乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント
(テレビ・ラジオ・イベント・リリース)
12月30日(土) [舞台] 若月佑美出演の舞台「スマートモテリーマン講座」東京公演千秋楽 in 天王洲 銀河劇場 (開演13:00)
12月30日(土) [地デ] 17:30〜TBS『第59回輝く!日本レコード大賞』。乃木坂46「インフルエンサー」が「優秀作品賞」に選ばれ、大賞にノミネート。欅坂46「風に吹かれても」とAKB48「願いごとの持ち腐れ」の同じく受賞
12月31日(日) [地デ] 19:15〜23:45『第68回NHK紅白歌合戦』に乃木坂46が出場
12月31日(日) [地デ] 23:45〜元日05:00 TBS『CDTVスペシャル!年越しプレミアムライブ2017→2018』
01月01日(月) [地デ] 18:00〜21:00 テレビ朝日『芸能人格付けチェック!これぞ真の一流品だ!2018お正月スペシャル』に、乃木坂46から生駒里奈、生田絵梨花、白石麻衣が出演
12月25日(月)に、「チームスマイル 豊洲PIT」で行われた生田絵梨花の初ソロライブ『MTV Unplugged : Erika Ikuta from Nogizaka46』、素晴らしかったですね。
圧巻の歌唱力や、豊かな情感表現が魅力的というだけでなく、最初は緊張で声が震えながらも、プレッシャーを乗り越え、何かを掴んでいく姿に、強く心を打たれました。
私がいくちゃんを初めて認識したのは、4枚目「制服のマネキン」選抜のフロントとしてでした。
そして、『乃木坂って、どこ?』で、凄まじい出し巻き卵を作り(笑)、『MUSIC FAIR』の「君の名は希望」ではピアノを弾き、音楽に、バラエティに、多方面で活躍する、才能と意欲に溢れたメンバーだと感心して、ずっと応援するようになった。
そもそも、『ジャン・アレチボルトの冒険』を、乃木坂ブログとして本格的にスタートさせたのは、以下の記事で述べたように、6枚目「ガールズルール」選抜において、生田絵梨花が1列目を外されたことが出発点です。
最後に、自分にとって思い出深い記事を、一つ紹介して終わりにします。
乃木坂各論第1話、生田絵梨花 ~ 天才少女がやって来た!
「乃木坂って、どこ?」での、「ガールズルール」選抜発表の際、フロントを外された生田絵梨花が、唇を噛み締めながら、空を睨みつけている姿を見て、何としてでも、この子を応援してあげたい、この子の素晴らしさを、多くの人に伝えたいと感じて、書いた記事です。
この記事を書いた時、自分は、乃木坂46のファンになったのだと思っています。
「乃木坂の風 04Apr14 ~「乃木坂の風」終了のお知らせ」より
あれから5年近くが経ちますが、最初の神宮ライブにおける、休業明けいきなりの「何度目の青空か?」生歌ソロを観客席で聴き、最初の主演舞台『虹のプレリュード』を天王洲銀河劇場で観劇し、親戚である音楽プロデューサー故佐久間正英氏とのコラボを個人PVとNHKの特集番組で追い、AKB紅白での渡辺麻友との「君の名は希望」をYouTubeでチェックし(笑)、コゼット役で出演した『レ・ミゼラブル』を帝国劇場で鑑賞し、N響とのコラボコンサートをテレビで視聴するなど、いくちゃんが大きくステップアップする瞬間を、何回も目撃してきました。
その時間の重みなのか、MTVの初ソロライブは、生田絵梨花の緊張や思い入れが、ダイレクトに心に流れ込んでくるかのようで、視聴者として楽しむ余裕がない程、感情が揺さぶられて、まるでジェットコースターに乗ってるような気分でした。
そして、何回か、自分の心臓が口から飛び出そうなる場面があって、番組が終わって、しばらくグッタりしてしまいました(笑)。
ただ、プレッシャーを撥ね退けて、果敢に前に進む姿に、ファンとして心揺さぶられただけでなく、録画を何度見返しても、観るたび、聴くたびに、新しい発見があり、生田絵梨花のMTVソロライブは、本当によく作り込まれた、中身の濃いコンサートだったのだと思います。
本人が最新ブログで
自分でセトリを考えるとこから
アレンジの相談、音の返しの調整など
こんな密に話し合うことも初めてで
なんて大変な作業なんだって思ったけど楽しかった!
