じゅりりんのめげずにいくのだ*

ドールハウスやちっちゃいもの、ガーデニング、手芸など趣味や日常を中心に時々思い出わんこも登場します。

雨読~佐藤愛子特集③

2017-07-11 16:14:48 | 芸術・芸能・漫画

雨読~佐藤愛子特集はまだ続きますよ~ん。

今回は第七弾まで出ているエッセイ集「我が老後シリーズ」を読破することにしました。
第四弾と第七弾はすでに読んでいるのでそれ以外をまとめて借りてきました。


『我が老後』佐藤愛子
   

『なんでこうなるのー我が老後ー』佐藤愛子
   
シリーズ第二弾

『だからこうなるのー我が老後ー』佐藤愛子
   
シリーズ第三弾

『それからどうなるー我が老後ー』佐藤愛子
   
シリーズ第五弾

『まだ生きているー我が老後ー』佐藤愛子
   
シリーズ第六弾


面白いです。元気が出ます
先生はずっと犬を飼ってらして、また、娘さんが動物好きでいろいろ飼ってらしたようで
そんなエピソードもたくさん登場するのでそんなところも好きなのです。
もっとも先生の飼い方は犬は犬らしく!との独特の主義があります(笑)

70代に入ってから“現状を打破するために”これまでの家をぶっ壊して”の建て替えをいきなり決意したり、
なかなかできないところをやってしまうのがすごいのだわ~。

そんな中でも、第五弾あたりまでは明るく快活な感じが前に出ていたのが
第六弾あたりから文章の元気のトーンが少し変わったように思え、
こんなに人一倍どころか人一万倍お元気そうな先生でも、
やはり年を重ねていくにつれての体の不調や友人知人がみな去っていくことへの寂しさなど
老いていく辛さもヒシヒシと感じられるのです。
『まだ生きている』の中の一文
   ・・・老い行くことの寂寥は、間近な死を思うからではない。
   捉えておこうとしてもそのすべなく、否応なしに消えて行く日々への痛惜なのである。
そこに集約されていると思いました。


ところで私じゅりりんめは7月初めの先日、満50歳の誕生日を迎えついに半世紀を生き抜きました!
小学校の頃の人生計画ではそろそろ死んでますよ・・
おばあちゃんになりたくなかったのです。
しわしわになって体が言うことをきかなくなってきて、そんな思いをしてまで生きなくていいよ。
50歳くらいまで生きたら十分じゃね?・・・
そんなふうに思っていたのです。
中学で計画は80歳くらいまで伸びましたが、それでも20代の頃はいつ死んでもいいやなんて言っていました。
50になったけどもちろんもういいやなんてまったく思いません。
それは死ぬという心配のほぼなかった時だからこそ言えた馬鹿な言葉なのだと思います。

私は何故生きているんだろう・・?は人類の永遠のテーマだと思いますが、
この世で修行するために生まれてきた・・とはよく聞きます。
ではその修行ってなんなの?と思った時に、これまでは人生のいろいろな喜怒哀楽を思い浮かべていました。
それもそうではあるでしょうが、病気や喜怒哀楽は平等ではありません。
すべての命あるものにとって平等の一番の苦しみはやはり「老いる」ことなのだろうと思います。
小学生の私があっち痛いとかこっち痛いとか愚痴をいいながら、
しわしわのおばあちゃんになりたくないからその前に死んでもいいと思っていたように、
でも今の私はあっち痛いとかこっち痛いとかの話を共感して聞けるようになったように
(むしろ率先していっている(笑)
その年齢になってみなければわからない心の機微があります。
人は「老いていく」苦しみに向き合いそして老いを知る事が最大の人生の修行ではないのかと、
佐藤さんの作品を読んでいて思ったのでした。
そうであれば私みたいなまったく世間のくその役にもたってないような人間でも生きる意味はあり、
自ら命を絶つことの愚かさの意味が理解できるのです。

そんなこと、とっくに知ってるわよ!と思われるかもしれませんが
でも私はやっと気づいたのです。それが正しいか正しくないかはわかりませんが、
そう思えたことだけでも半世紀を生きた甲斐はあった!と思うのでした(笑)

