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out of curiosity #3

ブログを始めて14年目。
カメラを抱えて世界中の山に出没したい~!

美し森から登山口調べ、のち飯盛山

2022-11-03 21:57:19 | 山登り in 長野県
2022年10月30日(日)
美し森から富士山を望む
 
 この週末は天気が良さそうだ。 今週こそ山に登る! 計画していた甲武信ヶ岳に毛木平から登り、甲武信小屋に泊まり、周回で下山する、という予定だったのだが。 急に冷え込んだこの頃。 登った方のレポを拝見すると登山道も小屋の前も雪。 「寒かった!」という声も多数。(小屋がという意味ではない) 家にいても寒くて暖房なしではいられなくなっていたので、小屋に泊まり一晩山で過ごすことを躊躇してしまった。 「暖かくなってから泊ったっていいじゃないか。 シャクナゲが咲くころ改めて行ってみよう。」とあっさり心変わり。 
 で、代わりの山と言っても計画できず、とりあえず甲武信ヶ岳を毛木平から千曲川源流経由でピストンで登ることにした。 けど、陽が短いこの時期なるべく早朝に出発しないととても心配。 毛木平の駐車場も早朝から行かなければ停められないのでは、という気持ちもあり前日は前泊することにした。 ところが、毛木平駐車場に近い宿泊地ってどこ? 近くで宿屋がありそうな場所は清里。 清里なら前日もあちこち見て歩く所は事欠かない。 が、清里中心地からだと駐車場まで1時間ほどかかる。 もう少し短くならないかと探すと野辺山にも泊まれるところがあった。 ここなら良いだろう!
 
 
 ということで、軽く山を歩くために清里にやって来た。 10/30(日)の予報はそれ程よくなかったが、青空が広がり中央高速からは富士山も八ヶ岳も良く見えていた。 高速を降り一番に予定していた飯盛山の登山口、平沢峠に向かおうと野辺山駅辺りに来ると、それまですっきり見えていた八ヶ岳が雲に隠れ全く見えなくなってしまった。 山梨からは見えるのに長野からは見えない!? こんなことがあるのだよなぁ。 しばし考え、とりあえず山梨県に戻り東沢大橋からの展望を試みる。 橋からの景色が上。 いやぁ~、見えて良かった。 谷の奥、手前に見えるのが牛首山、その先チラッと頭を見せているのが赤岳だ。
 
橋の展望台から。 左の方に前三ツ頭、三ツ頭、権現岳、
右の方が牛首山、赤岳、右奥は横岳になるのかな。
 
今回甲武信ヶ岳を選んだのも、
紅葉には遅いかもしれないが、カラマツ黄葉が良い時期だろう、と思い来てみたのだ。
実際カラマツ黄葉も少し茶色い所があるのだが、もう充分。
 
東沢大橋のあとは美し森に来てみた。
お天気も良いし駐車場はどうかと思ったが、8:30ごろでまだ余裕で停められた。
空は白っぽいが、富士山も見えて良かった。
この日は展望台の後、羽衣の池まで歩いてみる。
 
南アルプスも良く見える。
 
美し森展望台から牛首山、赤岳、横岳。
 
気持ちよく歩いて、
 
羽衣の池到着。(9:36)
ここからどんどん登れば赤岳に行ける。
が、私は天女山の方へ。
 
 
 
時々は紅い葉も見える。
 
カラマツ黄葉、牧場、その向こうに甲斐駒ヶ岳など。
天女山に向かって進めば向こうの牧場の中も歩けるようだが、
私はこの下の林道から駐車場にもどる。
 
この後、毛木平までの道のりが心配なので、予習しておく。
夜明け前の暗い道で迷子になりたくないから。
 
野辺山駅の近くから入ってゆく「レタス街道」が良い道ならすんなり毛木平に行けそうだが、
それが使えるかどうかを確かめておきたかったのだ。
行ってみるととても良い道で、街も通るし、住宅の無い所は上写真のような畑の中をまっすぐ走る道が多い。
奥に見える山の黄葉も素晴らしい。
 
毛木平駐車場無事到着。(12:50)
野辺山駅からは40分くらいで到着できた。
この時期駐車場はそれ程混まないのかな。 雪が降ったからかな。
周囲のカラマツ黄葉もすばらしい!
 