(生田絵梨花の2017/12/27_20:00ブログ)
と述べていますが、確かに、ソロコンサートを開くのは、並大抵のことじゃなく、それ故に、アーティストを大きく成長させるのだと、よく分かりました。
家入レオや藤原さくらのライブに行ったことがあるんですが、ソロ活動のアーティストって、本当に凄いなあと、あらためて感心しました。
今日は、いくちゃんのMTVアンプラグドライブが、どんな感じだったか、披露した曲やMCの一部を紹介してみようと思います。
来年1月28日(日)午後7時から、MTV JAPAN がディレクターズカット版を放送するそうで、そこへの期待を高められればと。
私は「スカパー」の回し者ではないですが、この番組は、観ないとマジで損でしょう(笑)。
では、まず生田絵梨花の登場シーンから。
(表1) オープニング
凡例
[ステージ番号 演奏開始の録画時刻_実時刻] 演奏時間 (CD音源での演奏時間) 曲名
収録CDまたは出典映像作品
オリジナル歌手
#「演奏開始の録画時刻」は番組開始時刻を「00:00:00」とした場合の演奏開始時刻。予約録画のHDを再生するときに役立つ時間表現
#「実時刻」は、開催日午前零時を「00:00:00」とした場合の演奏開始時刻
#「Overture」以外はすべて生田絵梨花がソロで歌唱
番組開始 2017/12/25(月)19:00
[00番目00:00:17_19:00:17] 1分03秒 Overture
生田絵梨花登場前のバンドによる生演奏
[01番目00:01:26_19:01:26] 4分03秒 (3分47秒) 私、起きる。
乃木坂_10th「何度目の青空か?」C/W
高校生ユニット:生田絵梨花(センター)、川後陽菜、齋藤飛鳥、斎藤ちはる、中元日芽香、樋口日奈、星野みなみ、和田まあや、北野日奈子、堀未央奈
[02番目00:05:40_19:05:40] 4分55秒 (4分15秒) 僕が行かなきゃ誰が行くんだ?
乃木坂_09th「夏のFree&Easy」C/W
他の星からユニット:伊藤万理華、井上小百合、斉藤優里、桜井玲香、中田花奈、西野七瀬(センター)、若月佑美
========== 最初のMC ==========
何が凄いって、演奏時間がフルバージョン仕様になっていて、4分、5分のステージに立って、一人ですべてを歌い切るわけです。
FNS歌謡祭などの音楽番組では、通常、2分半のテレビサイズか、長くても3分ですから、歌手に掛かる負担が桁違いになってくる。
しかも、1曲目「私、起きる。」は、CD音源の演奏時間が3分47秒に対して、今回のステージでは4分3秒と長くなっている。
また、2曲目「僕が行かなきゃ誰が行くんだ?」も、CDが4分15秒なのに、4分55秒も演奏している。
曲のテンポが変わっただけでなく、アコースティックライブということで、ライブオリジナルの「アレンジ」を加えていて、それを聴くだけでも価値がある。
この後も、ほとんどの曲が、CD音源より長い演奏時間のステージで、6曲目「二人セゾン」に至っては、1分以上も長尺の、MVより時間を掛けた構成になっています。
もう、尋常ではない労力が投入されていて、こういった「アレンジ」にも、生田絵梨花が心を砕いたことを考えると、もちろん、バンドスタッフの助けは大いにあったと思いますが、とんでもなくハイレベルなことをやってのけたことが分かります。
ただ、歌唱という点に関して言えば、1、2曲目は、極度の緊張から、いくちゃんにしては、やや音が不安定な部分があって、のし掛かっているプレッシャーの大きさが、ひしひしと伝わってきました。
2曲歌い終わってから、初めのMCが入りますが、そこで本人が言及したように、伝統あるMTVアンプラグドライブということで、観客にはドレスコードがあり、ペンライトも、推しタオルもなしで(笑)、雰囲気が乃木坂ライブと全然違う。
しかも、アンプラグドライブ始まって以来のテレビ生中継で、多分そのためだと思いますが、観客は声を上げてはいけないようで、いくちゃんが何を言っても、クスクス笑いすら起こらない。
人生初のソロライブが、出ることが一流の証とさえ言われる『MTV Unplugged』である上に、目の前には、声を出せない大勢の観客が、静かに、ごく静かに、息を潜めて、自分を見つめている(笑)。
そりゃあなた、緊張しない方がどうかしてますよ、こんな状況。
で、MCを続けているうちに、心の中で何かが限界を越えたのか、そわそわし始め、次のようなことを美しい高音ボイスでしゃべりながら、ステージ上でくるくる回り始めます(笑)。
いや〜、皆さん静かですね〜
そうだよね、そうですよね
あの、普段、結構、声援が飛び交っているのに慣れているので
ああ、なんか凄い
もうどうしようって感じです、私、今
ああ、どうしよう、どうしましょう!どうしよう!どうしよう!
