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牛膝(ごしつ) 出典は「神農本草経」。別名懐牛膝。ヒユ科植物イノコズチAchyranthes bidentata Blume の根である

2023-04-26 11:31:27 | 日記

昌栄薬品

牛膝(ごしつ)

出典は「神農本草経」。別名懐牛膝。ヒユ科植物イノコズチAchyranthes bidentata Blume の根である。河南に主産する。性味は苦・酸、平。肝・腎経に入る。効能は活血、行瘀(こうお)、消腫には生で用いる。臨床応用は経閉、月経痛、癥瘕、産後瘀積腹痛、淋痛、尿血、高血圧症、喉痺、癰腫、を治す。補肝腎、強筋骨には酒製して用いる。臨床応用は寒湿痿痺、腰脊酸痛、足膝軟弱を治す。4.5g~9gを煎服する。妊婦は忌用。寒湿痿痺、腰膝疼痛、久瘧淋病にはイノコズチの茎葉を煎服する。本品はtriterpenoidsaponins(その中の sapogenin の一つは oleanolicacid である)、多量のカリウム塩、ecdysterone,inokosterone を含有する。またβ-sitosterols,stigmasterol, アミノ酸、succinic acidなどを含有する。アルコール浸出液はラットの実験性疼痛関節炎にたいして抑制作用がある。マウスの実験性疼痛にたいしてある程度の緩解作用がある。流エキスは多種の動物の子宮にたいして興奮作用があるが、少数の動物の子宮にたしてての抑制作用がある(動物の種類によって異なる)。流エキスはイヌ、ウサギにたいして一過性の血圧降下と軽度の利尿との作用があり、また心臓と腸管の収縮を抑制する。漢方医学大辞典薬物篇

 

行瘀=こうお。瘀血をめぐらせ、消散させること。漢方用語大辞典

癥瘕=ちょうか。下焦に多く発生する腹内の痞塊のこと

下焦=臍から下

喉痺=こうひ。一般に咽喉が腫痛する諸病の総称、喉閉ともいう

癰腫=ようしゅ。癰で腫を発するもの。<霊枢官鍼篇>「贊刺は直に入れ、直に出し、しばしば鍼を発して之を浅し、血を出す。是癰腫を治するをいうなり。」漢方用語大辞典

癰=よう。①六淫を外感し、あるいは膏梁厚味のものの過食、あるいは外傷感染などにより、営衛が和せず、邪熱が壅(廱は壅に通ず)し、気血が凝滞して、本病を発する。症状としては、腫れは大きく、根は浅く、赤色を呈して痛みが強く、皮は浅くて光沢を帯び、化膿しやすく、またその口はすみやかにふさがる。発病部位によって、外癰・内癰の二つに区別される。<霊枢癰疽篇>「栄衛経脈の中に稽留するときは、血泣して行らず、行らざるときは衛気之に従って通ぜず壅遏(ようあつ)して行ることを得ず。故に熱す。大熱止まず、熱勝つときは肉腐る。腐るときは膿をなす。然れども、陥ることあたわず。骨髄焦枯をなさず。五蔵傷るることをなさず。故に名づけて廱という。」⇒外癰(がいよう)、内癰(ないよう)。②ふさがること。壅に通ず。③鼻の、香臭を嗅ぎ得ぬもの。漢方用語大辞典

牛車腎気丸、折衝飲、疎経活血湯等に含まれる

クラシエ薬品 牛車腎気丸 ごしゃじんきがん (goo.ne.jp)

クラシエ薬品 疎経活血湯 そけいかっけつとう (goo.ne.jp)

 

東洋薬行 折衝飲 せっしょういん (goo.ne.jp)

効能効果

体力中等度以上で、下腹部痛があるものの次の諸症:月経不順、月経痛、月経困難、神経痛、腰痛、肩こり

価格

90包 12,800円