水分を摂り過ぎ、腸炎を起こしたお客様
渡辺武著平成薬証論 水剤 芍薬より
腸管に水滞が多くなるほど、水極まれば火となるということで、炎症が生じてきます。
腸に水枕を抱えている状態ですから、膀胱を圧迫し、冷やし、女性なら子宮を冷やします。
それに対し、自衛力である病態生理が機能して、腸壁に盛んに血液を送るために腸に炎症を起こしてくるのです。
その炎症のため『腹痛』が起きます。
冷えていれば血流が悪くなりますから、その冷えの原因の水がとれれば血液循環も良くなり、『除血』『破堅積』『逐賊血』『悪血』なども『通順血脈』して解消できます。
日本の漢方で独自に開発された腹証では、腹が立った時、直腹筋に二本棒が立つ時には、芍薬の配合処方を使います。
これを発見したのは吉益東洞先生です。
腹筋ががつる攣急は、お腹で綱引きをしている状態です。
腸管に水が停滞して腸下垂を起しているために、下に引き下げる力と上に引き上げる力が、引きつ引かれつしている姿が「芍薬腹」と言われる腹証です。
このため、結果的には桂枝加芍薬湯や小建中湯証になると、痔や脱肛という形で炎症が生じてきます。
これらの幅広い適応症も最も簡明に表現するのが、苦平の水剤という定義なのです。
このお客様は10日分を一カ月かけ服用していました、治りにくいのは当然です。
先日2週間分をお買い上げいただきました。
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税込価格
250g 8,640円
500g 16,200円
分包品1包1g入り60包3,500 円
1包60円