ねえ、なんかこんな、いやもう信じられないです、なんか
アンプラグドライブで、生中継もされてて
今ここに立ってるのが、半分ちょっとまだ
夢見心地みたいなところがあります
いくちゃん!大丈夫かーーあ!?と、叫びそうになった。
しかし、さすがは生田絵梨花、声はダメでも、挙手はOKとばかり、観客に向かって、この曲は知ってますか?、乃木坂ライブでのソロステージを観たことありますか?、と次々と質問を発し、その都度手を挙げさせ、静かなる客から何とか反応を引き出す作戦に打って出ます(笑)。
まあ、人気の高いチケットを手に入れて、会場に来ている人は、ほとんどが乃木坂ファン、しかも「精鋭部隊」と言っても良い方々だと思うので、質問に対して、多くの手が挙がります。
そして、それを見たいくちゃんのテンションも上がって、気持ちも落ち着いていくわけです。
この挙手作戦に手応えを感じたのでしょう、後半のMCでは、『アナと雪の女王』を観たことがある人?という、もう挙手させたいだけやろ、それ?的な質問まで出てきます(笑)。
ただ、自分の気持ちを戻すにはどうすれば良いのか、その場で模索して、短時間で方法を探し出すあたりに、生田絵梨花の凄さを再認識させられました。
歌の準備に気を取られて、MCは1回も確認しなかったと、壮絶なことを告白してましたが、ソロライブでは、ステージ以上にトークが負担になるようで、良い経験になったかもしれません。
しかし、普通のライブなら、「アンプラグド、盛り上がっていくぞ〜!」とか、「アリーナ!元気残ってるか〜?」が使えるので(笑)、ここまで大変ではないと思いますが。
最初のMCのあと、次は「卒業」にまつわる2曲を歌います。
(表2)「卒業」のコーナー
[03番目00:16:07_19:16:07] 5分22秒 (5分00秒) 君は僕と出会わない方がよかったのかな
乃木坂_11th「命は美しい」C/W
11thアンダー:中元日芽香(センター)
[04番目00:21:41_19:21:41] 3分43秒 (3分46秒) ないものねだり
乃木坂_16th「サヨナラの意味」C/W
橋本奈々未ソロ
========== 2番目のMC ==========
先日、乃木坂46を「卒業」した中元日芽香がセンターを務めたアンダー曲「君は僕と出会わない方がよかったのかな」を歌いながら、途中、目が潤み始めます。
さらに、橋本奈々未ソロの卒業曲「ないものねだり」でも、涙がさらに溢れていく。
歌は大分安定してきたものの、涙で、ときどき声が少しかすれるシーンがありました。
歌い終わっての2回目MC冒頭、「色んなことを思い出しました」。
もともと生田絵梨花の歌は、詞に合わせて、驚き、切なさ、喜びの表情を入れる、演劇的な歌唱が特徴だけど、思わず感極まって、涙が溢れるといったシーンは、あまり観たことがなく、ちょっとびっくりしました。
やはり、中3組として、長年とくに仲の良かった中元日芽香がグループを去っていくことは、相当にツラい出来事なのだと思います。
確かに、仕事が超多忙で、学校生活に時間が割けない中、乃木坂で、いつも側に居てくれたひめたんは、自分を支えてくれる、本当の親友だったのかもしれません。
今回のソロライブ、生田絵梨花の歌唱に、自分の内面から滲み出てくる感情が加わったことは、大きな前進だと思います。
歌詞に書かれたキャラを演じるだけでなく、その歌と自分との個人的なつながり方が、表現に反映されると、より深みのあるステージになる。
