タジン鍋

最近、我が家に新しい調理器具が仲間入りした。変な形をしている。一見すると鍋というより陶器製の帽子のような形をしている。名前を「タジン鍋」という。原産地はモロッコで、主に野菜類を蒸す調理鍋だといいう。オリジナルな商品はモロッコ風の派手な色彩であるが、我が家のは有田焼で高級感がある。

　　　　　　　　

平たい鍋の部分の上に帽子の形をした蓋がついている。この中に、いろんな野菜を生のままで積み重ね、水を加えず、火にかけると野菜の中から水が出て来て、それが蓋の部分に当たり、冷えて水滴になり鍋の底に溜まり、食材を蒸すという原理らしい。
食材になる野菜類は、キャベツでも白菜でも、玉葱、人参、大根、キノコ類、何でもいい。それに一寸、ベーコンかハム類を上に載せておくと、一寸した贅沢な鍋になる。
蒸し上がった食材に、そこいら辺にある調味料を加えて、食べるだけである。我が家では、家内特製の「味付けミソ」がベストマッチングという結論である。老人夫婦向きのヘルシーな調理器具である。