KADOMIUMTANK ソフビブログ

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「人生は素晴らしい 戦う価値がある」
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妖怪食堂 サンガッツ泥田坊

2012年02月26日 | イベントルポ

だいぶ日中は春めいてきましたネ。ちょっと出歩きも楽しめる気候になってきたカナ?
休日ながら仕事の合間だったんだけど、サンガッツさんが出店している
イベント「妖怪食堂」に行ってまいりました。そう、ワンフェス会場で発売予告していた
黒いガンダムならぬ黒い泥田坊が初売りですから、これは逃せない!

最寄り駅の江戸川橋を出たら、妖怪食堂を開催している酢飯屋さんへの行き方を書いた
メモがない!しかたなく、今回もまた半分妄想で駅の近くを探すことに・(またって、タコは
こういうことがよくある)
って妄想じゃ見つからないつーの。なんとか記憶を辿り、覚えていた「2-6-6」という
番地のあるのは近辺で関口、水道だけだったので大体の住所はわかった。
駅前の交番のおまわりさんも手が空いてたのか、3人がかりで大きな地図を広げて辿って
調べてくれたものの、これが明確にはワカラナイ!

うーん、これはあれだ、鬼太郎の妖怪だるまの回みたいに、4階に行こうとすると5階に着き、
じゃ下の階かと降りていくと3階だったりする妖怪ならではのあの恐るべき仕組みか!と思いつつ
2-6-6の住所に何が建っているか該当の場所を両方見に行くことに。
結局1時間半近く江戸川橋駅前界隈をじたばた。実際は徒歩5分くらいの場所でした。
さすが妖怪イベント!一筋縄では到着不可能。(おいおい、メモをなくした自分が悪いんダロ)
上は、その迷ってる間に開き直って路上観察してたら通りかかったアイドルマスターの
萌えマシン!(すぐ他のことに気をとられるタコ)

あっ、携帯電話の販促キャンペーンで、なんかヒーローがおる!
(妖怪食堂行きはどうなったんだタコ)

閑静な住宅街と飲食店の並ぶ下町の小路に、やっと着いたぜ妖怪食堂!!

いきなりだけどこれからの新製品ソフビを紹介~。ちょうどサンガッツいちみやさんがおられて
にんまりと(水木的表現)お客さんをお出迎えしてたのでこの妖怪たちはっ!と聞いてみた。
この赤いヤツは昔の妖怪図象で荷車とか籠などを運んでいた妖怪のイメージを集約して
作ったものだとか・いかにも和風でバックに飾られているひな壇によく似合いますネ。

こちらは左の三つ目が如意自在、右の緑のヤツがどうもこうもという妖怪。
趣味の怪奇をそれなりに極めたタコでもわからなかった未知のあやかしたちだ。
サンガッツさんによると如意自在はいわゆる器物の怪系の妖怪。付喪神ってやつかな。
体の痒いところに手が届くまごのてのような道具に憑いた妖怪らしい。

右のどうもこうもは腕の立つ医者がお互いの手や足を切っては縫合したりと
見事な医の技の腕を競いあうハンニバル・レクターのような2人が、うっかりお互いの首を同時に
切り落としてしまった(どちらも首がおちてしまい治せない!)という実にブラックな
シチュエーションを発祥にした「どうにもならない」という言葉をイメージの根源に持った妖怪とか・

いかにも妖怪には一家言あるサンガッツさんらしい、マイナーどころで
しかも強力なヤツを召喚してきたね。一つ目、三つ目、双頭、鬼!インディーズソフビ的に見ても
イケてるモチーフラインを一気に網羅しちゃった感じがしませんか!!
それぞれ今年一年をかけて販売していくそうなので、妖怪マイスターを自認するソフビファンは
じっくり集めて、楽しめるマストアイテムになりそう。
サンガッツさん「妖怪ソフビを色々出していって百鬼夜行のような光景を再現できたらいいかなと
思います。自分も作っていて楽しいもの、欲しい妖怪を作って行く感じですが、妖怪好きな
お客さんもこれから出てくる妖怪たちを手にとっていっしょに楽しんでもらえるとうれしいですね」。

こちらが黒い泥田坊。ようやく手にできました。怪奇大作戦の狂鬼人間に
登場する怪優・大村千吉さんを思わせる痩身の肉体がミリキの妖怪。
「田をかえせ!」今宵も祖先から受け継いだ田を売り払ったり、荒れ地にして放置している
子孫の家に泥をまとって叫び、おしかける泥田坊の群れ。。。



上半身を外してポージングすると昔ながらの妖怪画にある、あの地面から這い上がってくる
過程のサンゲリアのゾンビみたいな泥田坊が再現できるという、すぐれもの・
サンガッツ妖怪ソフビシリーズが新たなスタートを切った!



