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out of curiosity #3

ブログを始めて14年目。
カメラを抱えて世界中の山に出没したい~!

初秋 五竜岳から唐松岳へ #1

2022-09-28 23:23:41 | 山登り in 長野県
 
2022年9月25日(日)
大遠見山へ向かうトレイルから五竜岳を望む
 
 10月上旬には高い山で紅葉が盛りを迎えるだろう。 昨年10月3日~4日には爺ヶ岳~鹿島槍ヶ岳を縦走し、素晴らしい紅葉、黄葉と大展望を拝むことができた。 できれば今年もその頃に北アルプスを歩くことができたらと思っていたが、1~2週とも既に用事が入っている。 紅葉には少し早いが山小屋泊りで北アルプスに向かえるのはこの週( 9/25~26)がラストチャンスかもしれない。 なんと、しばらく見ていた天気予報は23日で好転してきた。 23日(祝・金)~24日(土)も仕事だったのだが、合間に山小屋予約と荷物準備をして、思い切って 9/25~26に行くことにした。 向かうは五竜岳~唐松岳の縦走。 唐松岳は一応登ったことがあるので、本命は百名山でもある五竜岳。 遠見尾根から五竜を目指し、宿泊は五竜山荘。 一日目に五竜岳まで上れれば、翌日牛首を越えて唐松岳へ。 もし山荘までしか上れなければ、翌日の天気、体調などを見て五竜岳登頂後、ピストンで遠見尾根を下るか、唐松岳に向かうかを決めようか、と。
 
アルプス平駅の展望デッキから。 八方尾根の向こうに白馬三山。
 曇りマークばかりになったり、晴天マークが付いたり、と毎日のように変わっていた予報だったが、当日着いてみればこの天気。 否応なくテンションは上がる。w
 五竜テレキャビンに乗るのにチケットを買ったり、乗り場の列に並んだりと一人では不便があるかと思ったが、この日7時運行開始時点では乗り場近くの窓口で乗車券を販売し、そのままの列が乗車列になる形だったので、良い具合にゴンドラに乗れたのはうれしかった。
 このような晴天の日曜日なのに、この時間、駐車場やゴンドラ乗車の大混雑もなく、登山道も人の列に悩まされることなく進めたのは紅葉前だったから? それでも大変きれいで気持ちよく歩けたのはラッキーだった。
 
それでなくても脚が遅いのだから早くゆけばいいのに、アルプス平駅の展望デッキからこの景色を満喫。
でも晴れているうちに撮らないと、曇ってしまうかもしれないからね。
左から2番目のピークが五竜岳。 右にずっと下って一番低いピークが大黒岳。
そこから登り切る手前のピークが牛首、そして唐松岳。
五竜山頂直下も、唐松岳手前の牛首付近も岩場の難所と聞くが、歩き切れるかなぁ。
 
さらに、展望デッキを下った所にエビセンノウが。
これは大変見たかったお花。 五竜植物園の植栽のものです。
 
体力温存のため、ペアリフトにも乗る。
歩いて登っている皆さんをモデルに一枚。 後方は雲海に浮かぶ四阿山、浅間山。
 
冬には巻いてしまった地蔵ケルンに寄る。
 
八ケ岳、南アルプスも良く見えるが、富士山はご不在。
 
高妻、乙妻山から飯縄山、右奥に四阿山と浅間山。
 
頚城山塊。 雨飾山も良く見えている。
さて、本当に遠見尾根を歩き始めよう。(8:00ごろ)
 
オオカメノキ? まだ葉は緑。
長い長いであろう遠見尾根。 西遠見以降は上りもきつくなるだろう。
焦らず、じっくり歩いてゆこう。
 
小遠見山付近から鹿島槍ヶ岳と五竜岳。(9:14)
赤っぽく見えるのはナナカマド? やはり来週あたりが良いようだ。
 
爺ヶ岳~鹿島槍ヶ岳
 
唐松岳~白馬三山~栂池方面
 
中遠見山に向かう。
 
振り返って小遠見山の斜面もカンバがもっと黄色くなるだろう。
頚城山塊と手前麓に白馬の町。
 
中遠見山到着。(9:40ごろ)
ここまではスノーシーズンに来たことがあるが、
トレイル脇に背丈を越える木々があったり、こういうアップダウンがあったっけ?、と印象が変わる。
 
この先大遠見山ヘはズズッと下り、だいぶ山らしく登ってゆく。
 
大遠見山手前からカクネ里雪渓(氷河)。
これを見るのも、この辺りが最終地点。
 
大遠見山でおやつ休憩。(10:30ごろ)
 
その後小さな池塘などが何か所かある。
水の中を覗くと、これは何?
 
