☆映画の旅の途中☆

色んな映画をどんどん観る旅

『グランド・ブダペスト・ホテル』(2013)

2014年06月09日 | 西洋/中東/アジア/他(1990年以降)
『グランド・ブダペスト・ホテル』(2013)

監督:ウェス・アンダーソン
ムッシュ・グスタヴ・H:レイフ・ファインズ
ミスター・ムスタファ:F・マーレイ・エイブラハム
セルジュ・X:マチュー・アマルリック
ドミトリー:エイドリアン・ブロディ

【作品概要】
格式高い高級ホテルを取り仕切るコンシェルジュと、彼を慕うベルボーイが繰り広げる冒険を描いた群像ミステリー。常連客をめぐる殺人事件と遺産争いに巻き込まれた二人が、ホテルの威信のためにヨーロッパ中を駆け巡り事件解明に奔走する。(Yahoo!映画より)

【感想レビュー】@theater
どこから書けばよいのか分からないが…、結論から言うと、面白かったです

でも、大好きだー!って思うところと、うーん…好みでない…
って思うところが一つの作品にも関わらず、数多く混在して、目まぐるしかった…というのが正直なところです。
高速紙芝居を、ほとんど息つく暇もなく観た…!!という感じ。

確かに圧倒的な世界観に、どこを切り取っても画になるデザインでした。
画の事でいうと、やはり印象的なのは左右対称、シンメトリーです。
これは、ベルサイユ宮殿に代表されるような、ヨーロッパ人の美的感覚だと思うのですが、遠近感を感じれば良かったのですが、この映画では、きっとあえて表面的な画にしているので、それが高速で展開された時に、思わず酔ってしまったのです…

情報量の多さに、半ばイライラしたりもしたりして…

なんでしょう…スクリーンに向かって左斜めの角度で観ていたからかもしれません…。(真ん中に座れば良かった…)

しかしそうかと思うと、見応えたっぷりの衣装にウキウキしたり、シュールな台詞のやり取りにワクワクしたり、指が跳んで、ヒッ!ってなったり、移民の悲哀にハッと胸を突かれたり…。

何なんだ、もう完全にコントロールされている…

うーむ!ってなったところで、今度は高速ソリ滑り!!
カタルシスが半端ないです。

エンドロールの音楽とコサックダンスをするおじさんが可愛かったです

情報量が多過ぎて、もう一度観なきゃ分かっていないところが多々ありそうですが…こんな感じでした