コミヤマスミレ ^-^。
福島県以西の太平洋側の山地に自生する希少種です。
地元山口県では、寂地山等で知られていますが
個体数はわずかですね。
んで、写真の株は実は本州の西の西(下関市)で発見しました。
新産地で間違いないでしょう。
近年、長崎県でも発見されたようですから
探せば見つかる可能性はあるでしょうね ^-^。
詳しい自生地については絶滅危惧種故に書けませんが
自生地ではジャゴケと同居していて
非常に見つけにくいです。
まず人が入るような場所ではないけれど
毎年減っているような気がします。
特徴的な葉。
とっても小型。
コミヤマスミレの最大の特徴は開花時期の遅さ。
数あるスミレの中で、もっとも遅い部類で4月下旬に咲き始めます。
ところが当自生地の株は毎年4月に入ってすぐに咲きます。
また、他の自生地の株よりも小型
(これは環境によるものかもしれません)
そのようなことで、少しタイプが異なるのかなあと思って
観察を続けているところです。
なかなか報告はできないけれど
地元にも知られざる野草がたくさんあります ^-^。
ということで!
栃の葉書房様「趣味の山野草6月号」では
大好きなスミレについて書かせていただきました。
コミヤマスミレについても少しだけ。
今年は開花時期にコロナ自粛で
見に行けなかったのが残念でなりません。