近代経済学の基本的な概念として「限界(marginal)」概念がある。一般社会では限界というと「もうここまでが限界」とか「体力の限界まで挑戦する」とかいうような英語でいうlimitの概念で用いられることが多いが、近代経済学でいう「限界」とは微分係数とほぼ同義で用いられる。すなわち「ある一定量のモノをつぎこむとどのくらいのありがたさが増すか」ということである。もう少し難しい言葉でいえば単位投下労力あたりの満足度の増加の割合、ということになる。この限界概念はたとえば「限界効用」とか「限界費用」とか「限界所得」とかの言い方で使われる。
一番わかりやすい概念が「限界効用」である。たとえばある人がビールをジョッキ一本空けたとする。すると以下の式によって限界効用がわかる。
(ビールを飲んだあとの満足感-ビールを飲む前の心の状態)/飲んだビールの量
=ジョッキ一杯目の限界効用・・・①
すなわちジョッキ一杯のビールによってどれだけの満足感を得られたか、というのがジョッキ一杯目の限界効用である。
それでは次にジョッキのビールをもう一杯飲んだとする。すると今度の場合の限界効用は
(二杯目を飲んだあとの満足感-一杯目を飲んだ後の満足感)/二杯目のビールの量
=ジョッキ二杯目の限界効用・・・②
ここで①と②を比べてみよう。ほとんどの人は①.>②であろう。すなわちビールはなんといっても一杯目に飲んだあとが一番「あー、うまい」と感じるのであり、二杯目以降は一杯目を飲んだあとほどの満足感(=効用)はないのである。このように人間と言うのは楽しみの目的で同じ事を続けてやるとだんだんその効用が減っていくものなのである。このことを近代経済学ではむずかしい言葉で「限界効用逓減の法則」といっている。
一番わかりやすい概念が「限界効用」である。たとえばある人がビールをジョッキ一本空けたとする。すると以下の式によって限界効用がわかる。
(ビールを飲んだあとの満足感-ビールを飲む前の心の状態)/飲んだビールの量
=ジョッキ一杯目の限界効用・・・①
すなわちジョッキ一杯のビールによってどれだけの満足感を得られたか、というのがジョッキ一杯目の限界効用である。
それでは次にジョッキのビールをもう一杯飲んだとする。すると今度の場合の限界効用は
(二杯目を飲んだあとの満足感-一杯目を飲んだ後の満足感)/二杯目のビールの量
=ジョッキ二杯目の限界効用・・・②
ここで①と②を比べてみよう。ほとんどの人は①.>②であろう。すなわちビールはなんといっても一杯目に飲んだあとが一番「あー、うまい」と感じるのであり、二杯目以降は一杯目を飲んだあとほどの満足感(=効用)はないのである。このように人間と言うのは楽しみの目的で同じ事を続けてやるとだんだんその効用が減っていくものなのである。このことを近代経済学ではむずかしい言葉で「限界効用逓減の法則」といっている。
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