ここまで読んで下さった方、本当にうだうだとすみません

ということで、50になった私は先日旦那と二人で夫婦50割引きで映画観に行ってきました!
(パイレーツ・オブ・カリビアン)
同い年の旦那はもう少し前に50になってましたけどね。
これからはずっと割引!なんだか申し訳ないけどここは素直に喜ぼう♪ 
やったぁ~い
次は無料で乗れるシルバーパスがそれまでに廃止されないことを祈るばかり(笑)



ついでに。
本屋で面白そうだったので買ってみた。

『色気は分娩台に置いてきました』ヤマダモモコ
   
出産から職場復帰するまでの「ありのママ」の育児奮闘記。
一コマ漫画というのかなんというのか・・?
あ、帯に書いてある・・イラストエッセイというのか!
インスタグラムで話題となっていたのが書籍化されたもののようです。

私は妊娠出産経験がないので共感とはちょっと違うのかもしれませんが、
じわじわきます!(笑)
ホント、お母さんは頑張ってるよなぁ!お母さんは偉いよ
偉そうに威張ってるクソガキよ!こんなに一生懸命育ててもらったんだぞ!
あ、私もか~(^^;テヘヘ



それにつけても暑いです。
梅雨はどこへ?
九州の方では大変なことになっているというのに・・・。
まんべんなく降ってくれればいいのになぁ・・・。

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雨読~佐藤愛子特集②

2017-06-30 17:37:35 | 芸術・芸能・漫画

この梅雨の読書、佐藤愛子さんシリーズ続きです。

『これでおしまい 我が老後』佐藤愛子
   
我が老後シリーズ第7弾。
このところの風潮に物申しております!(例えば言葉遣いとか)
その中でも特に心にひっかかったのが「個性」について。
一文を引用すると

・・・腐りかけの豆腐がうまいと思うことをその人の個性だとは言わない。それはその人の「好み」である。好みであればその臭いにいやたまらん、やめてよと顔をしかめて見せたり出来るが、へんにもっともらしく「個性」だといわれると我慢しなければいけないような気がしてくるではないか。○○青年のいでたちは個性なんてものじゃない。ただの「好み」だ。それをわざわざ「個性」というところが今ふうなのであろう。

当時、某オリンピック選手の服装について論争があった時のことを引き合いに出してのお話なのですが、
確かに今は「個性」の大合唱だ。
個性を大切にしましょう。個性を引き出してあげましょう・・・個性、個性、
・・個性てなんだろうなぁ?
欠点は考えようによっては個性となる。でも痴漢は絶対個性ではない。
考えてみるとその線引きは非常に微妙になってくる。
少なくとも、はた迷惑な独りよがりの「好み」をこれは自分の「個性」だと勘違いし、
陰で眉をひそめられないように気をつけなければ・・・。
もうひそめられてるかしらん!?

これまでのエッセイで佐藤家についての少しばかりの予習が出来たところで
いよいよ本丸にのり込む(←大げさな)ことにしました。

『血脈 上中下』佐藤愛子
   
愛子さんが12年の歳月をかけて書き上げた佐藤家の荒ぶる魂を描いた佐藤家の歴史小説。
上巻では愛子の母と父洽六(作家佐藤紅禄)の出会いから隆盛、母の苦悩、
洽六が捨てた前妻との間の息子達の苦悩と父との葛藤などが描かれる。
息子達と言うのがまた揃いも揃って不良・道楽者で、洽六は息子達の金の無心と借金の返済に悩まされることとなる。
中巻では戦中となり、洽六の衰え、引き換えるように詩人として大成していく息子八郎(サトウハチロー・愛子の異母兄)、
しかし悩まされた息子達は八郎を除いてみな不幸に死んでいく。洽六の死。
そして八郎の息子達もまたその不良の血を引き継ぎ、自分をどうすることも出来ずにもがく。
下巻では愛子は仲のよかった姉との確執、離婚した夫の借金に悩まされながらも、作家として立つ。
やがて八郎が死に、その息子達も死に、荒ぶる佐藤の血は次第に消えて行く。


