ぶんやさんち

ぶんやさんの記録

長崎ピエタ(典礼センター)

2008-09-22 19:48:44 | ときのまにまに
最近、少し太ったため、聖職用のシャツの首回りがきつくなりました。それで、シャツとカラーを買うために長崎のピエタに出かけました。長崎のピエタは浦上天主堂の近くにあり、応対していただいた老シスターは、オープンマインドな方で、とても親切に応対していただきました。店の中には、カトリックグッズが整然と並べられ、空気までが清浄に感じられ、とても気持ちのいいお店でした。中でも、特にわたしの目を惹いたものは、和服を着た聖母マリアや聖ヨハネなと「日本的聖家族」像でした。
ピエタのお向かいに長崎カトリックセンターがあります。カトリックセンターは、ユースホステルを経営しており、以前にローマ教皇が来日されたとき、ここにお泊まりになったということで、庭には記念の教皇像がありました。教皇様がお泊まりになった部屋は、今ではロックされ、一般には公開されていないとのことでした。
自動車をカトリックセンターに駐車させていただき、浦上天主堂を訪れました。以前に、一度来たことがありますが、その時はちょうど補修工事中で、十分に見ることができなくて心残りでしたし、昨年のクリスマスイブの時も慌ただしく、参拝することができませんでした。今回はゆっくりと椅子にでも座って、聖なる空間を味わおうと思いましたが、あいにくも葬送式が行われており(そちらの方が優先権がありますから、「あいにく」という言い方は失礼です)、中でお祈りもできませんでした。葬送式も終わりに近いらしく、参列者たちが献花をしておりましたが、その時歌われていた聖歌は、プロテスタント教会でもよく歌われる、「主よ、身許に」でした。
ここにも、出入り口付近に堂々と立派な教皇像が置かれていました。カトリック教会における、教皇様への姿勢は、「まるで神」のようです。
ピエタで親切なシスターにカトリック教会でのミサの時に歌う聖歌について質問いたしましたが、やはり礼拝で歌う聖歌はいわゆる「典礼聖歌」だけで、プロテスタントで言う、「讃美歌」のような歌は「賛歌」と呼ばれ、別の賛歌集にまとめられ、それは厳密にはミサの前と後とに歌われるとのことでした。典礼聖歌はミサの流れに従って、作詞作曲され、一つの歌は一つの主題という原則がかなりハッキリしており、礼拝の流れを妨げない配慮が行きとどいているようです。

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