散文的で抒情的な、わたくしの意見

大河ドラマ、歴史小説、戦国時代のお話が中心です。

昭和は本当に良い時代だったのか。

2016年08月07日 | ドラマ
結論から書くと、良い時代じゃありません。

戦前は当然として、高度成長期だってダメです。なにしろ公害がひどすぎた。政治もひどい。金権腐敗が当然の体制でした。

昭和が良かったという人がいますが、自分が若かったからだと思います。私だって若くはなりたい。でも、若くなるなら、昭和ではなく、今の時代で若くなりたいと思います。

先ほど、公害の問題は書きました。人情が厚かったなんても幻想です。私は比較的「幸福な子ども時代」を過ごしましたが、人の心が温かったなんで思い出はありません。逆に冷たかった思い出ならあります。

貧困に起因する犯罪が多い。差別がまかり通っている。少年による殺人事件だって、過去の方がケタ違いに多いのです。貧困に起因する少年犯罪ですね。少年犯罪(殺人)が増えたってのは幻想で、数を調べればすぐに現実が分かります。

生活を考えると、(東京の話)

水がまずい。カルキの匂いがする。
停電がある。一般の家では、蛇口をひねるとお湯がでる、なんてことはない。
だいたい風呂がない家も沢山ある。
たまに水さえ止まる。ガスだけは何故か止まらない。

昭和45年ごろまで、一般的にTVは白黒だった。カラーテレビは異常に高かった。むろん録画装置なんてない。クーラーも大金持ちの家にしかなかった。

TVに絞ると、地上デジタルになるまでは、「なんとなく二重に映っている」のが当然で、今の画面を見慣れたら、もうあの時代の映像なんて見るのは苦痛になります。

パソコンも当然ない。パソコンという言葉がない。ずっと後になってマイコンという言葉ができる。ネットなんて当然ない。調べものは大変です。

パソコンが家庭に入ってきたのは1995年以降で、本格的に入ってきたのは2000年以降です。1995というのは明確で、ウィンドウズ95が発売された年です。ちなみに初期のネット回線は電話回線でした。異常なほどに遅い回線です。

携帯電話なんてあるわけない。まあ、私は電話嫌いなので、携帯電話は必要ないのですが。

とにかく今よりずっと暗い時代です。貧乏くさくて暗いのです。「かぐや姫の歌」の世界です。「かぐや姫」は音楽バンド名です。赤ちょうちんで有名です。

昭和に戻りたいなんて気持ちは、私には全くありません。ただ年が若くなるなら、我慢してあの時代に戻ってもいいかなとは思います。相当の我慢が必要です。



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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2018-01-19 16:36:20
昭和が良かったのは、今と比較してよかったのではなくて、いつもそれぞれの年代でその少し前に比べて良くなったと感じる事が続いたという事なんだと思う。 
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