読み終えて、うちは普通でよかったなぁ~とつくづく思ったわ~(笑)
洽六には八郎と愛子の他に、愛人の子である大垣肇が脚本家・劇作家として活躍しており、
受け継がれる才能には感嘆する。
しかし才能を生かせた者以外はほぼみな堕落しており、
洽六や八郎だって作家としてたったからこそだけれど迷惑度は相当なもので、
サトウハチローに関しては相当嫌いになったよ・・・。
でも一方では洽六も八郎も兄弟も周りは大変な思いをさせられながらも
人を楽しませ笑わせるカリスマ性のような魅力を持ち合わせており・・・、
そのどの一面も本当のその人なのでしょう。

愛子さんもその血をきっちり受け継いでいるということで、
大変なご苦労をされて様々な経験をして今の柔らかなお顔があるのだなぁ・・と
これからもますますお元気で長生きしていただきたいです。


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雨読~佐藤愛子特集①

2017-06-17 20:03:10 | 芸術・芸能・漫画

せっせと晴耕したから、梅雨は雨読です。(ほとんど雨降ってないけど)
少し前に読んだ佐藤愛子さんの「九十歳。何がめでたい」がとても面白く印象深かったので
ここはひとつ、愛子さんの作品をいろいろ読んでみることにしました。


『人間の煩悩』佐藤愛子
   
まずは書店でこの一冊を購入。
作者のこれまでの著作の中から編集者がこれは!と思う選りすぐりの文章を抜粋して一冊にまとめたものです。
なかでも遠藤周作さんなど仲良しの作家さん達とのエピソードが面白かった(^ⅿ^)
これを読んでさらに深く読んでみたい作品の参考にしました。
さあ、図書館へレッツゴーです



『孫と私の小さな歴史』佐藤愛子
   
お孫さんが誕生してからお孫さんを相手に年賀状の仮装写真を撮り続け、
愛子さん88歳、お孫さんが20歳でこの辺が「退き時」と終えるまでの
愛子さんとお孫さんとの年賀状の歴史です。
お孫さんと撮影係の娘さんの撮影時のエピソードなども添えられています。
年賀状好きの私としてはこれは是非見たくてね(^m^)
もう~愛子さんの気合がすごいのです
娘さん曰く、「ふざけ半分はダメだ!」と言いながらふざけた写真を撮る(笑)
表紙は微笑ましいトトロですがこのあたりはまだ序の口で、
ドラキュラだとか泥棒だとかどじょうすくいにメイドカフェ、
大根踊りがあったかと思えば、最後はやっぱり死ぬ場面だろうとお葬式だったり!
それがどれも面白いのなんのって

例えば2005年はこんな晒し首・・・
   
晒し首役はもちろん愛子さん。
正月早々、こんな年賀状を送りつけるのがすごすぎるっもう~大好き
おかしくって楽しくって何回も読み返しました(^^)
次に読んだ作品がとても重かっただけに時々こちらを開いては息抜きをしていました~。
楽しい年賀状好きの方には是非是非手に取って見ていただきたいです。

これを見ると私の最近の年賀状は気合が足りないと反省だわ。



『冥途の土産』佐藤愛子
『私の遺言』佐藤愛子 
    
愛子さんの著作の中で霊現象に合われていたとの話がちょこちょこ出てくるので、
どんなお化けが出たのかな?と思って読んでみたのがこの2冊です。
いやしかし・・どんなお化け?なんて軽いものではありませんでした。
こと「私の遺言」はものすごく重かったです。
佐藤家の先祖にまつわる因縁からアイヌの怨霊、さらにいたずら好きの狐霊であったり・・・
これでもかこれでもかと次々に起こる現象。
明るい笑顔の陰でこんなに大変な思いをしていたのか・・と驚くばかりの壮絶な体験が記されています。
愛子さんが51歳の時に北海道に夏の家を建てたところからそれは始まり、
鎮まるまで30年近くの時間を要したそうです。
彼女を心配した方たちが信頼のおける霊能者や研究者などを紹介して下さり手を尽くすも
それをあざ笑うかのようにまた繰り返される現象・・。
愛子さん自身も作中、ここまで読んでこられた読者はこのあたりでさぞかしうんざりされただろう?
と仰っているくらい、フィクションの物語だったらきっと飽きて読むのをやめたことでしょう。
まだダメなの?これでもダメなの?・・と、それくらい延々と現象が続くのです。
年賀状で仮装している彼女と本当に同じ人が経験しているのかと信じられないくらいです。
それを逃げずに受け止めつづけた彼女の精神力に感服するばかりでした。

