埼玉県ふじみ野市の市営プールで小学2年の女子児童が死亡した事故を受け、全国の公立学校のプール3万136カ所や教委所管の公営プール2886カ所を対象にした文部科学省の緊急調査によると、
「吸排水口のふたが固定されていないプール」が38都道府県で305カ所、
「吸排水管内に吸い込み防止金具が設置されていないプール」が37都道府県で1596カ所もあったそうです。
見逃せないのはこの2点は、文部科学省がプールの安全対策として毎年通知で指導していたということ。
それにもかかわらず、悲惨な事故が起き、真夏に多くの学校、公共施設でプール使用が中止される事態になったわけです。
神奈川県内にある公立校や公営のプールのうち計10カ所が吸排水口のふたが固定されていなかったそうですし、文部科学省は吸排水口のふたを固定するだけでなく、「吸い込み防止金具」を取り付けるよう各県教委に通知しているのですが、その金具を設置していないプールは学校85カ所、公営25カ所の計110カ所あったことも分かりました。
鎌倉市内でも1箇所、吸い込み防止金具が二重になっていない学校プールがあったということで、使用を中止しました。
安全対策を施し、使用再開がいつになるのか、昼間、教育委員会に報告を求めました。
いつもだったらこのような場合、教育委員会から文教常任委員に連絡があるものなのに、今回はこちらから聞くまで、連絡や報告がありませんでした。
毎年水の事故が繰り返されている中、学校や公共のプールは安全対策に最も気を遣う場所なのに、全国的に対応が緩慢になっていたのはどういうことでしょう。
高校のとき、社会科の授業で教師が偉そうにいったことばが思い出されました。
「日本の公務員は、人が死なないと動かないものだ。だからダメなんだ」と
当時、心の中で私はその教師に反発しました。
……そういうあんたも公務員だろうが!
でも、本当に事故が起きないと動かないのだろうか。
「吸排水口のふたが固定されていないプール」が38都道府県で305カ所、
「吸排水管内に吸い込み防止金具が設置されていないプール」が37都道府県で1596カ所もあったそうです。
見逃せないのはこの2点は、文部科学省がプールの安全対策として毎年通知で指導していたということ。
それにもかかわらず、悲惨な事故が起き、真夏に多くの学校、公共施設でプール使用が中止される事態になったわけです。
神奈川県内にある公立校や公営のプールのうち計10カ所が吸排水口のふたが固定されていなかったそうですし、文部科学省は吸排水口のふたを固定するだけでなく、「吸い込み防止金具」を取り付けるよう各県教委に通知しているのですが、その金具を設置していないプールは学校85カ所、公営25カ所の計110カ所あったことも分かりました。
鎌倉市内でも1箇所、吸い込み防止金具が二重になっていない学校プールがあったということで、使用を中止しました。
安全対策を施し、使用再開がいつになるのか、昼間、教育委員会に報告を求めました。
いつもだったらこのような場合、教育委員会から文教常任委員に連絡があるものなのに、今回はこちらから聞くまで、連絡や報告がありませんでした。
毎年水の事故が繰り返されている中、学校や公共のプールは安全対策に最も気を遣う場所なのに、全国的に対応が緩慢になっていたのはどういうことでしょう。
高校のとき、社会科の授業で教師が偉そうにいったことばが思い出されました。
「日本の公務員は、人が死なないと動かないものだ。だからダメなんだ」と
当時、心の中で私はその教師に反発しました。
……そういうあんたも公務員だろうが!
でも、本当に事故が起きないと動かないのだろうか。