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黄帝内経素問 刺腰痛篇 第四十一 第四節 語句の意味

2014-09-05 07:00:00 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

黄帝内経素問 刺腰痛篇 第四十一

第四節

 腰痛俠脊而痛至頭几几然。目  欲僵仆、刺足太陽郄中出血。

 腰痛上寒、刺足太陽陽明。上熱、刺足厥陰。不可以俛仰、刺足少陽。中熱而喘、刺足少陰。刺郄中出血。

 腰痛上寒、不可顧、刺足陽明。上熱、刺足太陰。中熱而喘、刺足少陰。

 大便難、刺足少陰。少腹滿、刺足厥陰。如折不可俛仰。不可擧、刺足太陽。引脊内廉、刺足少陰。

 腰痛引少腹、控 (月に少)不可以仰、刺腰尻交者、兩髁 (月に申)上。以月生死爲痏數。發鍼立已。左取右右取左。

 

語句の意味

脊=セキ。セ→背。せぼね。脊柱。脊梁(リョウ)。物の中央の最高部「山の―」。せたけ。せい。

 

几几=きき。屈して強ばること。新・東洋医学辞書13

几几=しゅしゅ。屈して強ばること。新・東洋医学辞書13

几几=きき。こわばって重いことの形容。<傷寒論解説>。しゅしゅとも読む。

几几=しゅしゅ。短い羽の鳥が飛ぶさまを形容している。⇒項背強几几(こうはいきょうきき)

項背強几几=こうはいきょうしゅしゅと書かれているものもある。後背こわばることきき(またはしゅしゅ)とも読む。几几は項背強を形容している言葉で硬くこわばり、鳥が首をすぼめて今にも飛ぼうとしている様で緊張していることをあらわす。<傷寒論太陽病上>「太陽病、後背強ばること几几、かえって汗出で悪風する者は、桂枝加葛根湯これを主る。」

 

僵=きょう。こわばって動かないこと。仆れること。<霊枢癲狂篇>「巓疾始めて作すは、先ず反って僵す。」<素問厥論>「太陽の厥逆は僵仆し、嘔血し、善く衄す。」

仆=ぼく。バッタリと、うつぶせにたおれることである。鍼灸医学体系

 

参考 上寒下熱・上熱下寒

上寒下熱=じょうかんげねつ。寒熱が錯雑して身体上部に寒性、下部に熱性の症候を現す、または上下で異なった疾病があり上部で寒証、下部で熱証を現す。新・東洋医学辞書13

上寒下熱=じょうかんげねつ。①寒熱錯雑の表現の一つ。一つは、寒邪を上に感じて悪寒・悪心・嘔吐・舌苔白などの症状が現われるもの。一つは、寒邪が下に発して腹脹便秘・小便赤渋などの症状が現われるもの。②上下各々異なる疾病があり、たとえば上は痰飲喘咳の寒証があり、下は小便淋瀝疼痛の寒証があるなど。<霊枢刺節真邪篇>「上寒し、下熱せば先ず、其の項の太陽を刺す。」

 

上熱下寒=じょうねつげかん。寒熱が錯雑し身体上部に熱性、下部に寒性の症候を示すこと、または真寒仮熱の症候の1つ。新・東洋医学辞書13

上熱下寒=じょうねつげかん。①患者が同一時期内に、上部に熱性、下部に寒性の証候をあらわすことをさす。これは寒熱錯雑のあらわれの一つである。例えば、外感病を誤って攻下し、大いに下して止まらず、津液損傷をひきおこし、熱邪が上昇して咽喉を痛ませ、甚だしいときには黄色い痰や血痰を喀出する。寒邪が下に盛んになれば大便溏泄・四肢の冷え・脈沈遅などをあらわす。<霊枢刺節真邪篇>「上熱下寒せば、其の脈虚し、之、経絡に陥るものを視て、之を取る。気下りて乃ち止む。此れ所謂引て之を下すものなり。」②腎陽が虚して陰寒が下に盛んとなり、火が原に帰らず、虚陽が上にあがって来たもの。

 

