もんろーの部屋

音楽について自分について哲学しちゃうページ・・・美味しいものもちょっと

ご褒美の末路

2007-03-19 | 日常
学生のころ、声楽科在籍というと、おっさん達にカラオケに誘われた。
そもそも、コレは間違っている。
カラオケとはカラッポオーケストラであって、そのカラのところへ歌を入れ込むのだ。
私たちは、私たち自身の歌を伴奏者と一緒に作り上げていくので、まったく別の世界。
でも、愚かなおっさん達にはそれがわからないのだ。
だからといって、頑としてお誘いにのらないのも可愛げがないし、大人ぶりたいお年頃だったわけで・・・私はそんなお誘いを断ったことは無かった。

あるとき、そんなおっさんとカラオケへ行くことになった。
当然、私にも順番は回ってきた。
しかし、歌えるような曲が無い。
しかたなく、尾崎○○彦なんか、歌う(←渋すぎ)。
そのうち、ピアノの伴奏で、歌えといわれる。
仲間がピアノを弾き、「早春賦」を歌ったら、おっさん達から次々にリクエストが来て、延々と唱歌のようなものを歌わされた。

感動したおっさんは、家が近くだからといい、その家から、もらい物の毛がに、ホタテ、高級ブランデーなどを私にくれた。
高級ブランデーだけは封を切られることがなく、そのまま残った。

今日、それでコーヒーリキュールを仕込んだよ
加藤先生は、2000円くらいの安いブランデーで良いのよ、とおっしゃっていらしたが・・・1年後には素晴しいリキュールが出来そうで、楽しみである