駐車場と道のりを確かめ安心したので、畑と黄葉の山を撮りながらゆっくりもどる。
 
畑に植えられていたのは白菜だったかな。
毛木平駐車場は写真右奥の方。
 
素晴らしい!
 
戻った先は平沢峠。(13:45)
八ケ岳見えた~! 飯盛山に登りに行く。
 
途中景色が開けると、見えたのは毛木平駐車場に行く途中に見えた山々。
 
分岐まで頑張って登ってくるとこのすぐ先に、
 
この絶景!
左奥が飯盛山。 右奥薄いが富士山。 右手前には茅ヶ岳。
 
少し進んで、右が飯盛山、左は大盛山。
左の山には今まで行ったことがなかったが、割と最近「大盛山」になった?そうなので、
今回は是非行ってみる。
 
まずは飯盛山から。 左に見えるのは金峰山など。
 
飯盛山登頂。(14:55)
 
八ケ岳。 右は平沢山。
そして大盛山へ。
 
大盛山初登頂。 ごちそうさまでした~。
 
下山したのが16:00ごろ。 17:00には駐車場が閉まってしまうが、
それ以前には陽が沈みそうなので待ってみた。
夕日を撮って満足して宿に向かった。
 
いつもながら前置きが長いが、翌日が本命の甲武信ヶ岳。
早く寝て体調を整えよう。
 

長野県から志賀高原 紅葉散策

2022-10-28 15:01:53 | 山登り in 長野県
2022年10月24日(月)
志賀高原 琵琶池トレイルの紅葉
 
 この週末、土曜日、日曜日はとても良い天気だった。 日曜日は人出が多いだろうが早起きをしてとある山に出かけようと思っていたのだが、朝起きて布団の中で天気などをチェックしたら、行きたかった志賀高原の天気が月曜日に良くなるらしい、紅葉もまだきれいらしい、何より布団から出たくない。。。w
 そんな怠け心半分で晴天の日曜日は家にいた。 月曜日の志賀高原は昼間は天気が良くなる予報だが朝夕は曇りマーク、、、だったものが時間が経つにつれ雨マークになり、とうとう雪マークになった。 しまった。 まだスタッドレスは履いていない。 渋峠(標高 2,172m)を越えられないと困る。。。そうだ。そもそも志賀高原は遠いので、長野県側に一泊して行こう。 8時ごろからは晴れマークがついていたので、雪が降ってもすぐに溶けるだろう、という気でいた。 そうしたら、紅葉すぎではあるが志賀山に登り、その後「志賀高原 山の駅」周辺に点在する池めぐりをしながら紅葉を楽しもう、と思っていた。
 
 日曜日の午後から長野に向かい、夜になって予報を見ると8時ごろまで雪マーク&10時ごろまで曇りマークになっていた。(^^;) 翌朝になると10時ごろまで雪マークになってしまった。(ToT) ちなみに渋峠への群馬県側の道は閉鎖となっていた。 それでも昼間の晴れマークを信じて。。。
 
あきらめきれず10時ごろまで観光をして様子を見ることにした。
行った先は善光寺さん。 駐車場到着は 6:30頃。 こんな時間から訪ねて行けるのはやっぱり神社やお寺だ。
6:45になるとお経を唱える声が聞こえてきた。 
正面に周るとこの時間からたくさんの人が集まり、「朝の法要」が行われていた。
 
ご法要の後、導師様がお帰りになる際は「合掌をしてお迎えください」言われたので、
ありがたく近くで拝見させていただいた。
朝から清々しい気持ちになった。
 
善光寺をお参りした後は周辺を散策してみる。
 
宿坊などが立ち並ぶ通り。
 
良い雰囲気。
 
その後城山公園を歩いてみた。
高台にあり、長野市の街が見渡せる。
まだ時折雨も降るが、向こうの山の雲がなんとか取れないかと。。。
 
場所を変えて、以前から行ってみたかった小布施の街を訪ねてみる。
下調べもしていないので、まずは「道の駅オアシス小布施」に寄り観光パンフレットを入手。
この道の駅は大きな公園が隣接しており、そちらの紅葉もこれから良くなりそうで素敵な所だった。
 
時間は10時ごろだったが、町営駐車場にすんなり停められた。
このような古く趣のある建物が多くみられ、散策するのは楽しい。
なんと天気が良くなってきて青空も見えてきた。
が、ここに来たら栗の美味しいもの。 小布施堂横には美味しいモンブランの「えんとつ」さんがあるが既に行列。
 
もうひとつおいしそうな「栗の木テラス」さんへ。
店内はいっぱい、テイクアウトの列が少しできていたが、
私もモンブランひとつをテイクアウトして、後で車でいただいた。
とても美味しかった!!
 
