延岡への途中で朝倉の秋月城跡に立ち寄った。ちょうど前の日曜日が桜の満開であったらしく、その日には城跡で火縄銃等のでデモンストレイションが行われたりで賑やかであったとのことである。わたしたちが訪れたときにはもう既に葉桜になっていたが、流石に名城の誉れ高い秋月城の面影を残す風情があった。
お城の正面の掘り端に「杉の馬場」という500メートル一直線の道路があり、武芸者たちの「稽古館」が郷土館や美術館に転用されて町の文化センターをいう趣がある。両側に桜の木がびっしりと植えられている。満開の時は美事であろうと想像された。
城跡は現在は秋月中学の校舎と校庭になっているが、その歴史的雰囲気を保つに相応しい建築でしばらく見とれてしまうほどであった。「杉ノ馬場通り」を挟んで武道館があり中学生たちの気合いのこもった声が響いていた。さすがは城下町の中学で剣道はかなり盛んなようで、武道館の壁には千利休の言葉が掲げてあった。
「規矩作法 守り尽くして、破れども、離るるとても、本を忘るな」。なかなか含蓄がある。「守り尽くして」というところに重みがある。守り尽くしたときに、作法という形を破り、あたかも作法を無視しているようであっても、基本から絶対に忘れない。作法にこだわり、作法に縛られている間はまだ「守り尽くしていない」。
お城の正面の掘り端に「杉の馬場」という500メートル一直線の道路があり、武芸者たちの「稽古館」が郷土館や美術館に転用されて町の文化センターをいう趣がある。両側に桜の木がびっしりと植えられている。満開の時は美事であろうと想像された。
城跡は現在は秋月中学の校舎と校庭になっているが、その歴史的雰囲気を保つに相応しい建築でしばらく見とれてしまうほどであった。「杉ノ馬場通り」を挟んで武道館があり中学生たちの気合いのこもった声が響いていた。さすがは城下町の中学で剣道はかなり盛んなようで、武道館の壁には千利休の言葉が掲げてあった。
「規矩作法 守り尽くして、破れども、離るるとても、本を忘るな」。なかなか含蓄がある。「守り尽くして」というところに重みがある。守り尽くしたときに、作法という形を破り、あたかも作法を無視しているようであっても、基本から絶対に忘れない。作法にこだわり、作法に縛られている間はまだ「守り尽くしていない」。