お花はそれ程見えなかったが、ここにたくさんリンドウが。
 
西遠見山の手前で大きめの池塘?があった。
この辺りも紅葉最盛期はとてもきれいなようだ。
この池の近くに「西遠見」の表示板があるが、地図で見ると西遠見山はもう少し登った所。
西遠見山付近で 11:30頃になったので、この先登りもきつくなるだろうと思いお昼ご飯休憩にした。
 
ここからの登りがきついらしい。
右の方に上ってゆく稜線を行き、中央台形になっている白岳右の方に登り上げる。
台形の上辺を歩き、左に下った所に五竜山荘が見える。
 
登って辛くなったら振り返る。
 
進行方向。 階段が見える。
 
鹿島槍ヶ岳の双耳峰が見えた。
 
岩を登る。 ここを登り切ったらもう案外平らかも。
 
と思ったら、まだ登るようだ。
ここからトラバースしたら山荘に近そうなのだが。
もう随分ヘロヘロで登りたくないが、確実に遠見尾根を歩き切り、白岳まで来たのだな。
山荘までもう少し。 つづく。
 

イワインチンなど秋の花 ~烏帽子岳・鹿沢園地~

2022-09-16 22:40:48 | 山登り in 長野県
2022年9月12日(月)
烏帽子岳山頂のイワインチン
 
湯ノ丸山登頂後、小梨平に下りてから烏帽子岳に登り始めた。
風はそれほど強くないが、だんだんと大きな雲が流れてくるようになった。
先ほどまでいた湯ノ丸山も雲に隠れた。 右奥には篭ノ登山。
 
烏帽子岳への稜線に上がるまで、色づき始めた葉や、
夏の残り花、秋の花、を楽しみながら歩く。
 
タチコゴメグサ
 
もうすぐ稜線。
手前にリンドウ、奥にはヤナギランの綿毛。
 
稜線に上がり小烏帽子岳を仰ぎ見ると雲の中。 ( 11:28 )
 
けれど麓の東御市の方は良く見える。
 
雲が抜けて青空が見えた。
 
小烏帽子岳から烏帽子岳を望む。 (11:40 )
四阿山は雲の中。
 
オオカメノキ?の赤い実。
 
烏帽子岳山頂と~ちゃく! (  11:58 )
一日中晴れマークの予報であったが、なかなか期待通りにはいかない。
 
風がなく、寒くはないので山頂の岩に座ってお昼ご飯。
今回も登りで汗はかいたが大汗ではない。
正面に湯ノ丸山、今度は篭ノ登山が雲の中。
 
昼食後、烏帽子岳山頂付近のお花を見たりしてから下山する。
 
オヤマボクチ
 
ハクサンフウロもあちらにひとつ、こちらにひとつというくらい。
 
小梨平からは湯ノ丸山の巻き道を通り、いつも通り「長いな~。」と思う。
ようやくキャンプ場近くの湿原まで来た。
 
湿原とキャンプ場の間くらいの所でウシさんの通せんぼ。
え? ウシさんここまで入り込めるの?
恐る恐るすみの方を通らせてもらう。
 
キャンプ場先の林道にはまだ元気なゴマナ。
 
 
湯ノ丸スキー場の駐車場に戻ったのが 14:30前。
その後、
以前から気になっていた「鹿沢園地(かざわえんち)」を訪ねてみる。
 
休暇村嬬恋鹿沢のホテル駐車場一角に鹿沢園地野草園の入り口。
ここから下りると。。。
 
湿原?から山の斜面へ、散策路がつけられている。
 
村上山へも登って行ける様だ。
 
ここでやっと見られたアケボノソウ!
 
 
 
 
 
そしてやはりいたのね。 ここにもシラヒゲソウが。
ほぼ終了で数輪しか見られなかったが。
 
トリカブトはたくさん咲いていた。
 
 
 
 
 
トモエシオガマ
 
タムラソウ?
 
