行楽日和となった昨日、
埼玉県の長瀞に行って来ました。
でも、バイクでは有りません。車で・・・
連れがドライブに行く気満々だったもので。
でも、ツーリングの参考にもなると思います。
なんで長瀞かというと
県境にある雁坂トンネルの無料が11月30日までだということと
紅葉の季節なので、長瀞でライン下りをしながら
紅葉狩りをしようかというところです。
甲府を10時過ぎに出発。まずは雁坂峠に向かいます。
標高が上がるにつれて山が綺麗に色付いていきます。
広瀬ダムや西沢渓谷近辺は丁度今が見頃でした
ここで一つ気がついたことがありました。
夏場に通ったらとても寒かった雁坂トンネル、
今回の気温は更に寒いのだろうと思って車外温度を見ていたら
トンネルの中も外も変わりませんでした
夏はトンネルの外が暑くて服装も薄着でバイクに乗っているので
そのままトンネルに突入するとすごく寒いのでしょうね。
さて、国道140号を埼玉方面にしばらく走り
道の駅「あらかわ」の辺りで県道72号にそれました。
国道は秩父の街中が混みそうなのと
単純に左岸の道の方が距離が近かったので。
到着は12時頃でしたから、ほぼ2時間ですね。
長瀞駅前に着いたところで駐車場に車を入れました。
駐車場の誘導のおじさんに訊いたところ
近辺の食事屋で食事するなら無料とのこと。
駅前の有料駐車場も、一旦お金を払いますが
ライン下りをすれば、駐車料は戻してくれるとのことでした。
どうせ食事をするつもりだったのでそこに車を置き
すぐにライン下りの受付で船の時間をチェック。
すると40分後に出る船まで満席とのこと。
そこで、一番早く乗れる船の乗船券を買って
船の時間まで食事をすることにしました。
食事は一番駅に近い側にある「宝」という店へ。
写真を撮るのを忘れましたが、駅前でかなり目立つお店です。
なぜここにしたのかというと
秩父方面のB級グルメで有名なわらじカツと、豚味噌焼きが
両方のっているハーフ丼があることを知っていたから
これです。
並の量だと1100円。ご飯は少なめでした。どんぶりが小さめのせいかな。
私の連れが完食をして、そのあと「みそポテト」を追加注文していましたから。
さて、いよいよライン下り。
このライン下り、ちと注意が必要です。
まず、荒川のライン下りには3社あるそうです。
そのうちの2社の船は幅が狭く、スピードは出るが浮力は小さい。
残りの1社は船の幅が広く、スピードは出ないが浮力が大きい。
このため、川の水量が多いときはどうでもよいのですが
少ないときは船の幅が広い会社しか運行ができないそうです。
事実、昨日は偶然私達が受付をした会社が運行している会社で
ライン下りが出来ましたが、水量は少なく、
他の会社の船は「とろ」と呼ばれる水が深く穏やかな流れの所を
周遊するだけの運行をしていました。上の写真ですね。
「他の会社はライン下りをしていますが、うちはできずに周遊だけですよ」
などと各会社受付で言うわけがなく
「今日は水量が少ないのでライン下りは出来ません。周遊のみです」
と言われてそれに乗ると思うので
周遊船に乗っているお客さんがライン下りをしてきた船を見て
どう思うのかな・・・と、ちょっと考えてしまいました。
昨日は素量が少なく船底が何度か岩にぶつかり
結構な衝撃がありました。船頭さん曰く
「大丈夫です。沈んだり転覆したりしたら、立てますから
」
だそうです。
もう一つの注意点は、長瀞駅より上流側のコースと
下流側のコースがあることですね。
料金は同じです。下流側の方が川幅が狭く
うねうねとしていると船頭さんは言っていました。
スリル、という点ではパンフでは上流側だと書いててありましたが
一概には言い切れないようです。
ただ、上流側だと先にバスで乗り場まで送ってもらい
船を降りた後お土産屋さん街を抜けて駐車場まで歩いて戻るので
移動に無駄が無く、楽しいです。先に船で後でバスの送りだと
お土産屋さん街は素通りになるので。
というわけで、船を降りた後「岩畳」という天然記念物の岩の上を歩いたり
お土産屋さんに寄ったりしてのんびり戻りました。
「長瀞とガレット」というお店。ガレドックはちとお高いが
ここでしか食べられないお味
続いて味噌こんにゃく。
最後は五平餅と秩父サイダー
このお店、変わったことをやっていました。
瓶詰めサイダーなんですが、150円と良心的なお値段。
ところが、面白いのは飲み方です。
栓抜きで栓を開けてもらい口にくわえて上を向くと
瓶の中のサイダーが凍るのです。
凍ると言ってもかちんかちんにではなく
シャーベット状なので飲めますが。
これは初体験でとっても面白いのですが
もっと面白いのは、そういうサイダーであることを
どこにも表示していないこと。
店の人が黙っていたら、本当にただのサイダーです。
おそらく、この店の人が特別なサイダーを作っているわけではなく
「過冷却」という現象を意図的に作り出して店に出しているだけなので
大々的に宣伝して売る気はないのか、できないのかなのでしょう。
でも、面白い売り方だと思いました。
残念ながら紅葉には早くてまだ木々がかすかに色付き始めたところでした。
11月の中旬が見頃なのではないでしょうか。
気温もあまり低くないので、夏は暑いかもしれませんが
秋のキャンプが寒くなくていいかもしれません。
そんなわけで、思いのほか楽しい1日が過ごせました。
長文にお付き合いいただきありがとうございました。