしょう。しかもそれが、一人ひとりに呼びかけるようなラジオだとタモリさんのよさがさらに出ると思います。『わが町のタモリさん』が、ローカル局から発信する。地方が注目されるきっかけにもなるのではないでしょうか」


芸能界が地方を元気づける起爆剤になる。そんな時代が来るかもしれない。

<ジャーナリスト・青柳雄介>

(サンデー毎日 2014.11.02号)


アサヒ芸能の特集特集「干された芸能人100大事件」で解説

2014年10月26日 | メディアでのコメント・論評

アサヒ芸能の特集特集「干された芸能人100大ペナルティ事件の
タブー真相をバラす!」。

「怒涛の10ページワイド」というこの中で、解説をしています。

記事全体は本誌をご覧いただくとして(笑)、話が掲載されている
部分をざっと抜粋しておきます。


【失言について】

(乱一世は)同業者からまでまるで〝腫れ物〟扱いとなってしまったようだが、そうなるのも致し方ないという。上智大学教授(メディア論)の碓井広義氏が解説する。

「乱さんの発言は、年間何億という広告費を払って番組提供をするという、放送ビジネスの基本構造を否定したに等しく、触れてはいけないことでした。それでは芸能界における自分の足場を揺さぶりかねません」

同様に、「自分の立場を忘れて批判してしまった」(碓井氏)のが、11年7月、〈正直、お世話になったことも多々あるけど8は今マジで見ない。韓国のTV局かと思う事もしばしば〉などとツイッターでつぶやき、即所属事務所を解雇された高岡奏輔(32)だ。

【人柄について】

ここにあげた芸能人の共通点を、碓井氏は「自己認識の甘さ」だと分析する。

「そういう人はそこまでビッグではないのに、ファンがついて稼げるようになったことで天狗になり、人気にあぐらをかいたり威張ったり、勘違いしがちです。そうなるとファンは急速に離れますし、テレビ局もあえて使おうと思いません。一度こういった印象がつくと〝バツイチ感〟が画面を通して伝わってしまいますしね」

【不祥事について】

これら、不祥事に関しても前出・碓井氏は、

「河本さんやほしのさんの不正の問題は、シンプルにズルい。庶民感情的に 〝ズルして儲けた〟は認められませんよ、当たり前だけど」

【独立について】

上智大学・碓井広義氏(メディア論)が語る。

「大手プロが直接『あいつを使うな』なんて言うワケがありません。『顔色でわかるだろ?』と暗黙の了解です。それを各局のプロダクション担当者が、類推して使うか使わないかの判断をするのです」


(アサヒ芸能 2014.10.30特大号)


・・・・実際に、芸能界では、「干す」「干される」など日常茶飯事です。

いわば誰もが、塀の上を全力で走っているような世界。

困った勘違いなどして(笑)、少しでもバランスを崩せば、あっという間に“向こう側”に行ってしまうわけですね。

【気まぐれ写真館】 千歳の紅葉 2014.10.25

2014年10月26日 | 気まぐれ写真館


北海道・千歳市、いつもの「柳ばし」で・・・

2014年10月26日 | 日々雑感

今回、おかあさんが用意してくださったサプライズ定食は、「ひらめのムニエル」と「チーズ・イン・サーモン・フライ」。

でも、メニューにはありません、あしからず(笑)。



チーズ・インのほうは、いずれ正式メニューとして登場するかもしれません。

どちらも美味でした!





【気まぐれ写真館】 HTB「イチオシ!モーニング」 2014.10.25

2014年10月26日 | テレビ・ラジオ・メディア



木村愛里さん



野球解説の岩本勉さん



ファイターズ・ガールの和音さん



岩本さん、和音さん、室岡アナウンサー



愛里さん、依田アナウンサーの司会陣