鎌倉徒然草

鎌倉に住んで25年。四季折々の自然を楽しみながら、オリジナルの和雑貨の企画、製造、販売を展開しています。

2016年06月18日 | 日記

同じ人と一日のうちで三度会う・・・、

藤沢の売り場に立っていて、ニコッと笑ってくれた幼い女の子。

お母さんは不機嫌そうに、ぐいぐい子供の手を引いて通りすぎたのに。

休憩時間に、階段の踊り場でまた会った。

女の子は私を見て、今度は不思議そうな顔をした。

私がはにっこり会釈をすると、女の子ははしゃいで数センチ飛び上がった。

「何してるの!」

お母さんの鋭い声、

何にもしてないのに、只嬉しさを体中で表現しただけなのに・・・。

帰宅時、ホームでまたさっきの親子を見かけた。

おかあさんは大きな紙袋を下げ女の子を抱きかかえていた。

女の子は寝ているようだった、重そうー。お母さんは大変だ、

にこにこばかりしていられない。

でもにこにこしていなければ。

そっと近くまで寄って、女の子の寝顔をお母さんの後ろから覗いた。

口をぽかんと開け、汗をかいて、それでも安心しきった顔をして夢の中・・・。

『良かった』

私は何にホッとしたのだろう。

 

 

コメント
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