もんろーの部屋

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You can do it!

2004-12-13 | 音楽
というのは、曲のタイトル。恵理先生にご紹介頂いてから、私は結構気に入って、よくレッスンに使っている。ボディー・パーカッションの曲なんだけど新谷祥子さんという方の作品なの。この、新谷さんはご主人のクリスさんと「クリス&祥子」というパーカッションユニットを組んでいて、ユニークな活動をしているらしい。彼らのパフォーマンスを見たいなぁ~と思っていたんだけど・・・。今日、行ってきました。林 英哲さんと一緒のステージという事で、初台のオペラシティ。このチケット、実は売れてなかったのか、言えないような値段で手に入れてしまいました・・・。行きます、行きます!超ラッキ~って感じ。
コンサート、良かったのは特に2部。英哲、英哲と言われるのが理解できました。
この日は洋画家「藤田嗣冶」の人生を取り上げて、それを音楽で綴っていく、というものだった。いつも、こういうシリーズをやっているらしいんだけどね。英哲と英哲風雲の会のメンバーが、満身の力で叩いていると、やはりなかなか迫力がある。風雲の会も、英哲さんのもと、鍛え上げられた方達らしく、イケメン、イケナイメン、どの方も必死で叩いている。最初は、無駄な腕の動きがあるような気がして、「カッコつけんなよ~」と思いながら見ていたんだけどね。最後のシーン、教会の鐘が3回鳴って、英哲さんが自分の2本のバチを十字架の形に合わせる・・・。これは、フランス国籍になり、自分で農家の納屋を改装し、カーテンまで自分で縫って壁にフレスコ画を描き、その過労から81歳でこの世を去る、その嗣冶の最期をあらわしている。ちょっとした、無声オペラというか、音楽劇を見るような感じなんですね。動きも少しあって、ちょっと桶太鼓でステップしたりしていた。
太鼓なんて、音楽というより、「大衆文化」という感じですよね。これを、コンサートホールを使った演奏会形式で、人を呼ぶというレベルにしていくのに、人生賭けてきた人なんだな、とちょっと思いました。外国では、珍しさもあるし、人気&ブームもあると思うけど・・・日本でプロの音楽家としてどう表現していくか、というのはかなり難しい。模索しながら来たのであろう事は、想像できるんですね。パイオニアというのは、大変だものね。太鼓が上手いだけでは、残っていかないんでしょうね。
勿論、「クリス&祥子」も、とても力とセンスのある人達だった。衣装なんかも、良かったし。
ただ、1部があまり感心しなかったのは、尺八が入ったことに由来する。下手でした。有名な人なんだけどね。こんなに下手だったのか、と思ったね。音に力が全く無い。逆に、どうして彼を、英哲さんが使うのかがわからなかった。音響のせいじゃないと思うけどね。あれが、集まった多くの方達に、尺八の音だと思われては、他の尺八家が困るんですよ!彼が作曲の楽曲があって、最初は尺八のソロなんだけど、本曲のメロディーのパクリなのよ。それって、紅白出られないじゃん!(いいけど・・・)で、その部分も、全然力無くって・・・。私が厳しいわけじゃ無いですよ。お客様だって、わかってる。アンコール時、一番拍手、少ないもの・・・。考えた方が良いと思います・・・ハイ。
この公演、4月に青山劇場で、3日連続公演が決まったって。箱が違うので、もう少し演出を変えるんだって。動きがもっと出るんだと思う。行って下さい!

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