鎌倉徒然草

鎌倉に住んで25年。四季折々の自然を楽しみながら、オリジナルの和雑貨の企画、製造、販売を展開しています。

蝶々

2019年07月10日 | 日記

雨上がりの、樹々がキラキラ光る庭に、蝶々が次々来た不思議な日。

じっと見ていると、器用に花の蜜を吸い続け、満足すると飛立っていく。

蝶々の飛び方って、ギザギザと細かく上下して何だか無駄っぽい、変な飛び方だ。

変というのは失礼だ、「彼ら」は真面目に飛んでいる。

きっと人も同じだ。「何でそんな生き方してるかー」なんて思う、思われることもあるわけで、

ちなみに私は、歳を重ねても変わらない頑固さで現在の仕事を続けている。

「手仕事」にこだわる私の姿は、あの蝶々に似ていると思った。

18年前、初めてトライした催事は東京日本橋の老舗百貨店だった。

売り込み、面接、サンプルを提示し、ちょっぴり不安を抱えながらも天にも昇る気持ちで挑んだ。

商品もたっぷり用意した。蓋を開けた。全く売れなかった。

世の中はヨーロッパのブランドブームの大きな波が押し寄せてきていた。

「鎌倉今村」なんて言う、全く無名の手作りの和雑貨なんて見向きもされなかった。

思い起こせば、まだまだ商品の完成度も低く、インパクトにも欠けていたと思う。

当然の結果だったのだが、撤収の日の悔しさ、むなしさを今でも忘れない。

その後も、手作りの、限りなく一点物に近い商品を売る仕事なんて続くわけはないと

周りの誰もが言った。

続かないということは、経営が成り立たないということだ。

しかし、私は「和」はブーム等ではなく、生活の中で見直され、絶対求められる日が来ると信じ

ていた、只、信じていた。

格闘の日々、綱渡りでここまで来た、命も危ぶまれる大病もした。1年後には東京オリンピック。

これからです、ここからです「鎌倉今村」(何だか選挙演説みたいですねー・・・)

 

今催事でお世話になっているアトレ川崎店の店長様から、嬉しいご提案があった。

「文庫本売り場のスペースで、季節ごとの、ブックカバーの1か月催事をやりましょう」

ありがとうございます!。19日で終われば、今度は10月ごろ「秋」版ですね。

春夏秋冬、季節感を意識したきりりとした催事が出来そうです。よろしくお願いいたします。

私どものブックカバーを、本当に愛して下さるお客様が沢山おいでです。感謝です。     

これからも甘えることなく、スタッフ一同、日々、創意工夫を重ねてまいります。

これからもどうぞよろしくお願い致します。

そして、どうか私共の成長をこの先も、ご一緒に見守って頂ければ幸でございます。

重ねて、よろしくお願い致します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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