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好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

統計のはなし・統計解析のはなし

2012-09-20 20:17:53 | 読んだ本

統計のはなし 大村平 1969年 日科技連
統計解析のはなし 大村平 1980年 日科技連
私が持ってるのは、「統計のはなし」が1990年の第54刷、「統計解析のはなし」が1990年の第20刷。きっとロングセラーというべきなんでしょう。
こないだの数理政治学、計量政治学の関連で、私が学生んとき読んでた統計の本。
数学ができない・嫌いで、いわゆる文系に進んだつもりだったのに、また数学やるとは思ってもみなかったけど。
でも、楽しいですよ、統計は。
小学生のころは、答えがひとつ・答えが明快って理由で、算数が好きだったんだけど、おとなになってからは、一見わけわかんないものを、何でも数字で表しちゃう、ってのが快感になったりしてきた。
数字を都合のいいようにだけ使ってウソついちゃいけないんだけど、誰が計算しても同じ答えっていう明快さは好きというか大事だと思う。「私はこう思う」「俺はこうだと思う」って水掛け論は意味がない。
で、この2冊は、私にとって、教科書であり、統計の世界へのガイドブックのようなものであり、いまだに「これ数字で処理したいんだけど、こういうときどうすんだっけ?」って思ったときに必要箇所を開くという意味で辞書みたいなもんであるともいえる。
もちろん、私でも投げ出さずに読めることからもわかるように、読みもんとしてもけっこうおもしろくできてると思う。
プロ野球の1シーズン、個々の対戦が26試合あるとして、18勝8敗だったら「実力差あり」(統計的に有意差あり)と言える、15勝11敗なんてのは偶然でも30%くらいはそんな結果になる、なんて例題がおもしろいから。

コメント
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