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碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

ロンドンオリンピックは、「ネット生中継」五輪

2012年07月24日 | テレビ・ラジオ・メディア

1964年の東京オリンピックは、「衛星生中継」で海外に向けて発信されたことで放送の歴史に残るものとなりました。

静止軌道上にある通信衛星を使用した、史上初となる衛星生中継。

そして、今度のロンドンオリンピックは、「ネット生中継」だ。

「衛星生中継」五輪から、「ネット生中継」五輪へ。

そういう時代になったわけですね(笑)。


NHKが五輪ネット生中継種目を公表

NHKは23日、ロンドン五輪でインターネット生中継を行う競技種目を「NHKオリンピック特設サイト」で公表した。

大会2日目、日本時間で28日午後4時半からのバドミントン1次リーグを皮切りに、大会最終日まで1日6~19競技を、最大8チャンネルで配信する。

NHKと民放が放送で生中継しない競技の中から、日本人選手の出場競技や世界のハイレベルの戦いを中心に選択するという。

アナウンサーの実況や解説者のコメントなどはなく、競技会場の音声をそのまま配信する。総配信時間は約886時間となる見込み。

(日刊スポーツ 2012.07.23)

北海道土産!?

2012年07月24日 | 日々雑感

北海道に出張していた娘からのお土産です。

「AIR DO」の機内で使われている紙コップ(笑)。

マスコットである「ベアド」が描かれており、あまり可愛いので、お願いして、新品を頂戴してきたそうだ。

私のパソコンの壁紙は、ずっと「AIR DO」。




「AIR DO」なら、今も、私の好きなボーイング767に乗れる。

「ベアド」も飛び続けている。




<おまけ>

2005年4月に雑誌広告のページに書かせていただいた“飛行機エッセイ”です。

   旧友ボーイング767

3年前から北海道・千歳にある大学で教えている。ただ、東京でもいくつか授業があり、毎週、東京と北海道を往復する生活だ。「大変だね」とよく言われるが、子どもの頃からの航空ファンなので、この〝飛行機通勤〟自体がとても愉しい。

羽田―千歳の路線で使用される旅客機は、大型のボーイング747(ジャンボ機)や最新型の777が多い。だが、私が好きなのは767だ。定員が300名に満たない中型機で、その大仰でない気軽な雰囲気が通勤にはちょうどいい。

20数年前、コンピュータ制御によるハイテク機として登場した767。その開発プロセスを追うドキュメンタリーで、シアトルにあるボーイングの工場を長期取材した。手作業のリベット打ちから過酷な耐用実験までを見るうち、飾り気はないが実直な人柄(?)の767に好感を持つようになった。

当時、この新鋭機を日本で最初に導入したのは全日空である。私たちは完成したばかりの一番機を日本へ運ぶフライトに同乗し、取材を続けながら帰国することになった。工場内の滑走路を飛び立った767は、アンカレジを経由して羽田を目指した。

途中、千島列島の南に差し掛かった時のことだ。「ソ連のミグ(戦闘機)にでも遭遇したら危ないなあ」と言って機長が笑った。当時、全日空はまだ国内専門で、国際線にデビューしていなかった。翼に描かれた見慣れぬANAの文字。他国の戦闘機に「怪しい奴」と思われたら大変、というジョークだったのだ。

今でも767に乗るたび、旧友に出会ったような懐かしさと安らぎを覚える。地上を離れた途端、爆睡するのはそのせいか。いや、乗り越しの心配がないだけかもしれない。