
2024年1月23日(火)
伊予ヶ岳山頂(南峰)より富山(左)、富士山(右)を望む
富山の登山を 10:00頃に終えられたので、この日の二座目伊予ヶ岳に向かう。 千葉県内では唯一山名に「岳」がつき、その姿から「房総のマッターホルン」と呼ばれる伊予ヶ岳には大変興味があった。 以前TVでも見たことがあったので山頂付近に岩の鎖場があることも承知の上。

登山口は「道の駅 富楽里とみやま」から車で10分程、「平群天神社(へぐりてんじんじゃ)」
県道89号線沿いにある鳥居を車でくぐって入ってゆくと、拝殿手前に「登山者駐車場」の小さな看板があり、トイレもある。

神社に参拝してから山に向かう。(10:31)
奥にマッターホルンが見える。

よく整備されているが階段や急な斜面を登ってゆく。
こちらでもすぐに汗をかいてしまう。

開けた所から先ほど登った富山が見えた。
双耳峰になった理由は大太法師(だいだあほうし、だいだらぼっち)が富山を枕に寝てしまったので、真ん中がへこんだそう。

展望台に到着。(11:08)
この先から岩登りになるので、「体力のない人やお子さんはここまで」との注意喚起あり。
私はここから岩を上り南峰へ至り、復路では北峰から北側を下りて周回し、再びここに出た。

展望台から麓の集落を望む。
海沿いだし山に囲まれていても田んぼが多い。

一休みしたら岩登り。 上る者から見るとほぼ垂直。

最初は良かったが、途中からロープをどう使ったらよいか、
足場が上手く見つけられない、滑る、などあり、だんだん怖くなってきた。
戻るのも怖そうで、とにかく必死に上った。
本当に怖い所ではもちろん写真を撮っていない。

どうやらこれで最後。。。

伊予ヶ岳山頂と~ちゃく!(11:08)
いやぁ~、無事に到着出来て良かった。
ヘルメット必着だったな、と反省。 そして多分もう来ることはないだろう、と思うほど怖かった。

南峰岩の先端に行ってみる。 こちらも風が強い。

さすがに素晴らしい展望!

右にこれから行く北峰、左奥に富士山。

南東方向の麓集落と山々。 左奥に御殿山。
この日登った富山、伊予ヶ岳と合わせ「南房総三名山」と呼ばれているようなので次回は是非。

北峰に向かいながら南峰を振り返る。

北峰到着。(11:33)
中央に富山。 左奥に大島。
ここで北側の方から登ってきた人たちにあいさつし、登山道状況を伺う。
トレイルは明瞭、怖い岩場もない、とのことでかなりホッとする。

北峰から北側への下山は「岩はないものの急坂で滑りやすい。わかりにくい場所もある」と読んでいた。
が、先ほど教えてくれた方がおっしゃる通り、わかりにくいことはなかった。
もっと落ち葉があったり、草が茂っている時期ならそう言う事もあるかもしれない。
急坂で滑りやすいことは確かなので慎重に。

下りきって林道に出て少し歩くと「桜の広場」
河津桜が数輪咲き始めていた。

「桜の広場」はこのような感じで広々しているが、写真左には山の崩落斜面がある。
修復されてはいるが、休憩するならなるべく離れたところで、という感じ。

平群天神社に無事到着。(12:45)
もう一度拝殿に帰着の報告をして終了。
マッターホルンの岩登りは想像していた以上に怖かったが、無事登ることができて良かった。

麓から見上げた伊予ヶ岳。
登山も終え、もうひとつこの日の目的、水仙の花散策に向かう。
これを見なければ南房総まできた意味がない♪
と、その前に。

「道の駅 富楽里とみやま」で昼食。 (有)青倉商店さんのおそば。
揚げたさんが焼き(魚のすり身と薬味を練ったもの)とネギかき揚げが載ったお蕎麦。
美味しかった~!
「道の駅 富楽里とみやま」は高速道路にも直結しているハイウェイオアシスなので、食べ物屋さんが種類豊富でうれしい。 また、一階部分には地元の名産品や野菜も売られ、お買い物も充実。 高速バスもこちらに停車するのでとても便利。
この後「とみやま水仙遊歩道」を訪ねるが、こちらに車を駐車してハイキングマップを頂き出かけられる。 この日の良い基点となった。
羨ましい。こちらは雪とクマで山に行けません。
今年も愉しませてもらいます。
こちらは冬場は雪が降らない里山を歩くことができ、
また違った楽しみを得ることができます。
近日の雪は大丈夫だったでしょうか。
クマはあちこちで目撃情報が出て恐ろしいですが、
特に東北地方の皆さんはご心配が多いことでしょう。
そうは言っても、東京高尾山南部でもクマ目撃が相次ぎましたので、
気を抜いてはいけないと改めて感じています。
今年も皆さん安全に登山ができますように!