『感性創房』kansei-souboh

《修活》は脱TVによる読書を中心に、音楽・映画・SPEECH等動画、ラジオ、囲碁を少々:花雅美秀理 2020.4.7

・ラ行/ル音のこだわり?:(上)

2013年05月01日 00時40分51秒 | ■文化小論

  「ラ・リ・ル・レ・ロ音」大好き

  特に意識したわけではありませんが、「ラ行」、つまり「ラ・リ・ル・レ・ロ」音から“始まる”「名称(言葉)」が好きなようです。ことに「人名」にその傾向がはっきり出ています。

   まず「ラ音」。本ブログでも採り上げた風刺家の「ラ・ロシュフコー」。イタリア・ルネサンス期の画家「ラファエロ」。それに法学分野で今も唯一「全集」を持っている「ラートブルフ」(ドイツの法哲学・刑法学者)でしょうか。学生時代にもっとも影響を受けた法学者です。

   文学における登場人物の名前として、やはりドストエフスキー『罪と罰』の主人公「ラスコーリニコフ」を外すわけにはいきません。この小説は、筆者にとってもっともインパクトがあった作品です。個人的には、世界文学中、最高の小説ではないかと思います。「聖書」中の復活者「ラザロ」もインパクトがあり、やはり特に大好きなキャラクターです。「ラフマニノフ」の音楽も最近結構好きになりました。

   「リ音」は、筆者が古今東西の「椅子」の中でも最高にお気に入りの「Red and blue」(レッド・アンド・ブルー)……の作者である「リートフェルト」。7、8年前に実寸大のレプリカを眼にしたとき、1時間以上見とれ、許可を得て何枚もの写メを撮ったほどです。その中の一枚を、一時期携帯の待受け画面にしていました。

   建築から家具その他のデザインを手がけた「リン・ホーリン」も大好きな一人です。ブルー系のデザインは独特の品位が感じられます。

 

    ルネッサンス、レンブラントにメロメロ                   

  しかし、ラ行で断トツ好きな「音」は「ル音」です。ことに「ルネサンス」という名称でしょうか。この名称を耳にしたり、文字を見つけたりした場合、脳神経回路が全開となり、無防備状態に陥るようです。書店で「ルネサンス」の「文字」を見つけると、素通りできません。

   ……気が付いたときには、『フランス・ルネサンスの人々』『ルネサンスの歴史』『ルネサンスの書簡集』『路地裏のルネサンス』という名前の文庫本や新書本が、いつの間にか家の中に収まっていました。女性が「特定ブランド」に惹かれるのと共通しているのかもしれません。

  そのため、『ルネッサ~ンス!』の髭男爵「山田ルイ53世」も好きなのでしょう。もっとも、彼と「ひぐち君」の“ほんわか”とした芸風が好きなことも確かです。お笑い芸人の90%が嫌いな筆者にしては、貴重な芸人ということでしょうか、「ひぐち君」が福岡市城南区出身ということも影響しているのかもしれません。

 実は筆者も、発音は「ルネサンス」ではなく、「ルネッサンス」なのです。

      ☆

  筆者が学生時代にもっとも影響を受けた「本」といえば、「ルソー(ジャン・ジャック・ソー)の『社会契約論』です。彼の「社会契約」の考え方は、筆者の価値観、思想、そして法解釈における最大の拠り所であり、いろいろな“問題”を考える際の大きな基準となっています。画家では、何と言っても「ルノアール」。

 建築家としては、「ルイス・カーン」が一番です。次に“世界三大建築家”の一人である「ル・コルビジェ」。他の二人の「フランク・ロイド・ライト」も「ミース・ファン・デル・ローエ」も文句なしに好きです。

  「レ音」……これは本ブログをごらんいただければお判りでしょう。文句なく“万能の天才”と言われる「レオナルド・ダ・ヴィンチ」――。「ルネサンス」同様、「レオナルド」とくればもう駄目です。そのため「レオナルド・デカプリオ」も、名前からファンになりました。次に好きな画家は、同じ「レ音」で始まる「レンブラント」です。

  この「レンブラント」と「レオナルド・ダ・ヴィンチ」、そして建築家の「ルイス・カーン」に共通しているものは「光」。                                                                     

  「ロ音」とくれば、やはり「ローマ」でしょう。これは「ロマネスク」や「ロココ」同様、「建築史の区分」でもあるのです。「ローラアシュレイ」のデザインも大好きです。(続く)

       ★   ★   ★  

 ★ヘリット・トーマス・リートフェルト(Gerrit Thomas Rietveld: 1888.6.24~1964.6.25) オランダ・ユトレヒト生まれの建築家、デザイナー。『シュレーダー邸』は世界遺産となっています。

  

 

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