ノコンギク
ほんの数百メートルしか歩かなかったが、シラヒゲソウが咲くこともわかり、
湯ノ丸山より標高が低いので少し違った花が咲くのを見て、いいことを教えてもらった気分になった。
 
 数年ぶりに湯ノ丸山から烏帽子岳まで歩き、気になっていた鹿沢園地も訪ねることができて、なんだかホッとした。w イワインチンもとてもかわいかった。 雪が降ったらまた登りに来たいな、と思った。
 

イワインチンなど秋の花 ~湯ノ丸山・烏帽子岳~

2022-09-16 13:52:50 | 山登り in 長野県
2022年9月12日(月)
 
 前週、湯ノ丸山のイワインチンはまだ早いかと思い斑尾山、沼ノ原を訪ねてきた。 どうやら前週が見ごろのようだったが、この週でも見られるだろうと予定通り行ってきた。 今年6月には篭ノ登山や池の平湿原などを訪ねたが、湯ノ丸山へイワインチンを見に来たのは実に5年ぶりだった! 随分久しぶりだったのだな。
 
現地に着くと予報通りの青空だが、目指す山には少し雲がかかっている。
連なる棚田はそろそろ稲刈りかな。 奥にははさがけがしてある。
 
湯ノ丸スキー場の駐車場には7:30ごろ到着。
その頃放牧場、山の上の方から速足でウシさんたちが下りてきた。
奥は桟敷山かな。
 
ヤマラッキョウ
この日はリフト北側のトレイルを登ってゆく。
少しはなだらかな気がしていたが、そうでもなかった。
 
お花は色々終盤で、アザミも茶色くなったものが随分見える。
 
リンドウはきれいな物もたくさんあるが、
登山口辺りは茶色くなったものも。
 
ウメバチソウも終盤。
 
鐘分岐手前の展望台から湯ノ丸山。
もうすっかり秋っぽい色合いなんだ。
 
登り始めると北側、キャベツ畑の方は雲海だった。
 
シラタマノキ(実)
 
アキノキリンソウ
 
ハナイカリはたくさん咲いていた。
これも秋色。
 
八ケ岳は車から見た時には全て見えていたが、ここでは赤岳付近に雲。
金峰山、瑞牆山辺りも見えていたが、富士山は見えず。
 
登りにくい岩場になると、
 
岩の間にイワインチン! ハ~ト!
 
リンドウ
 
標高が上がるとウメバチソウもきれい。
イワインチンと共に。
 
タカネイブキボウフウ?とイワインチン
 
あの木まで登ったら頂上だ。
 
右の麓が嬬恋のキャベツ畑。
左奥が湯ノ丸山北ピーク。
そのもっと奥、すごい雲を頭にのせているのが四阿山。
 
湯ノ丸山山頂と~ちゃく! ( 10:03 )
南には八ヶ岳。
 
西にはこれから登る烏帽子岳。
左奥に美ヶ原。
 
ちょっと休憩しておやつを食べたら烏帽子岳に向かう。
まずは激下りを小梨平へ。
 
ウメバチソウ、マツムシソウ、イワインチン。
 
シャジクソウも。
 
烏帽子岳への稜線に上がるトレイル。
キオン、ゴマナ、ミヤマアキノキリンソウなども随分終盤だ。
つづく。
 

斑尾山から沼ノ原へ ~お花散策~

2022-09-09 23:13:46 | 山登り in 長野県
2022年9月5日(月)
沼ノ原 シラヒゲソウ
 
大明神岳でゆっくり景色を眺め、お昼ご飯を頂いたら下山開始。
 
キノコ
 
下山でかのやまテラスに下りてみたかったが、もうその時間はないので速く沼ノ原に向かう。
下山途中東側(千曲川方面)の風景。
 
こんなに紅葉している木もある。 何かツツジ類?
背後は黒姫山。
 
写真左奥は日本海。 天気が良ければ佐渡島も見えるのだそう。
中央辺り奥はまたも米山さん。 あちこちから見える。
 
黒姫、妙高の方にも足を延ばしてみたい。
 
麓に素敵な田園風景。
 
足元では右へ、左へ、トカゲも多い。
このトカゲ、尻尾が青っぽいがニホントカゲ?
とても大きくて胴体の黄色が強くて、お腹がでっぷりしていた。
絶対に幼体ではないと思うのだけど。
 
野尻湖テラスまで下りてきた。
 
ゲンノショウコもたくさん咲いていた。
 
キツリフネもあちこちに咲いていた。
 
14:00ごろ下山し、トイレに行ったり、冷たい飲み物を買って飲んだりして、沼ノ原駐車場に向かった。
 
ツリフネ
14:45ごろから沼ノ原散策開始。
こちらは圧倒的にピンク色のツリフネが多い。
東湿原から歩き始め、西側の湿原は半分くらい、急ぎ足で見て回った。
 
 
 
 
 
キバナアキギリ
 
シボリミヤマアキギリ?
アキギリの変種。
「アキギリとキバナアキギリの自然交配ではないか」と言われている。
 
サワギキョウ
 
 
 
 
 
ミゾソバ
 
「カエンタケが一杯で怖い~!」と思ったがベニナギナタタケ?
 