実際、「君は僕と出会わない方がよかったのかな」と「ないものねだり」は、歌そのものを越えて、それを歌っている生田絵梨花の心に触れたような気になる、聴き応えのある歌唱でした。
演歌っぽい風味というと、伝わらないかもしれないけど、今までカラリと明るかった、いくちゃんの表現世界に、陰影を持つ、何か重みのあるものが加わり、より大人のテイストに仕上がってきた、そんな印象です。
次の2曲はカバーということで、「右肩」と「二人セゾン」ですが、この欅坂46の表題曲は、メロディーの良さに惹かれて選んだものの、いざ歌ってみると、
すご〜い難しくて
何日も悩んだと、曲前トークで吐露します。
本人は、難しかった点として、歌詞の解釈を挙げていたけど、それに加えて、声域やブレスといった歌唱テクニックの面でも、かなりハイレベルなものを要求される曲だったと思います。
(表3)「カバー」のコーナー
[05番目00:27:51_19:27:51] 5分03秒 (5分00秒) 右肩
前田敦子_2nd「君は僕だ」C/W
前田敦子ソロ
[06番目00:33:03_19:33:03] 5分44秒 (4分46秒) 二人ゼゾン
欅坂_3rd表題
3rd選抜:平手友梨奈(センター)
========== 3番目のMC ==========
「右肩」は、前田敦子が自身の「卒業」コンサートで歌ったソロ曲で、杉山勝彦さんが作曲されています。
乃木坂ファン的私的楽曲史観から言えば(笑)、以下のように、「君の名は希望」誕生に至るまでの過程に登場してくる曲です。
乃木坂の風 21Jun13 〜 「君の名は希望」を作ったのは誰か
生田絵梨花が「右肩」を聴いたのは、少なくとも私は初めてですが、この歌唱は本当に素晴らしくて、聴き惚れてしまいました。
いくちゃんの歌声には、可愛らしさというか、人懐っこさというか、そういう親しみやすいテイストが含まれていて、聴くものの心にスーっと入ってくる心地良さがある。
前田敦子が本当に歌うことを想定して作った曲なので(笑)、比較的、音域が狭く、歌いやすのは確かなんですが、いくちゃんの声の魅力が存分に発揮され、うっとりする出来でした。
MCで、よく歌っていると述べていて、歌い慣れている節もあり、曲を完全に自分のものにしている感じです。
しかし、次の「二人セゾン」は、今回のソロライブで、最大の「激戦」区だった。
ゆったりとした出だしのパートは、声量がアップしたせいか、最近、頓に美しさを増してきた生田絵梨花の高音が冴え渡る、素晴らしい歌唱だった。
ただ、乃木坂や欅坂の表題曲は、複数で歌うことを前提にしているので、ソロ曲より音域が広い。
しかも、ダンス曲となると、そもそもメンバーが歌うことを想定していないのではと疑いたくなるくらい(笑)、低音から高音まで縦横無尽に使っている場合がある。
「二人セゾン」は、その典型例のような曲で、まず低音パートが、今のいくちゃんには低過ぎて、かなり苦しんでいました。
さらに、高音パートも、「二人セゾン、二人セゾン」と連呼する部分は、ソロですから、ブレスなしで歌い続けなければならない。
それでも、何とか声を出して、広い音域をカバーしていたけど、終盤フィニッシュに向けてテンポが速くなり、追い込むような「二人セゾン、二人セゾン」が始まると、声が付いて行かず、ギリギリの戦いを強いられている感じだった。
