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黄帝内経素問 平人氣象論篇 第十八 第二節

2012-05-19 09:18:43 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

柴崎保三著・鍼灸医学大系 ③ 黄帝内経素問 平人氣象論篇 第十八

第二節

原文

春胃微弦曰平。弦多胃少曰肝病。但弦無胃曰死。胃而有毛曰秋病。毛甚曰今病。藏眞散於肝。肝藏筋膜之氣也。

夏胃微鉤曰平。鉤多胃少曰心病。但鉤無胃曰死。胃而有石曰冬病。石甚曰今病。藏眞通於心。心藏血脈之氣也。

長夏胃微耎弱曰平。弱多胃少曰脾病。但代無胃曰死。耎弱有石(曰)冬病。弱甚曰今病。藏眞濡於脾。脾藏肌肉之氣也。

秋胃微毛曰平。毛多胃少曰肺病。但毛無胃曰死。毛而有弦曰春病。弦甚曰今病。藏眞高於肺、以行榮衛陰陽也。

冬胃微石曰平。石多胃少曰腎病。但石無胃曰死。石而有鉤曰夏病。鉤甚曰今病。藏眞下於腎。腎藏骨髓之氣也。

夏胃微曰平 東洋学術出版社素問=夏胃微曰平 鈎は鉤の略字

耎弱有石冬病 東洋学術出版社素問=耎弱有石曰冬病 曰が抜けている。

訓読

春は胃微弦なるを平と曰う。弦多くして胃少きを肝病むと曰う。但弦のみにして胃無きを死と曰う。胃にして毛あるを秋病むと曰う。毛甚だしきを今病むという。藏の眞は肝に散ず。肝は筋膜の氣を藏するなり。

夏は胃微鉤なるを平と曰う。鉤多くして胃少きを心病むと曰う。但鉤のみにして胃なきを死と曰う。胃にして石あるを冬病むと曰う。石甚だしきを今病むと曰う。藏の眞は心に通ず。心は血脈の氣を藏するなり。

長夏は胃微耎弱なるを平と曰う。弱多くして胃少きを脾病むと曰う。但代のみにして胃なきを死と曰う。耎弱にして石あるを冬病むと曰う。弱甚だしきを今病むと曰う。藏の眞は脾を濡(うる)おす。脾は肌肉の氣を藏するなり。

秋は胃微毛なるを平と曰う。毛多く胃少きを肺病むと曰う。但毛のみにして胃なきを死と曰う。毛にして弦あるを春病むと曰う。弦甚だしきを今病むと曰う。藏の眞は肺に高(のぼ)る、以て榮衛陰陽を行うなり。

冬は胃微石なるを平と曰う。石多くして胃少きを腎病むと曰う。但石のみにして胃なきを死と曰う。石にして鉤あるを夏病むと曰う。鉤甚だしきを今病むと曰う。藏の眞は腎に下る。腎は骨髓の氣を藏するなり。

 

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