こちらは「かんてんぱぱ」のお店。
母が好きなので、こちらでお土産購入。
そう言えば今回宿泊したことで旅行支援の割引と、
長野県のお買物券3,000円+交通券(タクシー・バス・列車)1,000円をいただき、
宿泊費がほぼ浮いたような予算で済んだ。 ありがたや~。
 
散策路としてお店の中を通り抜けたりすることもできる。
 
11時ごろ、この時間なら大丈夫かと山に向かってみる。
途中道路が危うい状態なら引き返すつもりだ。
 
ゆっくり走り、標高 1,415m ほどのサンバレー駐車場に 12時ごろ到着。
路面は特に危険な個所はなかった。 この時間まで待っていて良かったようだ。
既に志賀山に登る時間はないし、そちらまで上がってゆくことはこの日は辞めておいた方が良いだろう。
近くの丸池から散策開始。
 
まだ雲も多いし茶色い木も見えるがとてもきれい!
 
1週間早ければ最高だったろうが、とにかく今シーズン見られて良かった!!
 
 
 
 
 
 
 
丸池を見た後はお昼ご飯と思っていたが、夕方にも雪が降る予報だったので、
休憩なしでどんどん進む。
 
一沼にやってきた。
雲がやって来ては流れ、時折薄日も射すほどだったが。。。
 
ここに来てパラパラと。
降ってきた物には白いものも混ざる。
「あれ。 もう引き上げなくてはかな。」と思ったが数分で止んだ。
 
もう少し歩いてゆく。 この先琵琶池の少し高い所を歩き、途中には旭山への分岐もある。
旭山は分岐から15分ほどで頂上らしく、是非行きたかったのだが雲の中だったのでやめた。
 
今回は道路、駐車場、トレイルの様子がわかればいい。
 
こんな木々の中を歩けるだけでとても楽しい。
 
 
 
 
 
琵琶池北の端まで来ると車道と合流した。
その先には向かわず、来た方向、今度は池に近い方のトレイルを戻る。
 
黄葉がきれい。 池の水際を歩くような場所はなかった。
 
 
 
 
 
鮮やかな紅の葉にうっとり。 もうすぐ駐車場という所。
落ち葉でわかりにくいがこのトレイルずっとアスファルトで整備されている。
晴れていれば観光客もいっぱいだろう。

だが、私はこの先でクマを目撃してしまった。
始めは真っ黒なものが動いていて、大きな犬連れの人がいるのかな、と思ったのだが、
よくよく見るとそれはクマでしかなかった。
クマになど会うわけない、という観念がどこかにあるのだろう。 だから一瞬で判断できなかった。
見た瞬間自身は止まってはいたものの、それ以外何もできなかった。
多分10mも離れていなかったように思う。
幸いクマはこちらには目もくれずトレイルを横切り、右の斜面上の方の笹薮に入って行った。
しばらく様子を見て、その下を通り抜けるときは本当にドキドキだった。
場所としては、クマは一沼の方向に向かったので、この辺り観光客も多いだろうに、
やはりいる時にはいるのだな、と改めて認識した。
 
琵琶池の散策を終え、「志賀高原 山の駅」
ここにはロープウェイがあったそうだが、現在は廃線、旧駅舎がお土産屋さんなどになっている。
この元ロープウェイ発着所がロープウェイ・ビュー、映えスポット。
 
ロープウェイ・ビュー先端からの眺め。
 
隣には蓮池。 ここから長池、木戸池など歩きたかった。
 
時間も午後3時近くになったので、雨や雪が降らないうちに下山する。
 
 前週は母と観光だったので今週こそ山に登りたかったが、結局登らず。 それでもずっと行きたかった志賀高原に行くことができ、見ごろすぎではあったものの紅葉も見られ、観光もして、ある意味満足な週末だった。 山の駅周辺の道路や駐車場状況もわかったので、それは大きな収穫。 来季はお花のシーズンにも訪ねたいし、その時は是非草津から渋峠経由だ、という楽しみもできた。

