2024年1月29日(月)
飯縄山山頂から北アルプスを望む
五竜岳~唐松岳~白馬鑓ケ岳~杓子岳~白馬岳~小蓮華岳~雪倉岳
手前に戸隠の西岳など
大谷地湿原から飯縄山を望む
飯縄山に登ろうと長野駅近くに前泊したが、前夜から天気予報は悪くなっていた。 朝起きていつもの予報サイトを見ると一日中曇りの予報。 他のサイトは日中は晴れを示すところが多かった。 窓から空を見ると月も星も輝いている。 やっぱり初志貫徹、飯縄山に向かうことにした。 なんだか9月も同じことを言っていた。w
一の鳥居駐車場に向かうため浅川ループラインを上がっていると木々には霧氷がついていた。
早く登山開始したい所だったが、大谷地湿原に寄ってゆく。
7:00
ちょうど飯縄山が朝陽に輝く時間だった。
今のところ天気は良いがたびたび薄い雲が流れてくる。
さてどうなるか。
7:35頃一の鳥居駐車場を出発。 駐車場は広く除雪され、トイレも使えてありがたい。
飯縄山登山口に向け歩き始める。
まだ残っている霧氷が朝陽に輝いている。
7:57
登山口の鳥居まできた。 今のところ真っ白な山頂に雲はかかっていない。
登山口から5分ほど登った所にある奥宮一の鳥居。
あちこちでウサギの足跡。
陽が出ると影もきれい。
最初の鳥居から登り始めて約1時間。 (9:11)
雪はあるものの比較的緩やかな斜面なので滑り止めなしで登ってきた。
緩やかとは言うものの雪のせいか、昨日歩いた疲れが残っているのか、何だかちょっときつい。
第十一佛 「駒つなぎの場」から先、夏道の九十九折れは閉鎖。
ここからしばらく冬道の急斜面を直登で上る。
なので、10本爪アイゼンを装着。
冬道の直登は本当に急で、体力も使うが滑らないよう気も使う。
「きついなぁ~」と思いながら山頂の方、周囲の山を時折眺めると、やはり雲が出てきている。
上は北アルプス五竜岳と思われるが、この日はこれが北アルプスの見納めかも、という気持ちでシャッターを切った。
飯縄山頂上の方にも大きな厚い雲がかかってきていた。
冬道の直登を何とか乗り切り夏道合流後、南峰までもまだ結構歩くので辛抱のしどころ。
飯縄神社奥社下の鳥居より手前からなんとなく山頂っぽい雰囲気になり見晴らしも良くなるが、
周囲に雲が多いことも確認できてしまった。 特に東~南に大きな雲が貼りついている。
登って来た方向を振り返る。
ようやく飯縄神社奥社下の鳥居に到着。(10:13)
9月もここまでしんどかったが、もちろん今回も。
ここからはゆるやかな尾根歩き、しかもだんだん青空が多くなってきた。
飯縄神社奥社到着。(10:20)
ここで参拝して北峰山頂に向かう。
南峰周辺の木々も場所に寄ってエビの尻尾や着雪できれい。
おぉ~! 北アルプス方面の雲が随分消えてきた。
北峰へ。 左に見えるのは携帯トイレ用の建物だが冬期は閉鎖。
戸隠山~高妻山
あと少し~。
飯縄山山頂と~ちゃくっ! (10:40)
南峰下の鳥居までの登りが本当にきつかったが、登ることができて良かった!
そして展望も増々クリアになってきている。
妙高山の方はピークがのぞく程度。
北アルプスは鹿島槍ヶ岳から北の方は良く見えてきた!
白馬三山
きれいできれいで、あちこち撮っていると南峰の奥、
北アルプス南部(?)の方も見えてきた!
常念岳、の方かな?
蓮華岳~針ノ木岳~爺ヶ岳~鹿島槍ヶ岳~五竜岳
新潟方面も少しずつみえてきた。
高妻山~妙高山
山頂からの展望動画
30分くらい山頂にいたと思うが、
残念ながら南方向、八ヶ岳や南アルプス、富士山方面の雲は取れなかった。
それでもこの景色で充分満足し下山する。
風もなく、極寒でもなく、良い日だった。
南峰下の鳥居
奥に戸隠の山々~高妻山
下りでも冬道の急斜面は特に注意し、ゆっくり慎重に下る。
第十一佛で緊張の冬道も終わり、ちょうど 12:00になったのでコーヒーをいれおやつ休憩にした。
その後はどんどん下山。
下っていると天気は増々良くなり、志賀~四阿山の方、長野・群馬県境の山々もはっきり見えてきた。
ずっと樹林越しなので写真はないが真っ白な浅間山も良く見えた。 山頂の雲も取れているようだった。
あと1時間山頂でゆっくりしていれば、という気もしたが、期待以上の展望に恵まれたのだからもう満足。
無事駐車場に到着。 (13:17)
楽しかった~!
お腹が空いたので nagano forest village にて昼食。
鹿肉&オニオンのホットサンドとコーヒー
大変おいしかった。
9月に続き今回も天候に惑わされたりしたが、良いコンディションの中、雪の飯縄山に登ることができ、大展望を拝むこともできて本当に楽しかった。 今季もう少し雪山に登れると良いな、と思った。
飯綱山スノートレッキング、好天のもと北アルプス
などの絶景に恵まれ、最高でした。
真っ白な屏風のような白馬三山や鹿島槍ヶ岳、五竜
岳など本当に素晴らしい眺め、写真の撮り甲斐が
あったことでしょうね。
前日も鏡池へのスノーシューや地獄谷野猿公苑では
温泉に入った猿達に出逢え、何よりでした。
素晴らしいレポ、楽しませていただきました。
また真っ白な山頂をむかえるのかと思いましたが、
晴れてくれてラッキーでした。
長野辺りは車で行くこともでき、
雄大な山の景色はもちろん、観光も楽しく、
本当に良い所だなぁ~、と思います。