生きるのも大変だけれど死ぬのはもっと大変だって。
悔いや恨みなどの心残りがあるとこの世にとどまってしまってあの世に行けないので
まずはこの世にとどまらないよう死ななければいけないというのが新しい発見?でしたわ・・。
これまでは天国に行くか地獄に行くか?ばかりに気を取られていましたが、
なるほど、自分だって浮遊霊や地縛霊になる可能性もあるわけで・・迂闊。
以前、松原照子さん著の「あの世の仕組み」?という本を妹が貸してくれて読んだんですが
あの世でも修行があるとあって、死んでも楽になるわけじゃないんだなぁ~とがっかりで(コラコラ)
だったらやっぱりできる限りこの世で生きていようと思ったものでした。
でもあの世にもいろいろ違いはあるけれど、
どの宗派?流派?でも共通しているのは自殺はけしてすくわれないということ。
もういじめられたくないと命を絶っていく中学生、高校生達・・・
いじめられたくないのに・・死んだら永遠にいじめられたまま苦しむのですよ・・・。
この世で解決するしかないのよ。

ある時、ご近所の奥さんが「ねえ、あの世ってあると思う?」と聞くので
「う~ん・・・どうでしょうねぇ・・・」と困っていたら
「私は無いと思う。『無』だと思う。」と言っていました。
私は基本「ある」と思っているけれど、実際は「無」なのかもなぁ・・とも思うこともある。
でももしあった場合やっぱり困るので、地獄に行かないように生き、
そして浮遊霊にならないように死ななければ~


『佐藤愛子の役に立たない人生相談』佐藤愛子
   
タイトルそのままに人生相談です。
様々な相談にズバッと答えてくれる愛子先生の回答が痛快です!


『そして、こうなった 我が老後』佐藤愛子
   
我が老後シリーズのエッセイ集。
この老後シリーズはたくさんあります。
自分でもこんなに老後が長くなるとは思ってもいなかったらしい(^^)
私は今年で50歳になるけれど、93歳の愛子さんの年まで生きようと思ったら
まだ40年以上もある!
元気で長生きしたいと思いつつそれでもこれから40年以上生きるのも大変だなぁ~とも思え、
人生の重みをずっしりと感じるのでした・・。

さて、本中のエッセイの一つに竜神様の話がありました。
北海道の家にいたある時、娘さんの目の前にいきなりドシーーーン!!ととぐろを巻いた青大将が落ちてきて、
(佐藤家では勝手にものがなくなったり移動したりがままあった。)
親しい霊能者に聞くと、近くに竜神様の祠があってそれを粗末にしていることを竜神様が怒っていて、
地元の人がさっぱり何もしてくれないから佐藤家に出てきたらしい。
それで村長でもなんでもない佐藤家が掃除をして粗末にした許しを請うて一件落着したのだという。
「陰陽師」みたいだなぁ!と。
陰陽師の漫画の中にも蛇が天井からぼたぼた落ちてくる・・というエピソードがあったのです。

前出の狐霊といい、見えていないだけで見えている世界とはまた違う次元で
本当に百鬼夜行し魑魅魍魎は跋扈しているのかもなぁ~・・・と、思ったりしたのでした。
自然とともにあって今よりずっと夜が暗く人々の感覚も研ぎ澄まされていたであろう昔の人にはもっとよくみえたのかも?
そんなことを思ったのでした。


雨読は続く・・・

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第36回大宮薪能

2017-06-01 12:33:50 | 芸術・芸能・漫画

先週末は、埼玉在住の妹と一緒に大宮氷川神社で開催された『薪能』を観に行ってきました
・・薪の灯りの中で舞う幽玄な薪能・・一度観てみたくてね~。
そもそも「能」自体観るのは初めてなのでどきどき

