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葉山の四季

葉山の四季をお伝えしたいと思います。

佐渡を見ながらの「旅」

2013-06-06 22:23:27 | kaeruの「おくのほそ道」

 2013-04-23 | kaeruの「おくのほそ道」  では「象潟」を訪れていました。

芭蕉がここにやって来たのは元禄二年六月十六日(1689年8月1日)のことでした」

とkaeruがつぶやいております、よろしかったら2013-04-23をクリックして下さい。


 俳人・山口誓子は「おくのほそ道」に挿入されている俳句のなかから秀句として

  閑さや岩にしみ入る蝉の声

  五月雨をあつめて早し最上川

  荒海や佐渡によこたふ天川

 の三句をあげ、 “ その中で最高の秀句は、「荒海や」である。” と。

 そして、この三句がいずれも太平洋側で作られたものではなく、奥羽山脈を

横断してからの句であると述べられています。 「奥羽山脈が、秀句の境界に

なってゐるのである」と。

 そこから 芭蕉の「この旅」について考察し、歌枕訪ね(主に西行)それに 

囚われた句づくりと、「奥羽山脈を越えてからは、歌枕が少なかったので、~

秀句が作れたのだ」、と。それは、「名所では古人の心を思ひ出さずに、風景

とがっちり取り組んだから、秀句がつくれたのだ」と延べ、「そのことに附け加へ

たいことがある。」としていますが、その部分は明日に。