もんろーの部屋

音楽について自分について哲学しちゃうページ・・・美味しいものもちょっと

今週のせつ子さん

2005-09-28 | 音楽
夏バテってたせつ子さん。最近復活
74歳にして、初挑戦のイタリアものも、しっかり予習していらして、格好がついている。このクレーバーさ!素晴らしいよね

発声を一通り終えたあと、声だしの変わりに、まず「アメイジング・グレイス」を歌っていただく。
勿論、音程の不安定さや、自己流のメロのとり方など、いろいろ問題はあるが、素晴らしい歌を聴かせていただく。

♪アメイジンググレイス なんと優しい響き
 この卑しい私のようなものでも 救ってくださる
 私はかつて 盲目であったけれど
 今は 確実に 見据えることが出来る♪

勿論、彼女は原語で歌っている。
誠心(精神)が歌にのるようになってきた。
74年の歴史の前には、何も言うことがない。
歌とはこういうモノだろうと思う。
言葉では、伝えきれないものを、人間は歌にしてきたのだ。
良いものを聴かせていただいたな~ん
ちょっとハッピーな1日

帰宅。
9月分、もんろーブロートをお送りした方から、レター。
「もんろーさんのパンを頂くと幸せになります・・・」
コチラこそですわよ。
  
ダブルハッピーな1日
毎日こんな日だと良い

私信

2005-09-25 | 料理&グルメ
リリコさん見てますか
コレが喜久屋のラムボールです。
この間、横浜に行ったときに買いました。
イノダのラムロックと似てるかな?
フェリス(「小さい秋見つけた」の故中田喜直先生の学校)のお嬢さんたちは結婚式の引き出物に今も使うらしい。
なかなか美味しいけど・・・(自分でも作れるかも、と思ってしまった)。
中は、ラム酒を浸み込ませたスポンジで、ラムレーズンも5粒くらい入ってます。

月夜

2005-09-18 | 音楽
先週は、ロバート・ワイズが逝って、『「ウエストサイド」も「サウンドオブ」もすっかり古典になったのだな』と思ったりしていました。この2つのミュージカルは、やっぱり音楽が良く、そしてまた映像も良く、良い作品です。私なんかが言うまでも無く・・・。個人的にも、とても好きだしね。ユーミンや、サザンと同じように、そしてビートルズがそうであるように、残り、古典として存在するようになる。
昨日は、たまたま勉強会で「サウンドオブ」を扱いながら・・・『ワイズ、死んだなぁ』なんて、思っちゃったりして(集中してなかったんだよね)・・・。

偶然にも、先週、レッスン生が、劇団からの指示で持ってきた楽譜が『コレ、小学生に歌わせますか!?』というようなモノだった。まあ、都会のそういったオーディション関係の場合、「サウンドオブ」なんて笑っちゃう、ってなもんだ。「ドレミの歌」?なんなんです、ソレ?みたいな状況だ。笑っちゃうわけだぁね。
彼女が持ってきたものは、曲の最期に
♪愛してるぅ~愛してるぅ~愛してるぅぅ~ぅ♪
3度、絶唱する。この仏教国(無宗教国?)の日本で、しかも11歳の少女が、「愛してる」という言葉を、どうとらえ、理解しているか、甚だビミョウなのだが、彼女はしっかりそれらしく歌うんだよね。それも複雑だ。だーい好きな子だからね、一生懸命録音を聴いて練習してくるから、ソレらしくはなるんです。ただそこに、核はあるんだろうか?真があるものでしょうか?どうだろう。作られすぎてはいないだろうか。

「サウンドオブ」なんて、わらべ歌のようになってしまうの?
懐古趣味な大人しか、良いと思わなくなるんじゃないの、ハハハ。
「ゆりかご墓場」みたいな・・・??
なんて、ぼんやり思っていた。

さて、昨日の最期は「月夜」というフランスの子供の歌だった。
♪となりのおばさん、こんばんわぁ~
    綺麗な綺麗なつきよですぅ~
   おばさんごきげんいかがですぅ~? ♪ってヤツだ。
こうして、聴いてみると、何だか、実に地味ぃ~な曲のようなのだが、しっとりと繊細な感じのある曲だ。恵理先生の話では、向こうでは大変に有名な曲なのだという。日本が、外国曲を沢山入れて、子供たちに歌わせていた時代、この曲も入ってきたのだろう。でも、いつの頃からか、全く目にしなくなった。日本独自のものが、完全に出来るし、出来てきたし、こういう外国曲は必要性が無くなったのだ。
そういえば、向こうの子供の曲って、しっとりしたものが多いかな。童話だって、結構怖い話だったりするし。
そういう土壌の中から、「大人文化」が出来、守られていく。あのフランス映画の世界、フランス歌曲の世界だね。

日本って、どんどん幼稚な方向へ、行っているような気がする。
そう思う。
この夏、ヴィヴィアンが私に言ってくれた事。それは『本当の事を示してくれ』と、そういう事ではなかったか?
そう思い出したりする。

面白いことがあったの

2005-09-13 | 日常
先日友人と、神楽坂を歩いた。

私はこの街が大好きで、よく人と歩いたりする。
そもそも、大好きな先輩が、生まれも育ちもこの街で、案内してくれたのが始まりだ。そのお仲間たちも、実に気の良い、賢い、あっけらかんと楽しい方たちで、お正月のお餅つきにもお声を掛けていただいたりした。そこに、芸者さんなんか、通りかかったりしてさ・・・。それ以来のごひいき、お気に入りの街だ。

:「あれ?ここさ、料亭?」
:「ん?あっ、違う違う、旅館よ。作家の人たちがね、缶詰になって作品書いたりする。」

神楽坂ホン書き旅館

日本放送出版協会

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失礼いたしました。ホン書き旅館、と言うんですね
この女将の話が面白い。
もっと面白いのが、この本が出て以来、取材が相次ぎ、もともと話の面白かったこの女将は、ますます話の面白い人になっているらしいのだ。人間の能力というのは、どこまでも伸びるものなのね・・・。

小泉八雲夫人も、それはそれは、お話上手だったんだよね

クレオパトラという人も、ま、美しいも美しかったらしいけど、とにかくお話の面白い女性だったって。美とは、外見だけではないということでしょうか~ん

ところで、クレオパトラに面白い話をしてくれる人はいたのだろうか?
いらしたんなら、良かったと思うの・・・