初秋 五竜岳から唐松岳へ  #4

2022-10-03 21:37:49 | 山登り in 長野県
2022年9月26日(月)
八方池から望む白馬三山
 
心配していた牛首付近の岩場を無事通過し、唐松岳頂上山荘に到着。
ゆっくりコーヒーブレイクをしてから唐松岳に向かう。
 
10:06
唐松岳には数回きているが、来るたびに具合が悪くなったりして、あまり良い成果を収めていない。
今回は五竜からの縦走、体調も天気も良く、最高のパフォーマンスだ。
 
ここからだと白馬三山は重なってしまいあまりよく見えないが、
近くまでやってくることができた。 あちらにもまた行きたいなぁ~。
 
人懐こいようなイワヒバリが数羽、トレイルを先導。
 
唐松岳山頂と~ちゃく! (10:23)
 荒々しい不帰ノ嶮からまだ雪の残る谷底。
奥には白馬鑓ヶ岳、奥に小蓮華山から栂池に続くなだらかな稜線。
 
西には写真左奥が毛勝山?、右奥には黒部川が注ぐ日本海。
 
南には出発した五竜岳が写真左端。 右に野口五郎岳、水晶岳、薬師岳、立山、剱岳など。
 
立山、剱岳
 
五竜岳、右肩背後に槍ヶ岳。
大展望を堪能したら下山する。 長い八方尾根もどれだけ時間がかかるかわからない。
 
唐松岳頂上山荘でトイレを借りて(300円)500mlの水(400円)を一本買う。
山の上でも山荘が開いていると便利でありがたい。
山荘の脇を通りトラバースして八方尾根を下るルートはもうずっと閉鎖だろうか。
山荘の裏の八方尾根最上部に登りそこから下って行くルートを初めて歩いた。
眺めは良いが登ってきたときには最後の胸突き八丁だろう。
 
不帰ノ嶮が良く見える。 最初に見た時にはその迫力にビックリしたものだ。
 
足元は悪いが、本当に良い眺めだ。
 
この奥辺りで以前のトレイルと合流する。
長い長い八方尾根の下山だ。
 
少し下り五竜岳から牛首辺りの稜線を振り返る。
牛首(右の大きなピーク)より左のデコボコの岩は全部乗り越えてきたと思う。
 
八方尾根もまだ緑が多かったが、色づいた木や草もあり、なかなか良い雰囲気。
 
真っ赤とは言えない、この位も良いではないか。
この先、丸山ケルンでお昼ご飯休憩。
 
この辺の脇にあれが咲いていたな、これも咲いていたな、
など思い出しながら、登るのが苦しかった八方尾根を楽しく下る。
 
扇雪渓はまだ雪が残っていた。 ずっと溶けないのかな。
周囲はナナカマドが多く、赤くなり始めた木も見える。
 
いくら八方尾根と言えど、この時期ではそれ程お花は見られず。
これはシシウド?
 
タカトウダイ? こんなに真っ赤に紅葉。
 
カライトソウ
 
タカトウダイなど早く紅葉する草が群生する斜面はとてもきれい。
 
ところどころきれいに色づいた木々も見られた。
 
歩いている斜面から振り返るというより横並びのようになった五竜岳。
その奥に鹿島槍ヶ岳も再び見えてきた。
雲がかかり、もう見納めかも、とありがとうの気持ちを込めシャッターを切る。
 
八方池が見えてきた。 いよいよ八方尾根も終盤だ。
 
八方池到着。(13:40)
なかなか良い色合い。
 
湖面は波立ち、鏡とは言えないが、充分良い眺め。
湖畔のテラスでしばし風景を眺め、またお花の時期に来たいなぁ、と思う。
 
2日間、本当に良い天気に恵まれ、良い時間を過ごさせていただいた。
 
14:50
八方池山荘に 14:50 前に到着し、ブルーベリーミックスソフトを頂いてからリフトに乗る。
山荘前のグラートクワッドリフトはそのまま乗車し、下車駅(黒菱平)でアダム八方駅までの料金を支払った。
さすがに八方池から八方池山荘前は、登山者、観光客と多くの人がいたが、
大混雑と言う程ではなく、快適に過ごすことができた。
アダム八方駅を出るとすぐの駐車場にタクシー乗り場があり、タクシーが待機していたので、それを利用した。
この時期八方駅⇔エスカルプラザのシャトルバスは土、日、祝日のみの様だ。
タクシーの運転手さんは良い人で話も面白く、料金 2,640円(かな?)は適正と思った。
 
