本棚をかたずけていると、かたずけにならない。
しばらく手にしなかった本をめくる。というより読む。
今日立ちどまって(?)しまったのは、林真理子の「年下の女友達」
林真理子の書いたものはほとんど読んでいる。
都会的、なんて陳腐な褒め言葉はこの人には似合わない。
華やかな野心を抱いた女たちを、この人ほど鮮やかに描けるひとはいない。
でも、女のもろさやけなげさを持ち合わせた女の子も、ちゃんと登場する。
「しあわせになりたい」と願う、それぞれの女たちの恋い模様。
女って、かわいい、すごい、怖い、いとおしい・・・ぜーんぶですよね。
集英社文庫です。、