たった1週間で消えた!
鈴木砂羽「きのこ」CM
鈴木砂羽「きのこ」CM
スーパーで鼻歌まじりに買い物をする主婦の背後に突如現れた
イケメンが、耳元でささやきかける。
「奥さん、すごいのクチコむよ・・・・普通のきのこと立派なきのこ、
味がいいのはどっち?」
うろたえた主婦は「どっちも一緒よ!」と叫びながら、陳列ケースに
手を突っ込む。
「そっちじゃない、こっちだ!」と、彼女の手をつかんでグイッと自分
の股間に引き寄せるイケメン、恍惚の表情を浮かべる主婦。視線をおろ
し、自分の手にブナシメジを見つけた主婦が、甘い吐息とともに一言。
「はあああ、りっぱ」―――。
イケメンと主婦のエロティックでイケナイ関係を想像させる15秒のこのCM、10月25日からオンエアされ、<強烈な印象><爆笑した><立派なきのこがブナシメジ、というオチが秀逸>などと、大評判になった。
広告の主は、“きのこのこのこ、げんきのこ”というCMソングで知
られ、エリンギやブナシメジで全国一の売り上げを誇るホクトだ。
「主婦の鈴木砂羽さんが、要潤さんに“クチコまれる”というシリーズで、これはその第4弾です」(ホクト)
評判の一方で、<不快だ><子供に見せられない><ストレートで下品>といった意見もホクトに寄せられた。
「そうしたご意見がある以上、お客様第一の私どもは、放映を控えさせていただくことにしました」(同)
予定の半分の一週間、10月31日を最後に打ち切りになったのだ。
碓井広義・上智大学教授(メディア論)は面白さを評価する一方で、
「シリーズの他の3本も、耳元でささやくというパターンは同じでギリギリの表現でしたが、今回はそれを超えた直接行動に見えてしまう。面白くても、主婦層に不快感を与えるわけにはいかないでしょう」
うーん、もっともっと過激になっていく鈴木砂羽を見たかったんだ
けど・・・・。
(週刊新潮 2013.11.14号)
・・・・思わずニヤッとさせられる面白CM。
いやあ、放送打ち切りは何とも残念でした。
撮影現場で、鈴木砂羽さんたちも、監督に「ほんと、いいの?」と
笑いながら何度も聞いていたそうです。
ほんの少し、ボーダーラインを超えていたってことでしょうか。
とはいえ、ホクトさん、そしてブナシメジは、俄然認知度アップ
かもしれません(笑)。
それに、この消えたCMも、ネットでは視聴可能ですから。