SPOOKEY PARADEさんの出展物。「Legend of Chaos」。
古今東西の魔物や魔獣、妖怪をMorry氏のオリジナルイメージでミニフィギュア化。
おっ、このボックスアートはネ◎ロスの要塞風ではないか。。。
箱もフィギュアもとってもディティールが細かかったです・こちらも必見のアイテム。

使うのがちょっともったいないとてもキュートな妖怪日用グッズの数々。
すごく手間のかかった逸品とお見受けしました。鬼太郎のアニメでは凶悪なぬらりひょんも
このグッズでは本来のいたずら好きな好好爺然な表情になっていますね。
鬼をかたどった小物入れも質感が良かったです・

天狗グッズもいろいろありました。
妖怪好きの造形家や絵師の方たちがこぞって参加して面白いアイテムを大量展示販売。


超立派な雛飾り。
サンガッツさんの私物?!と思ったらこれはお店の備品らしい。よく見るとところどころに
妖怪っぽいキャラクターがまぎれて展示されているのも楽しい。
そう、今回販売の限定アイテムの数々も開催期間の最終日にあたる3月3日のひな祭りに
ちなんだ色あいやテイストを再現してお祭り気分を演出しているのだとか・
会場内もひなあられ的なカラーのアイテムが中心となっており、足を踏み入れるとちょっと
ココロなごんできますYO.

お店の奥ではさっそく妖怪好きのヒトたちや今回参加のアーチストさんが妖怪談義に花を
咲かせておられました。とにかく楽しいイベントなのでお近くの方、そうでない方もよかったら
見に行ってみてください。冬の寒さでいつしか出不精になっていても春の到来へと近づく
街歩きへウォーミングアップできると思いますYo。

【妖怪食堂を開催している酢飯屋さんのHP】

http://www.sumeshiya.com/

追記。家で撮り直したものです。
ちなみにこの、ベルゼブブとビローンの真ん中に居るのが今回泥田坊とともにデビューした
サンガッツオリジナル妖怪ヒロインシリーズの新作、KINAKO(キナコ)ちゃん。
サンガッツさんによると「黄粉坊」と言う節分に現れる妖怪が過去の図象に実在しており、
その娘という設定でキャラクター化したのだそう。顔はお父さんに
よく似ているけど口元はサンガッツオリジナルイマジネイトなのだとか。ワンフェス2012冬ルポの
サンガッツブースで撮った画像にもちらっと映っていた娘ですが、タコも何者?と気になっていた。
凸凹しててナデナデし甲斐のある頭がチャームポイント。かわいがってあげてちょ。
しかし今年は未知のディープな妖怪が続々登場するな。
おなじみの水木妖怪をソフビ化する水木ソフビシリーズと別枠で
いちみや妖怪民俗学マニアックスとでもいえるコアなキャラの立体化で妖怪ファンを魅了する
新機軸のシリーズがこれから確立していきそうDeath。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ヒローン (Unknown)
2012-02-27 15:22:20
妖怪食堂すごい!行かれることが出来て羨ましい限りです。けどタコさんのブログで雰囲気味わえるだけでも有り難いですね。
泥田坊いいですね~通販はしてもらえないんでしょうかね。他の妖怪も今後楽しみです。
返信する
Unknown (タコペッティ)
2012-02-27 15:52:49
>ヒローンさん
こんにちわ。おもしろそうでしょう、妖怪食堂。

写真は会場の一部ですが会期はスタート直後
なのでたぶん開催の間に内容ももっと充実しそう
でした。泥田坊も今回の黒は妖怪食堂限定のよう
でしたが、どうしても欲しいとなれば東京在住の
友人の方に頼むのも手かもしれません。

ワンフェスにも飾られていた肌色に
塗装したものが3月に大阪のジャングルさんで
開催されるワクワクソフビ万博にて販売される
そうです。さてその後のカラーはどんなのにしよう
かな、といちみや氏も考案のさなかにあるよう
でした。黒に近いカラーでいかにも泥田坊らしい
色が続くといいですね。ほんとうによくできた
ソフビなので、手にとって見るとミリキ倍増
すると思います。この後にリリース予定の
マニアックな妖怪たちもイイですね。
こんな面白いのが図案としてあった
とは、妖怪に目がない自分も知りませんでした。
マガジン悪魔くんシリーズも仲間キャラが
かなり充実しそうです。前に出たビチゴンと
絡めて飾ると楽しいでしょうね。
2012年のサンガッツさん妖怪アイテムはお楽しみの一つになりそうです。
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