シラヒゲソウ
 
木道の周りにたくさん咲く。
前はもっとあった様な気がしたが、これからなのかな?
 
 
 
アカバナ
 
16:00頃になってしまったので、西側の湿原真ん中を通るトレイルで一直線に駐車場へ戻る。
ここは初めて歩いたが、左には水が流れ、ミズバショウの葉もたくさん見えた。
雪解け後はミズバショウ、リュウキンカ、ミツガシワなども咲くようだ。
 
この日斑尾山でもたくさん飛んでいたオニヤンマ?
とても大きくてスピードも速く、滅多に停まらなかったが、
ここで運よく停まったものが見られた。
 
 
 
湿原の奥に斑尾山。
 
16:30前には駐車場に到着。
もっと花を見たかったが、川など水も多いためクマと遭遇してもいけないので、
この位がちょうど良かったと思う。
 
良い景色も拝め、たくさんの花を見ることもできてとても楽しかった。
 

斑尾山・大明神岳 ~タングラム斑尾から~

2022-09-09 13:05:36 | 山登り in 長野県
2022年9月5日(月)
斑尾山 野尻湖テラスより野尻湖、飯縄山、戸隠山、黒姫山を望む。
 
 そろそろ秋の花が咲き始め、どこが良いかしら、天気はどうかしら、と探していたが、この時期の斑尾高原・沼ノ原に咲くお花が見たく、また天気も良さそうだったので、先週に続き遠いのだが出かけてきた。
 
(8:55)
 以前は沼ノ原を中心に考えていたので、沼の原でお花を見てからそのまま歩きで万坂峠から信越トレイルで斑尾山に登った。 その時に山頂でお話した方から「タングラムから登るとずっと野尻湖方面が良く見えますよ」と言われたので、今回はそちらのルートを登ってみる。 また、今回は天気の良いうちに山頂に到着したかったので、先にタングラム斑尾の駐車場まで車で向かい、登山後に沼ノ原へ車で移動し花散策をした。
 
 タングラム斑尾からは標高1,100mの野尻湖テラスまでリフトで上がることもできるが、それは使わない。 というか、9/3(土)からは土・日・祝日のみの営業になっていた。 紅葉など見に行かれる方はご注意を。
 
タングラム斑尾の施設からは随所にトレッキング案内の表示がある。
登りは野尻湖ビュートレイルで野尻湖テラスまで上がる。
すぐに黒姫山、妙高山が見える。
 
野尻湖テラスまではところどころアスファルトも敷かれた林道歩きだ。
それでも周囲にはハギ、ススキなどの花が咲いている。
 
ツルニンジンも多く見られた。
 
バッタが非常に多く、歩くたびにあちこちで飛び跳ねる。
 
チョウやトンボも多く見かけた。
 
やっとここまで。(9:36)
沼ノ原で時間をかけてお花を撮りたいので速く、と思うが、
林道は急だし、日差しが強く大汗をかいて登っている。
もう涼しいかも、と思っていたが大間違えだ。
 
アサギマダラも忙しそうに飛んでいた。
ようやく止まったので急いでとったが、この草はクロバナヒキオコシ?
 
ハンゴンソウ?の向こうに妙高山。 (9:52)
ハンゴンソウ左に見える草地は百合園になっているようだ。
このすぐ上が野尻湖テラス。
 
野尻湖テラスから。
写真左端から戸隠山、黒姫山、妙高山、火打山、神奈山まで見えているようだ。
 
妙高山を中心に。 グッとそそり立ち、登るのは大変そうだな。
でも登ってみたいなぁ。
 
野尻湖テラスを過ぎると出だしは石階段のようになっているが、
じきに山らしいトレイルになる。
 
オトコエシ?
 
キノコ
 
ユキザサ(実)
 
ブナの森になってくる。
 
ツルリンドウもあちこちに。
 
斑尾山山頂と~ちゃく! ( 11:16 )
暑くて暑くて、水分をたくさん摂ってしまった。
 
そして大明神岳に到着。 ( 11:30)
陽射しは強いし汗もかいたが、休憩は日なたでも大丈夫、という感じだった。
この辺が8月との違い?
 
正面に野尻湖。
妙高山はここからだと木で全体は見えない。
 
飯縄山、戸隠山、黒姫山。
上記三山と妙高山、斑尾山で北信五岳だ。
 
飯縄山麓(雲仙寺山麓?)の田園風景も美しい。
つづく。