息継ぎなしで畳み込むような高音パートの連打に、観ているこちらまで息苦しくなった(笑)。
この曲をソロで完全にこなせる女性歌手って、そうそういないんじゃないかと思う、とりあえず新妻聖子の顔が頭に浮かびますが。
「二人セゾン」の出来に関しては、ネットの声を読んでも、賛否両論、分かれている感じです。
いくちゃんの声域にマッチする部分は、素晴らしい歌唱だったけど、最低音パートやテンポアップした最高音パートは、歌い切れていない印象もある。
どこを重視するかで、評価が二分されるのかもしれません。
ただ、ステージの出来不出来は別にして、こういう難しい曲に、初のソロライブで挑戦して、表情まで丁寧に入れながら、何とかフィニッシュまで持っていくというのは、もう賞賛以外に言葉が出てこない姿勢で、このメンタルがあれば、ぐいぐい上手くなっていくのは間違いないでしょう。
さて、次は定番のミュージカルソングです。
「輝く未来」は、音楽祭でよく歌ってきた曲ですが、今年の夏、NHKの番組でN響とコラボしたときは、観客がオレンジ色のペンライトを振って、映画『塔の上のラプンツェル』で夜空に無数のランタンが灯るシーンを再現しています。
そのときステージから見えた景色が大いに気に入ったようで、今回のペンライト禁止というのは、かなり残念だったのでしょう、次のようなことを曲前のMCで述べています。
皆さん、心の「ランタン」を灯して、フワッとイメージで上げて、間奏を観ていただけると、嬉しいなあなんて
大分、図に乗ってきたというか(笑)、調子が出てきたようです。
おそらく、大きな難所だった「二人セゾン」を越え、次は、歌い込んだミュージカルソングということで、気持ちが安定してきたのでしょう。
くるくる回って、「どうしよう!どうしましょう!」と叫んでた、オープニングのいくちゃんは、もうどこにもいません(笑)。
歌唱力の片鱗と開花、『うたコン』生駒と『N響ほっと』生田、東京ドーム2Daysは巨人横浜次第? [07Sep17]
(表4)「ミュージカル」のコーナー
[07番目00:42:00_19:42:00] 3分40秒 輝く未来
映画『塔の上のラプンツェル』
[08番目00:45:53_19:45:53] 3分14秒 生まれてはじめて
映画『アナと雪の女王』
========== 4番目のMC ==========
「輝く未来」と「生まれてはじめて」の歌唱は、盤石の出来で、完成された商品と言えるステージです。
ミュージカル『リボンの騎士』の頃と比べても、何段階もレベルアップした印象で、ん〜、本当に上手くなっている。
こうやって、ステージを観るたび、バリバリと音を立てるかのように、はっきりと進歩していることを実感できる点が、生田絵梨花を応援する醍醐味の一つです。
これまで弛まず不断の努力を続けてきた筈で、それが出来ることこそが、一番凄いことだと思う。
4番目MC、次の曲に移るトークでは、「私にとって乃木坂はホーム」という、いくちゃん安定の乃木坂主義宣言が飛び出し、再び、乃木坂の曲が歌われます。
(表5) 再び乃木坂で「感謝」のコーナー
[09番目00:52:00_19:52:00] 5分10秒 (5分10秒) きっかけ
乃木坂_2ndAb「それぞれの椅子」リード曲
深川麻衣を除く14th「ハルジオンが咲く頃」選抜
[10番目00:57:22_19:57:22] 4分47秒 (4分44秒) 何度目の青空か?
