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好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

100%孤独のグルメ!

2025-04-03 20:10:51 | 読んだ本
『100%孤独のグルメ!』編集班・編 2024年 扶桑社
タイトルのあたまに「トリビュートブック」って付いて、サブタイトルとして「~それにしても、腹が減った…~」が付いている。
これは先月はじめころだったか街の書店で積んであるのを見つけて、そういうのもあるのか、とだけ思って通り過ぎるとこだったんだが、帯に江口寿史の文字を見つけて、衝動買いしてしまった。
その帯に「食描写の達人たちによる珠玉のトリビュート漫画+エッセイを収録!」ってあるけど、まさか江口寿史が漫画描かないでエッセイ書いてんぢゃないだろうなって不安はあったけどね。
なんで、こういうの出たのかっていうと、帯に「五郎、ついに映画化!」ってデッカく書いてあるから、それにあわせてなんだろう、そういえば去年のテレビドラマのとき、さんざ映画の宣伝してたなあと。
(ちなみに私は夜遅くまでとても起きていられない体質だから、ドラマは録画しといて翌日以降に見る、なので夜中に腹減って困ってしまうようなことにはならない。)
冒頭の原作者久住さんのインタビューがおもしろかったんで、期待はそれだけでも満たされてしまったようなとこあるが、飛ばしたりしないで順に読んでいく。
そしたら、ありましたよ本当に、江口マンガ。直前の浦沢直樹が2ページだったので、そのくらいだろうと思ったら、なんと4ページもあった、なんかうれしい。
内容は地元吉祥寺で夜遅く定食屋さんで食べるよろこびなんで、「ご近所探検隊」をちょっと思い出した、あ、いや、やっぱ「今日ははつねに行こう」のほうに近いかな。
ほかのマンガ、エッセイもおもしろくて、一読したなかでは、みんな「孤独のグルメごっこ」「五郎ちゃんごっこ」が好きななかで、カレー沢薫の「井之頭五郎を語る」は、
>五郎の 料理に関する 感想 全然 意味が わからないんだ
とか、
>それに五郎の 食い物表現って 自由なだけじゃなくて 「バカ」なんだよ(p.77)
とかって言って、それはなぜかって解き明かしてるマンガなんで、おもしろかった。
コンテンツは以下のとおり。
谷口ジロー イラストギャラリー
原作・久住昌之ロングインタビュー 「自分の土俵に持ち込める」のが『孤独のグルメ』のおもしろさ
孤人のグルメ 和泉晴紀
海に沈む町のサリサリライス 稲田俊輔
孤独のシュラダ 戌井昭人
生き抜くために、私は今日も食べるのだ 宇垣美里
孤独のランチ 浦沢直樹
吉祥寺23時 江口寿史
ある日の、孤独のグルメ 大根仁
五郎のスーツと白いシャツ オカヤイヅミ
地中海の風 小田原ドラゴン
井之頭五郎を語る カレー沢薫
ソノタの欲望 河内遙
孤独のグルメの原作者 久住卓也
イマジナリー井之頭五郎 コナリミサト
丘漁師の優雅な生活 島田雅彦
五郎とワカコ 赤羽の朝 新久千映
『孤独のグルメ』の描写力 夏目房之介
ひとりおにぎり 山崎紗也夏
チェーン店が大好きな井之頭五郎のような男 吉田戦車
さ…じゃなくて孤独のグルメ ラズウェル細木
特別対談 久住昌之×吉田類 何が楽しいのかわからないけど、何だかみんな楽しそうなお店がずっと好き
井之頭五郎 名言解説

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