 8月以降高い山に登っておらず、天気が悪かったりで低い山にもそれ程行けていなかったので、今回の縦走は自信の無い面もあったのだが、自信が無いのはいつもの事で。 遠見尾根から登り、まず五竜岳に登ってから様子を見て唐松岳に向かう、という行程は良かったように思う。 また、2021年4月に雪の遠見尾根を中遠見山まで歩いており、その先を五竜岳まで歩けたことは本当にうれしかった。 登るたび具合を悪くしていた唐松岳にも好調に登れてうれしかった。 五竜岳山頂直下の岩場や牛首の岩場には驚かされたが、初めての体験も良い経験となった。 無理のない程度に、また山小屋泊まりで高い山の稜線を歩けたら、と思う。
 

初秋 五竜岳から唐松岳へ  #3

2022-09-30 22:53:55 | 山登り in 長野県
2022年9月26日(月)
五竜山荘からの朝焼け (5:31)
 
 
 前日は遠見尾根を五竜山荘まで歩き、それだけでも結構ヘロヘロだったのに勢いで五竜岳まで登頂した。 「やれば出来るもんだ」であったが、やはり反動は来るもので。。。夜は8時前にぐったりグッスリ眠り込んだものの、夜中に何度か起きたり、少し気持ち悪い感じにもなった。 が、とりあえず 5:00に朝ご飯を頂き、食べ終わったらカメラをもって足早に外に出る。 日の出は 5:20頃。 間に合うかな~。
 
5:27
時間もないので本当に山荘前から。 まだお日様は出ていない。
昨日見えなかった富士山がくっきり見える!
 
5:33
トップの写真と2分しか違わないのだが、色合いがどんどん変わってゆく。
 
5:39
雲の上からではあるが、お日様が出てきた。
おはようございます。
今年の夏の山小屋は北沢峠でこもれび山荘に泊まっただけなので、
山の上からの夕景や日の出を見れたことは本当にうれしかった。
 
5:40
朝陽が当たる赤五竜。
 
6:13
多少身体は重かったが、随分と体調も良くなり、いざ、唐松岳へ向かう。 というか、牛首を乗り越えに行く!
 
白岳分岐を唐松岳へ。
 
まずは歩きやすいトレイルをグングンと下ってゆく。
 
五竜岳を振り返る。 手前は紅葉したミヤマダイコンソウ。
 
黒岳直下まではどんどん下ってゆくが、その先は唐松岳までずっと上り。
前日に五竜岳から見たその稜線は「結構登るんだなぁ。」という感じだった。
さらにはその上りの中に激しい岩場もあるはず。
大丈夫かな。
 
この正面のピークが大黒岳、かな?
その後前方に見える岩峰に登り上げてゆく。
 
どのへんで激しい岩場になるだろう、もう少しかもしれない、
とこの先辺りでヘルメットを着用した。
 
五竜岳に続きこちらも急な岩場を登るが、
黄色の目印があり、手掛かり足がかりもあるので、慎重に登ってゆく。
 
ただ、体力がもたず、途中で動きを停め、「ふぅ~」と休憩が必要。
この日はほぼ人がいなくて、渋滞を作らず本当に良かった。
後方、五竜岳と、隣に立山、剱岳。
 
昨日同様、岩壁を一つ乗り越えるとまたその先に乗り越える岩場が。
また何度も乗り越えさせられるようだ。
 
うわぁ~、あの天辺まで登らないよね。。。
 
というか、その手前も険しい。
 
岩場天辺左端にマークが見える。
あぁ、やっぱりあそこも越えるんだ。
で、やっとこ越えたら、
 
また越える。 そして、
 
まだ越える。(^^;)
で、ようやく。。。
 
唐松岳頂上山荘、見えた!! (9:20)
計画より遅くはなったが、無事難所を通過し、山荘に到着することができた。
ホッとして山荘前で予定以上のおやつタイム。
ゆっくりしてから唐松岳に向かう。
 
 五竜岳⇔唐松岳の縦走は唐松岳から五竜に向かう人の方が多いという印象だ。 なので今回五竜側からこの岩場を越えるのはどうなのかと気になっている面もあった。 牛首周辺の岩場だけを考えた時、唐松岳側から来れば概ね下り基調になる。 五竜から来れば逆に上り基調だ。 下りの方が楽か、上りの方が安全か。 更には八方尾根を登り、唐松岳登頂も終えた後にここを通過するか、私のように朝一で通過するか、など得手不得手で考えてゆくのが良いのかもしれない。 今回私は上りできつかったものの、朝一で上って良かったかも、と思った。(その分前日最後に五竜岳に上ったわけだが)
 何はともあれ、一日目に五竜の岩場、二日目に牛首の岩場と、かなりの達成感を味わえた。
 
