会社が成長するということは、私のような会社の場合「生産性が上がる」ことでしょう。
とても明快なことです。さらに言えば、生産されたものが滞りなく流通していくことです。この2年間は、はっきり言って、その理想とは真逆の時間でした。
でも「成長のない時間」だったのか、と問われたら「いや、貴重な時間だった」と答えます。負け惜しみでもなく、真からそう思えます。
工房で、手仕事で商品を製作する私には、ある意味いつもより時間をかけて
普段やろうとしてできなかったことにトライする時間ができたことは大きかったです。コロナとは、しばらくは共存していくことになるのでしょうが、コロナ後、私達は、お客様は何を求めるのか、その動向はどう変わるのでしょう?
物(商品)は、ますます、値段以上の価値を付けなければ売れなくなるのではないでしょうか。
何を買うかは、その人が何を考えているかに通じると思います。
先が見えない、でもいたずらに不安がっていても何も始まらないのです。手探りですが、お客様の心の「安らぎ」に辿り着けるような商品を作っていきたいと思います、おこがましいのですが、私はそんな会社を目指していきます。