鎌倉市議会議員 納所てるつぐブログ

日々の議員活動でのできごとや思ったことをつづっています。

鎌倉盆踊り

2006年08月13日 | Weblog
今日は大船方面にある学習センターで行われた、「伝統文化こども鎌倉民踊教室」をのぞいてきました。

これは日本舞踊や新日本舞踊の会を主催する講師の先生が、小中学生を対象に無料で日本の伝統文化を伝えようと文化庁委嘱事業として行っているもので、今日がその初日です。

先日、先生のお宅を訪問したときに、「民踊」(みんよう)といっても、なかなかその内容が伝わらず、受講者を集めるのに苦労していると聞いていたのです。

「民踊」というのは、民謡や盆唄などの邦楽とともに踊るもので、盆踊りもその一つです。とくに、地元鎌倉には「鎌倉盆踊り」というものがあるのですが、最近はあまり踊られておらず、先生はこれを何とか鎌倉の子どもたちに伝えたいということです。

お話をうかがっていて、「へえー。鎌倉盆踊りというものがあったのか。」と、はじめは自分の不明を恥じていました。

「鎌倉盆踊り」とは昭和8年に久米正雄や里見などの鎌倉文士が選者となり、当時の鎌倉町が町民から公募した歌をもとに作られたものです。

先生が「当選歌ですから鉄道唱歌のように長い歌詞になっている。」とおっしゃったところで、私の脳裏にピンとくるものがありました。
たしか長い歌詞の盆踊り唄を「かまくら子ども風土記」で読んだ記憶があったのです。

そのことを言うと、なんと先生のお宅にかまくら子ども風土記があるとのことで、探してみると、ありました、ありました。下巻に載っていたのです。たしかに長かった。

次の日、そんな話を、同じ市議会議員の同僚議員さんに言いましたところ、その議員さんの町内会では毎年必ず「鎌倉盆踊り」を踊っているというではありませんか。

それも、このお盆に3日間やっているというので、その議員さんの紹介で町内会長さんにお許しをいただき、昨日、その町内会の盆踊りに出席させてもらいました。
議員さん、町内会長さん、ありがとうございました!

先生のお話によると鎌倉盆踊りは歌舞伎役者の先代の坂東三津五郎丈が振付けたという踊りを、この盆踊りの会場で、実際に見せていただきましたが、ど素人の私が見てもとても品のある踊りでした。

そして、今日は民踊教室の初日です。
私が調べた資料を届けがてら会場に伺いましたら、なんとフランスから夏休みに鎌倉に来ている小学生と幼稚園生の姉弟がお母さんと鎌倉のおばあさまとともに習いに来てくれていたではありませんか。(あのテイジンのCMにでてくる女の子のようなかわいい姉弟です。)

今日のお稽古は「よさこい鳴子踊り」でした。
なんと私も成り行きでならうことに。
フランスからの生徒さんと共に、踊りました。
楽しい踊りですが、基礎もなにもない私には難しかった。
どうして、私だけみんなと違う方向を向いているのか、最後までわかりませんでした。

楽しいひとときでした。
この教室は全部で18回の予定で行われます。
たくさんの子どもたちに参加してもらい、「鎌倉盆踊り」を楽しんで欲しいものです。