乃木坂_10th表題
10th選抜:生田絵梨花(センター)
========== 5番目のMC ==========
生田絵梨花の歌唱で、現在、最大の課題は、アップテンポの歌でのリズム感という気がします。
ミュージカルソングやJ-POPのバラード系は、見事に歌いこなすけど、ガンガンと飛ばす系になると、ノリの面で物足りないときがある。
「二人セゾン」も、終盤の高音パートは、肺活量の面だけでなく、リズムの刻み方で、ややヨレた印象を受けました。
一音一音正確に取り、美しく歌うことが体に染み渡っていて、音程が少し甘くても、あるいは癖のある歌い方になっても、パンチとノリを重視して、ガンガン進むということが、難しいのかもしれない。
「きっかけ」と「何度目の青空か?」は、思った以上にテンポの速い曲で、このコーナーは「感謝」がテーマというより、アップテンポのリズム感に挑戦するコーナーになっていました。
そして、今まであまり見たことのない、新しい生田絵梨花が登場する。
「きっかけ」は、音程より勢いを重視した歌唱で、ミュージカルソングでは、背筋を伸ばして、前方上に視線を送るいくちゃんが、前屈みになり、マイクを持たない右手でリズムを取るという、実にレアな光景が展開します(笑)。
ロックを彷彿させるような、ノリノリの雰囲気を醸し出し、歌声も、従来の素直な響きではなく、桑田佳祐とまでは行かないけど(笑)、パンチのある「癖」といった感じのものが入っている。
こんな風に歌う生田絵梨花を観るのは、『乃木坂って、どこ?』において、GLAYの「誘惑」をノリノリで熱唱したとき以来じゃないかと思います。
「何度目の青空か?」を含めて、アップテンポでのリズムの取り方には、まだ迷いがあって、改良の余地があるけど、MTVアンプラグドライブという大きな舞台で、こういった挑戦をしたことは、今後の飛躍に間違いなくつながるでしょう。
「きっかけ」が一つのきっかけになるんじゃないかと(笑)。
さらに言えば、J-POPだけでなく、ジャズ、シャンソン、ロックなど、広範なジャンルの曲をライブで歌えば、もっと歌唱に幅が出来る可能性がある。
多種多様な音楽を歌えることは、ミュージカル女優として活動する場合も役に立つ筈で、まあ、それが分かっているからこそ、フィンランド民謡の「イエヴァンポルッカ」を『乃木坂46時間TV』で歌ったり、今回のセットリストに、「二人セゾン」を入れたりしたのだと思います。
初めてのソロライブは、完成された生田絵梨花を見せるというより、新しいものに貪欲にチャレンジしていく生田絵梨花を見せたいという意図があったのかもしれません。
そうであれば、その試みは大成功だったと思います。
なぜなら、今後もずっと応援し続けて、次の生田絵梨花を見たいという、強い意欲をライブを通して感じましたから。
最後は、これしかないという曲でした。
次の曲は、乃木坂にとって大事な曲なのはもちろん
私にとっても、すごくかけがえのない曲です
『MUSIC FAIR』で乃木坂が「君の名は希望」を歌ったとき、ピアノ伴奏したことが、生田絵梨花というアーティストの出発点だった。
それがきっかけで、著名な音楽プロデューサーである故佐久間正英氏とのコラボが実現し、AKB紅白における渡辺麻友とのデュエットや、『TEPPEN 2014』でのピアノ披露など、いくちゃんは音楽の世界を広げていくことになる。
乃木坂の風 28Nov13 〜 生田絵梨花の個人PVは、未来への「希望」を謳った最高傑作
乃木坂の風 30Dec13 〜 NHK「佐久間正英の挑戦」 、生田絵梨花へ続く「出会い」そして「希望」
乃木坂の風 18Dec13 〜 生田絵梨花ピアノ伴奏、渡辺麻友「君の名は希望」が開く未来への可能性
乃木坂の風 05Jan14 〜 生田絵梨花、弾ける笑顔のピアノ演奏で生田ワールドが大炸裂! in 「TEPPEN 2014」
(表6) ファイナル
[11番目01:04:33_20:04:33] 5分28秒 (5分19秒) 君の名は希望 (ピアノ弾き語り)
乃木坂_05th表題
5th選抜:生駒里奈(センター)
========== 最後のMC ==========
「君の名は希望」をピアノで弾きながら歌っている途中、目に涙が溢れてきていました。
こんなに涙を頻繁に見せる生田絵梨花は初めてで、それぞれの歌詞を、以前より深く理解するまでに、彼女は大人になったのだと思います。
こんなに誰かを恋しくなる