 

初秋 五竜岳から唐松岳へ #2

2022-09-29 23:42:08 | 山登り in 長野県
2022年9月25日(日)
五竜岳山頂から白馬岳方面を望む
 
白岳に続く岩場を登ったがまだ登りが続きがっかり。
けれど明らかにもう少しで山荘に到着できる。
 
きれいに色づいた草や景色を楽しみながらがんばろう。
 
チングルマもたくさん咲いたようだ。
 
ようやく白岳山頂。 五竜岳と唐松岳の分岐だ。
足元に五竜山荘。 奥には五竜岳がそびえる。
 
反対側には唐松岳に続くトレイル。
疲れているにもかかわらず、「翌日はここを歩きたい!」と強く思った。
 
五竜山荘到着。(13:30ごろ)
五竜岳にはCTで往復 1時間45分となっている。
14:00に出発しても 16:30ごろには戻れるだろう、と思うと迷いなく五竜岳に向かうことにした。
山荘にチェックインをして、余計な荷物を置かせていただいたり、おやつ休憩もしてしまい、
出発が14:20くらいになってしまった。
 
山荘前にも看板があるが、ここから五竜往復は2時間ほどかかるので、
飲み物、雨具等の荷物は持って行くべき。
そしてほぼ全員がヘルメット着用だった。
 
ウラシマツツジの赤が鮮やか。
 
斜面トラバースのザレたトレイルを終えると岩登りが始まる。
ストックをしまって両手も使って登り始める。
 
どこまで岩を登るのだろう、この上が山頂ではないよな。。。
とここを乗り越えると。。。
 
まだ先があった。 しかも向こうの岩場の方がずっと大変そう。
 
登っている時は必至で写真も撮らなかったのだが、
左中央辺りに二人、上の稜線に二人ぐらい人が見える。
この壁のような岩を天辺までよじ登って行くことがわかるだろうか。
 
脚もヘロヘロなうえ、普段これほどまでに両手を使ってよじ登ることがなかったので、
この稜線まで上がった時には本当にうれしかった。
この先が鹿島槍ヶ岳に続く八方キレットだ。
 
私は五竜岳山頂へ、ビクトリーロード。
 
五竜岳山頂と~ちゃく! (15:51)
CTを越え、1時間25分程かかってしまった。
が、もうこの山頂に立てて感無量!
今までに経験したことの無いような岩場を越えての登頂にも驚きと興奮を感じていた。
 
そして何と言ってもこの展望だ。
北には白馬岳方面に伸びる長い尾根。
 
唐松岳、白馬岳方面。
 
西南にはここに来てようやく立山、剱岳を拝むことができた。
 
既にシルエットだが、薬師岳、立山、剱岳
 
そしてすぐ隣には鹿島槍ヶ岳。 南峰後方には槍ヶ岳も見える。
更に右方には野口五郎岳、水晶岳、薬師岳、だそう。
こんなに天気が良い中、無事登頂できて本当に良かった!
と、感激に浸っていたら30分程山頂で過ごしてしまった。
もっとずっとここに居たかったが、 17:40からの夕飯までに戻らなければいけない。
 
このような場所を随分長い距離、登ったり下ったり。
 
日没は17:20ごろで、山荘帰着がちょうどその頃になった。
夕日は山荘前からだと五竜岳の稜線で隠れてしまうような位置だった。
が、山肌を照らす光と雲が美しかった。
 
荷物を部屋に運び、大急ぎで夕食へ。
大変美味しかったが、非常に疲れてあまり食べることができなかった。
山小屋でこれは本当に申し訳ない。
 
 部屋は個室のような部屋(2階)に布団が横並びに6枚?並べられていたが、一枚おきに宿泊者(女性のみ)が使用するようになっており、大変広々利用できた。 山小屋や登山者の都合など、色々大変な事があるかもしれないが、今後もあまりギチギチに詰め込むような宿泊体制に戻らないと良いなぁ、と思ったりする。
 夕食後部屋の人と少しお話をして、星の出ている空を眺めてから、8時前にはぐったりと眠った。 つづく。