中熱=ちゅうねつ。①胸中心中が熱すること。<素問気交変大論>「中熱し肩背熱す。」②中暑(ちゅうしょ)に同じ。

中熱=ちゅうねつ。暑さ当たりのことで、中暍(ちゅうえつ)ともいう。新・東洋医学辞書13

中暑=ちゅうしょ。暑病の急性のもの、中暍ともいう。新・東洋医学辞書13

中暑=ちゅうしょ。病名。①夏期の炎天下、暑邪に感じて発する急性病証。中暍ともいう。症状として、突然昏倒し、身熱煩躁し、気喘して話すことができず、牙関緊あるいは口が開き歯がかわき、大汗あるいは無汗、脈虚数、あるいは昏迷して醒めず、四肢抽搐する。治療は涼しい所に移し、清暑・解熱・開竅の剤を投与し、さらに針灸・刮痧(かつさ・発沙(はっさ)に同じ。)などの法を併用する。⇒中暍(ちゅうえつ)。②暑風のこと。<医碥>「中暑、あるいは暑風と名づく、中風と相似るを以てなり。」⇒暑風(しょふう)。③陰暑のこと。<時病論>「潔古曰く、静にして之を得るを中暑と為す。東垣曰く、暑を避け涼に乗じて之を得る者、名づけて中暑という。其の実二説皆是れ陰暑の証なり。」⇒陰暑(いんしょ)。

 

中暍=ちゅうえつ。中暑(ちゅうしょ)に同じ。<金匱痙濕暍病>「太陽の中暍は、発熱悪寒し、身重くして疼痛す。その脈は弦細芤遅、小便し已って洒洒(そんそん)として毛聳(そび)え、手足逆冷す。小しく労あれば身即ち熱し、口開けば前板の歯燥く、若しその汗を発すれば則ち其の悪寒甚し、温針を加うれば発熱甚し。数これを下せば淋甚し。」

 

控=こう。コウ。ヒカえる。書きとめておく。ひかえめにする。そばについている。とまっている。しばらく待つ。ひきとめる。とめる。ヒカえ。書きとめたもの。ノート。ひかえめにすること。そばで待っている<もの<ところ。ひきとめること。告げる。投げる。

控弦=こうげん。弓をひく兵〔――百万〕。

 

鍼灸医学体系(語句の解)

月に少(シャ) 季脇の下、脅を俠む両傍空軟なところをいう。脇の下の肋骨の尽きた柔軟な部分。

月に申(シン) 腰の両側脾骨(大腿骨)の上の肉をいう。

髁 <説文>には「髀骨なり。骨に従い果の声。髀(もも)と髖(こしぼね)との相接するところ、医經之を機という」と解説している。

 果とは丸い実である。踝は丸い足のクルブシ、顆は丸い頭、窠(カ)は丸い穴である。このように「カ」というコトバは丸いことを意味する。してみると髁とは亦丸い骨を意味する。髁は大腿骨のことであり、髖とは<説文>には「髀上なり。骨に従い寛の声亦髖に作る」と解説している。又<釈名>には「髖は緩なり、其の腋の皮厚くして緩なり」とある。寛は亦冎(か)とも同系でゆとりのあることである。以上いろいろな問題を総合してみると、髁とは王冰の注にもある如く腰脊の両傍の起る骨で、つまり股関節の背部の部分をいうものであろう。

 

髀=ヒ。ヘイ。モモ=股〔―肉〕

 

以月生死爲痏數

鍼灸医学体系(語句の解)

*王冰の注 「・・・・。

 月の生死を以て痏数と為すとは、月の初より円に向うを月の生と為し、月の半より空に向うを月の死と為す。死月は刺すこと少く、生月は刺すこと多きなり。繆刺論に曰く、月生じて一日に一痏。二日に二痏、漸く之を多くし十五日は十五痏、十六日は十四痏、漸く之を少くす。其の痏数の多少。此の如くなること即ち之を知る。痛み左に在るに鍼は右を取り、痛み右に在るに対し鍼は左を取る。然る所以のものは、其の脈左右尻骨の正中に於て交結するを以ての故なり」と。

 

東洋学術出版社素問【注釈】

月の生死を以て痏数と為す――王冰の説「月の初めの、これから円形に向ってゆくものを『月生』(月が生まれ育ってゆく)とし、月の半ばから(次第に欠けて)空無になってゆくものを『月死』(月が死んでゆく)とする。死んでゆく月のときには刺を少なくし、生まれ育ってゆく月のときは刺を多くする。『繆刺論篇』に、『月が生じたときには一日に一痏、二日に二痏、漸(しだい)にこれを多くし、十五日に十五痏、十六日には(死んでゆくので)十四痏、漸にこれを少なくする』といっている。その痏数の多少は、このようにして理解するのである」。

鍼灸医学体系(語句の解)

鍼を發す=・・・、鋒針(三稜鍼)を用いて体表を刺して写血を伴う短切な刺法と考えるのが妥当ではあるまいか。・・・。

 

鍼灸医学体系、漢方用語大辞典、明解漢和辞典、新・東洋医学辞書13

 

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