かけっこ倶楽部

ランニングを楽しむ仲間のぶろぐ

歴史街道丹後100Kウルトラマラソン

2007-09-23 09:22:48 | 近況報告

歴史街道丹後100Kウルトラマラソン大会を完走してきました。

 かけっこ仲間の皆さんお元気ですか、Moriです。

 THさんから投稿を依頼され初めてのブログです。最初からそのつもりでいればカメラを持っていったのですが、景色が載せられなく残念!!

 9月14日22時35分、浜松町発舞鶴行きの高速バスに乗り込む、ランナーは1人位乗り込んでくるかと思っていましたが誰もいません。バスで行く人なんかいないようですね。

9月15日6時35分ほぼ定刻で福知山に到着、よく眠れませんので頭はボー、8時間はきついです。

北近畿タンゴ鉄道の福知山駅発6時57分の列車にて会場がある網野駅に向かいました、一両編成のローカル線の車窓からは素晴らしい眺めが展開して行きます。

実は高速バスを利用したのも、この鉄道に乗りたかったからでした。

途中、宮津駅で路線を乗り換え日本三景の一つ「天橋立」を経て網野駅に着いたのは10時57分、少し早すぎたようです。送迎バスは未だ運行していません、会場まで約2kですが仕方がないので歩く事に。

台風の影響か暖かい湿った空気が流れ込みしかも太陽はギラギラと照りつけ汗だく、歩いている人なんて居ませんね。道端には歓迎の旗が随所に立てられており歓迎ムードで溢れていました。これだけが救いでした。会場は準備中、早々と受付を済ませ、またまた歩きで旅館に。万助楼という旅館で100年の歴史があるそうです、館内は龍宮城の雰囲気を漂わせていますので自分は浦島太郎になった気分です。チェックインまで時間があるので荷物を預け仕方なく近くの名所まで散歩、それでも往復4k、結局今日一日で8k位歩いた事になってしまいました。旅館に着いた時Tシャツ半ズボンはビショビショでした。

目の前に日本海が一望見渡せる温泉に浸かり、疲れもすっ飛びました。部屋に戻り明日の準備も一段落、レースの作戦を描きながらうとうと一眠り。

そうこうしていると同宿のメンバーも到着、千葉県の屋良さん、飯島さん、大阪府の杉江さんの4人相部屋です。夕食は完走を目指して乾杯の音頭、マラソン談議で和気藹々。

9月16日2時起床、気が入っているのか眠くありません、朝飯も2杯お替り、普段では考えられないですね。3時、旅館の車で会場に向かう、天候を確かめるため夜空を見ると、都会と違い星がキレイに輝いていました、これほど沢山の星を見るのは久しぶりです。

会場にはランナーを乗せた車が続々集まってきます、その度に気合が入ってきます、ヨーシ頑張るぞ。

4時30分、京丹後市長の号砲で800余名のランナーがゴールを目指し暗闇の中に消えていきました、気温は24か5度ぐらいでしょうか、かなり湿気があります、日が出てきたら相当キツイだろうな。

コースは峠越えが3箇所あります、最初の峠越えは7k地点の七竜峠、150m上り一気に下ります。久美浜湾を折り返してから39k地点で再びこの峠を通ります。峠越えも歩くことなく60k地点までは粗キロ6分で順調に走りました。

とにかく大変蒸し暑くエイド毎に水やスポーツドリンクばかりで食べ物が喉を通らず、エネルギーの補給としては黒砂糖ばかりかじっていました。

ここからこのコース最大の難所、碇高原の峠越えです、10k続き420m位上ります。このあたりから徐々に疲れもたまりスピードも落ちてきました。上りは殆ど歩き、思い出したように走りのパターン、もう疲労困憊ですが何とか峠に到着、やれやれです。

これより一気に下りです、下りも疲れている体にはかなりきついですね。下りきった所が80k地点になりますこの時点で完走もみえてきますので気分も軽やかになりました。これで完走報告が出来る、良く此処まで来れたものだ等と色々思いを回らします、ここまで来るともう体は惰性です。

90k地点、ゴールタイムを予測すると11時間30分以内で完走できるかもしれない。最後の力を振り絞りエイドステーションにも立ち寄ることなく一気にゴールを目指しました。この辺に来ると声援も「お帰りなさい」、「もう少しだ頑張れ」とかになります。声援には何故か込み上げてくるものがあります。

これまでサポートして下さった方々に感謝の気持ちでフィニッシュテープを切りました。

記録は私の時計で11時間22分

旅館ではレースの反省などで盛り上がりました。

今回始めての参加です、気象条件、コースともに厳しかったですが素晴らしい自然に恵まれたコースです、またエイドステーション、ボランティア、応援の方々の持て成しも素晴らしく、また何時の日にか参加しようと思いました。