自分がいたなんて
想像もできなかったこと
「君の名は希望」より
乃木坂での出会いと別れ、学校での出会いと別れ、数々のミュージカルでの出会いと別れ。
それらを通して、この詞の持つ意味が、よりリアルに胸に迫ってきたのだとすれば、歌唱スキルや演奏テクニックに留まらず、アーティストとして、本当の意味で成長していると言えるでしょう。
この5年間を振り返えると、生田絵梨花は、必要なときに必要な人と出会い、必要なステージに立っている印象があって、「才能」と「努力」だけでなく、強い「運」を持っている気がします。
しかし、その「運」は、確率的な偶然が重なったのではなく、彼女が呼び寄せたものだと思います。
生田絵梨花の瞳には、優しさと素直さに加えて、未来を切り拓こうとする、強い意思が宿っていて、それが多くの人を動かし、「運」となって実現していく。
いつも感じることだけど、いくちゃんからは、どんなに苦しいときでも、明るい未来を予感させる、「希望」の香りが立ち上っていて、そこに惹きつけられてしまう。
生田絵梨花には、「君の名は希望」の「君」は、まさにあなただと言いたくなるような雰囲気があって、それこそが、彼女の持つ最大の才能ではないかと思うことがある。
今回のライブでは、情感表現が深まった印象があり、美しい歌声や、白く透き通るような肌が魅力的な桁違いの美貌に、艶やかな大人っぽさが加わってきた気がします。
これほど美しく、これほどスタイルが良く、これほど歌が上手く、さらに細やかな情感が表現できるアーティストは、滅多にいない筈で、今回のソロライブ、我々はとんでもないスターが誕生する瞬間を、目の当たりにしたのかもしれません。
『MTV Unplugged』のソロライブ、いくちゃん、本当にお疲れ様でした。
そして、
まだまだ自分に出来ることは、いっぱいあると思うので
皆さんの目に届くように、耳に届くように
精一杯頑張っていけたらいいなと思っております
という言葉どおり、今後も、さらなる活躍を願っています。
最後に、大事なことなので、もう一回書いておきます(笑)。
1月28日(日)午後7時から、MTV JAPAN がディレクターズカット版を放送する予定です。
ぜひ、ぜひ、お見逃しなく。
(表7) アンコール
# ペンライトや推しタオルがOKになったとのこと
# バンドの方がびっくりするほど、盛り上がったそうです笑
[12番目00:00:00_19:00:00] ?分??秒 (3分55秒) 低体温のキス
乃木坂_2ndAb「それぞれの椅子」
生田絵梨花ソロ
[13番目00:00:00_19:00:00] ?分??秒 (3分17秒) オフショアガール
乃木坂_15th「裸足でSummer」C/W
白石麻衣ソロ
[14番目00:00:00_19:00:00] ?分??秒 (3分37秒) ダンケシェーン
乃木坂_08th「気づいたら片想い」C/W
生田絵梨花(センター)、生駒里奈、桜井玲香、西野七瀬、深川麻衣、松村沙友理、若月佑美、堀未央奈
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23:58 - 2017年12月16日
芸能的素質を持つ年少者が集まるアイドルは、エンタメ界への重要な人材供給源。しかし特典依存の非音楽的セールスは、ボイトレ等の基礎訓練を省く傾向があり、働いてもスキルが身に付かないケースが多い。派遣労働問題と似て、人材育成を考えない極端な目先利益優先は、日本のショービズ弱体化を招く
19:23 - 2017年12月20日
伊藤万理華には、ぜひ年末のステージに立って欲しい。パフォーマンスの要というだけでなく、個人PV、アンダー改革と乃木坂を支えてきたまりっかには、スーパーライブ、レコ大、紅白全出場というグループ初の晴れ舞台で、自身の卒業を華やかに飾って欲しい。あなたが浴びるべき光を存分に浴びて欲しい
20:14 - 2017年12月20日
2017年の音楽シーンで、欅坂が乃木坂を越えたのは認めざるを得ない。平手友梨奈を中心とするパフォーマンスには圧倒的な魅力があった。しかし、それを上回るステージを実現して、真のライバルになりたい。万理華が卒業しても、乃木坂には豊富な人材が控えている。運営が選択を誤らなければ、必ず出来る
23:26 - 2017年12月21日
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