村上春樹編訳 2006年発行・2013年再版 中央公論新社・村上春樹翻訳ライブラリー版
以前、村上春樹さんが集めて訳した『恋しくて』ってアンソロジーを読んだら、かなりおもしろかったので、それに先がけて出されていたという、本書を読みたくなった。
ほんとは、最初に(2006年に)出たオリジナルのやつを読みたくて、探したんだが、どこにも見当たらないので、いまでもわりと簡単に手に入る、この村上春樹翻訳ライブラリーってシリーズのなかのものでガマンすることにした。
そのかわり、新たに二篇(『波打ち際の近くで』と『ライド』)が追加収録されてるってことなので、新しい版もあながちわるいものでもない。
テーマは誕生日で、誕生日をめぐる物語であって、わりと最近のものを村上さんが集めてくれた。
村上さんは本職の作家なので、自分でもひとつ短編を書いてつけくわえている。書きたくなるんだろうな、きっと。
でも、私としては、その短編より、「訳者あとがき」のほうが好きだったりする。うん、これはいい文章だ。
収録作と著者は、それぞれ以下のとおり。
「ムーア人」ラッセル・バンクス
「ダンダン」デニス・ジョンソン
「ティモシーの誕生日」ウィリアム・トレヴァー
「バースデイ・ケーキ」ダニエル・ライオンズ
「皮膚のない皇帝」リンダ・セクソン
「ダイス・ゲーム」ポール・セロー
「永遠に頭上に」デイヴィッド・フォスター・ウォレス
「慈悲の天使、怒りの天使」イーサン・ケイニン
「バースデイ・プレゼント」アンドレア・リー
「風呂」レイモンド・カーヴァー
「波打ち際の近くで」クレア・キーガン
「ライド」ルイス・ロビンソン
「バースデイ・ガール」村上春樹
以前、村上春樹さんが集めて訳した『恋しくて』ってアンソロジーを読んだら、かなりおもしろかったので、それに先がけて出されていたという、本書を読みたくなった。
ほんとは、最初に(2006年に)出たオリジナルのやつを読みたくて、探したんだが、どこにも見当たらないので、いまでもわりと簡単に手に入る、この村上春樹翻訳ライブラリーってシリーズのなかのものでガマンすることにした。
そのかわり、新たに二篇(『波打ち際の近くで』と『ライド』)が追加収録されてるってことなので、新しい版もあながちわるいものでもない。
テーマは誕生日で、誕生日をめぐる物語であって、わりと最近のものを村上さんが集めてくれた。
村上さんは本職の作家なので、自分でもひとつ短編を書いてつけくわえている。書きたくなるんだろうな、きっと。
でも、私としては、その短編より、「訳者あとがき」のほうが好きだったりする。うん、これはいい文章だ。
収録作と著者は、それぞれ以下のとおり。
「ムーア人」ラッセル・バンクス
「ダンダン」デニス・ジョンソン
「ティモシーの誕生日」ウィリアム・トレヴァー
「バースデイ・ケーキ」ダニエル・ライオンズ
「皮膚のない皇帝」リンダ・セクソン
「ダイス・ゲーム」ポール・セロー
「永遠に頭上に」デイヴィッド・フォスター・ウォレス
「慈悲の天使、怒りの天使」イーサン・ケイニン
「バースデイ・プレゼント」アンドレア・リー
「風呂」レイモンド・カーヴァー
「波打ち際の近くで」クレア・キーガン
「ライド」ルイス・ロビンソン
「バースデイ・ガール」村上春樹
