『恋物語』(2015)
【作品詳細】
韓国 / 2015 / 99分 / 監督:イ・ヒョンジュ(LEE Hyun-ju)
美術大学院生のユンジュは、修了制作展のための素材を探すために入った店でジスに出会う。その後、コンビニで偶然再会した二人はつき合い始める。やがて、ユンジュはすっかりジスに魅了されてしまう。それは男性との付き合いでは感じられなかった感情だった……。イ・ヒョンジュが韓国国立映画アカデミー(KAFA)の卒業制作として監督したこの長編第1作は、女性二人の間に展開されるラブ・ストーリーを奇を衒うことなく真正面から描いた作品だ。二人のヒロインの微妙な感情の動きを見事にとらえる手腕はイ・ヒョンジュの才能を十分に感じさせる。チョンジュ映画祭の韓国映画コンペ部門で最優秀賞を受賞。サン・セバスチャン映画祭でも上映された。

【感想レビュー】@東京フィルメックス
11/24(木)、コンペティション部門の1本。
この日は雪☃️でしたが、もちろん楽しみに出掛けました
前日の初回上映と同様に韓国映画。『私たち』が子ども達を描いた作品なのに対し、こちらは大人の女性を描いたかなりアダルトな内容でした👀
Q&Aで監督は、女性同士の同性愛の作品は、韓国ではまだまだ…と仰っていましたけど、日本もまだまだです…と内心思いました。
それだけに、かなり真正面から描かれた内容に驚くと同時に、監督すごいなぁ…
とも思いました。
また、とても丁寧な描写から、二人の間の愛情がいわゆる一般的な男女の恋愛と変わらないのだというメッセージや、同性愛ならではの周囲の理解を得難いという問題も、シンプルに受け取ることができました。
ジスは父親に打ち明けられず、周囲にも公言してはいないような描写がある。ユンジュの方は、男友達に打ち明け、彼はその事を驚きはするもののごく普通に受け入れるなど、周囲の受け取り方も、様々な立場で様々な温度があり、リアルに描かれていました。
美術大学院生ユンジュの目を伏せて微笑む控えめな表情が印象的で、一方、呑み屋で働いているジスの意志の強い眼差しも魅力的でした
メインの二人の女優の表情のグラデーションが素晴らしくて、グイグイ引き込まれました。
全般から中盤にかけての恋のホクホク期は特に楽しかったです

また、監督もチラリとご出演されていたと思います
Q&Aの様子

【作品詳細】
韓国 / 2015 / 99分 / 監督:イ・ヒョンジュ(LEE Hyun-ju)
美術大学院生のユンジュは、修了制作展のための素材を探すために入った店でジスに出会う。その後、コンビニで偶然再会した二人はつき合い始める。やがて、ユンジュはすっかりジスに魅了されてしまう。それは男性との付き合いでは感じられなかった感情だった……。イ・ヒョンジュが韓国国立映画アカデミー(KAFA)の卒業制作として監督したこの長編第1作は、女性二人の間に展開されるラブ・ストーリーを奇を衒うことなく真正面から描いた作品だ。二人のヒロインの微妙な感情の動きを見事にとらえる手腕はイ・ヒョンジュの才能を十分に感じさせる。チョンジュ映画祭の韓国映画コンペ部門で最優秀賞を受賞。サン・セバスチャン映画祭でも上映された。

【感想レビュー】@東京フィルメックス
11/24(木)、コンペティション部門の1本。
この日は雪☃️でしたが、もちろん楽しみに出掛けました

前日の初回上映と同様に韓国映画。『私たち』が子ども達を描いた作品なのに対し、こちらは大人の女性を描いたかなりアダルトな内容でした👀

Q&Aで監督は、女性同士の同性愛の作品は、韓国ではまだまだ…と仰っていましたけど、日本もまだまだです…と内心思いました。
それだけに、かなり真正面から描かれた内容に驚くと同時に、監督すごいなぁ…

また、とても丁寧な描写から、二人の間の愛情がいわゆる一般的な男女の恋愛と変わらないのだというメッセージや、同性愛ならではの周囲の理解を得難いという問題も、シンプルに受け取ることができました。
ジスは父親に打ち明けられず、周囲にも公言してはいないような描写がある。ユンジュの方は、男友達に打ち明け、彼はその事を驚きはするもののごく普通に受け入れるなど、周囲の受け取り方も、様々な立場で様々な温度があり、リアルに描かれていました。
美術大学院生ユンジュの目を伏せて微笑む控えめな表情が印象的で、一方、呑み屋で働いているジスの意志の強い眼差しも魅力的でした

メインの二人の女優の表情のグラデーションが素晴らしくて、グイグイ引き込まれました。
全般から中盤にかけての恋のホクホク期は特に楽しかったです


また、監督もチラリとご出演されていたと思います

Q&Aの様子
