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「ブラックペアン」の中のオマージュ、パロディ、小ネタ

2018年06月25日 | ドラマ


「ドラマの中に過去のドラマをぶち込む」という手法があります。堤幸彦監督あたりが多用して広まった気がします。

オマージュ、リスペクト、パロディ、小ネタ、パクリなどと呼ばれます。オマージュ(フランス語)とリスペクト(英語)は尊敬という意味です。

ブラックペアンの中にも「数々のオマージュ」があります。が、、、日本のドラマを最近あまり見ていない僕には、それを全て指摘することはできません。

思いあたるものだけを少しだけ書きます。

1、必殺仕事人の歩き方 または「オペンジャーズ」

第5回ですね。小さな女の子の手術が失敗しかける。小泉が廊下に飛び出し、二宮を探す。二宮と猫田が廊下を向こうから並んで歩いてくる。すぐに小泉もそこに加わり、三人で横になって歩いて手術室を目指す。そのシーンが「スロー」になります。人間が横になって並んで目的地に向かって歩く。完全に「必殺仕事人」だと思います。

二宮、猫田は手術職人であり、つまりは「仕事人」です。この二人が「職人」であることを明確に表したシーンです。小泉くん(タカシナ)が「仕事人」になりつつある、といことも表しているでしょう。

もっとも調べると元は「アベンジャーズ」らしいのです。あんな歩き方をアベンジャーズはしなかったと思うけど?

2、手術シーンの「戻ってこい」

最終回です。佐伯教授に対して、手術室にいる全員が叫びます。ただこれは「あまりに多く使用される手法」なので、何のオマージュかは分かりません。
わたしが最初にこの言葉を聞いたのは、たぶん「振り返ればヤツがいる」です。三谷さんの初期作ですね。

3、助けてください。

あまりに有名な「世界の中心で愛を叫ぶ」の「助けてください」。佐伯教授の第二回目の手術(三回あるのですが)で黒崎准教授が叫びます。執刀医は小泉くんです。がその後遠隔操作によって二宮が教授を助けます。

「助けてください」は「助けられない状況における絶望の言葉」だとは思いますが、このドラマの場合、二宮くんは「本当に助けて」しまいます。

4、できちゃうんだよ。東城大はできるんだ。

二宮君のセリフです。

何のオマージュかは分からないし、俺はできるんだ、を二宮くんがその場で「東城大はできるんだ」に変えた、らしいのです。でもオマージュっぽい言葉です。

5、論文の小ネタ   ネットで調べると論文に小ネタが沢山あると書いてあります。



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