『カオル企画』10周年特別企画・オートルート2012の為に課題としているひと月1回のバックカントリーへ行ってきた。
近所の山の知識に乏しいからAlpine Club(山岳クラブ)に入ったんだ。
とりあえず初級バックカントリーへ行ってみたんだけど、さすがカナダ、「これが初級かよ」ってカンジで楽しかった。
<雨天決行ですから>
雪山は初めてでももともとの馬力があったり、夏山でガンガン歩いていたりするから、登る方はみんなスイスイ。
カオルは途中で「しんどぉ~~~い」っておもっちゃったよ。
まあ3500メートルのオートルートとは比べものにならないけどね。
<みんなガシガシ登りますよ>
ただ今回のバックカトリーツアーはある意味オートルートより過酷だった、心が折れそうだった。
というのも、ものすんげーどしゃ降りだった。
<雨から逃げる非難小屋>
雨の中のバックカントリーは初体験だったよ。
ウィスラーに住んでたんだからさ天気悪い、しかも雨の日なんかにバックカントリーに行くわけないじゃん。
スペアーヘッドトラバースの時に吹雪かれたことはあったけど、基本晴天にしか行ったことがなかった。
<滑んべるぞー>
でも今回はあらかじめスケジュールが決められていたからね、もちろん雨天決行だよ。
しかも気温が高くてさ、フリージングレベルが2100メートル。
ウィスラーのてっぺんから雨ってことだよ。
<滑る方は大苦戦>
でもねこうゆう過酷な状況の中でバックカントリーに行く、ちゃんと準備して行く、行程をこなす、というのはいい経験になったよ。
こんな天気のなかでもリーダーは元気に明るく努めて楽しい雰囲気を作っていた。
雪はね、ヒザ上以上なんだけど雨なんかふっちゃってめちゃめちゃ重いの。
先ず沈まねーんだ。
みんな大苦戦でまともに滑り降りることもできないメンバーが続出。
難しさのレベルからすると『カオル企画』ツエルマット2005のアンドレが連れて行ってくれた超クラスト斜面に匹敵していたね。
おれねー、自分で「スキーうめーなー、カオル▲*1 」ってマジで思ったね。
これだけ難しい雪を笑顔で滑れるっちゅーのはすげーよって、自画自賛だね。
登りは大したことないけど、滑りでは抜群に存在感を発揮してきた。
<大苦戦・大苦戦・大苦戦>
30歳くらいのカップルがバックカントリー初めてで参加してたけどきっともうやらないだろーねー
ずぶ濡れで、寒くて、雪も悪くて、満足に滑れなくて、バックカントリーってつまんねーって思ったんじゃないかな。
最初の1回目の印象ってすげー大事でしょ。
おれもスゲー楽しかったから今もバックカントリー大好きだしね。
最初に一緒に滑った時に「カオルと滑るのたのしー」って思ってもらったから『カオル企画』にも来てもらえてると思ってるもんね。
とりあえず第1回2012オートルートの為のバックカントリーは収穫がたくさんあったよ。
それにしてもすんげー寒かった。
いやーマジでしんどかった。
<ようやく滑り終えて帰り支度をする図>
集まったメンバーは全部で9人でもちろん日本人はおれひとりなんでけど、
カオルの自己紹介ついでに海外スキー歴を話したんだけど、一番喰いつきが良かったのは、、、
I skiied on Mt.Fuji. (富士山滑ったことあるよ) だった。
世界各国のスキーリゾート(ツエルマット、シャモニー、トロワバレー、カナディアンロッキー)なんかの話よりも、
マウントフジを滑った話が一番ウケたよ。さすがだねー世界一美しい山のひとつ富士山。
次回、『第2回2012オートルートの為のバックカントリー』が楽しみだ。
誰か一緒に行かない?
*1 カオル▲=カオル三角形=カオルさんかくけい=カオルさんかっけー=カオルさんかっこいい
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