   
演目は
   素謡『翁(おきな)』
   能『杜若(かきつばた)』
   狂言『樋の酒(ひのさけ)』
   能『黒塚(くろづか)』

暗くなる前に薪に火を灯す火入れ式なども厳かに執り行われました。
(照明もあります。)

   
撮影は禁止なので始まる前の舞台を。
舞台は6m四方と決まっているそうです。
この中に謡い手や鼓などの囃子方、演者のお世話をする後見なども座るのですから
なんて狭いんだろうと最初は思ってたんですが・・これが全然狭くなかった
能独特のゆっくりした動きも日常の時間リズムをすっぱり捨て去って、
次第に暗くなっていく時間経過・・鳥の声、木々を揺らす風の音・・・
自分は今、信長の時代にいる・・と思うとすんなり入れました。
パンフレットであらすじもわかるので話しの流れもなんとなく理解できます。

   
ところで私は演者はみんな面をかけるものだと思っていたんですが、
能の主役は神・霊・鬼など人間でない役が多く、現実の人間の役は面をかけないんですって!
面をかけることによってそこに人間である人とそうでない世界の人との妖しさの違いみたいな?
ものがみてとれるのだなぁ・・と思いました。
そしてお囃子や謡の巧みさというか、
「黒塚」という演目の中に山伏が優しい老婆が実は鬼だとわかって逃げるシーンがあるのですが
逃げている山伏は舞台の上で前かがみになったまま全く動いていないのです。
でも太鼓や鼓・笛の調子で必死に逃げている様子がわかるのですよ。
舞台小物なども本当に限られたものだけだし、
静かな動きの中に見る側の想像がものすごく大きい。
今の時代、迷惑メール一つとってもいらないっつうのに!と本当にうんざりで
あれもこれもと情報の洪水、情報の押し付けの中にあって
受け手が考える想像する余地の大きさは本当の自分を見つめられる時間でもありえるなぁ・・と思えました。
余分を全て排除した中で装束の美しさがまた際立ちます。
能は究極のマイナスの美でした


この日は妹宅にお泊り
翌日、再び妹と一緒に伊奈町のバラ園を観に行きました。
   

パンフレットがすごい
   
植栽されているバラの品種名がすべて記入されているのですよっ
そこまで気にして観てる人もそうそういないと思うけれど、
一つ一つのバラに敬意を表している思いに好感が持てます
資料として取っておこう

   
第1~第3バラ園まであり、植栽も工夫されていて見応えがありました~
奥に見えるアーチの白いバラ、この日一番のお気に入りです
   
『Rosa mulliganii』
パンフレットではロサームリオニーと記載されていたんですが、
ネットで調べても全然ヒットしなくて、読んだまんまロサ・ムリガニーが一般的のよう。
見事でした

   
オオスカシバがしきりに蜜を吸っていました
ハチドリみたいで可愛い



今日から6月
5月は庭作業にブログにアップしてる他にもバラを観にあちこちお出かけしたりして忙しかった。
6月は梅雨になったら本でも読んでのんびり過ごしたいなぁ~。

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『九十歳。何がめでたい』

2017-03-08 16:08:34 | 芸術・芸能・漫画

ベストセラーとなっている佐藤愛子さんのエッセイ。
『九十歳。何がめでたい』
かく言う私もずっと気になっていて、本屋でうっかり中身をちらっと見てしまったら・・・
それだけでもう面白そうなのがひしひしと伝わってきて
本当は市の図書館で借りようと思っていたのだけど、
いつ順番が来るかわかったもんじゃないので(ちなみに現在258人待ち)
耐えきれずに買ってしまいました。


いやもう文句なく面白い
とにかく文章が上手い。(大先生に今さら何を・・・)
テンポがめちゃくちゃいい。ぐいぐい引き込まれていくのです。
名前は知っていたけど著作は実は一冊も読んだことなかったんですよね。
しかも現在93歳というじゃないですか
90代でこんなみずみずしい文章が書けるのかともう驚愕です

帯によると
“御年九十三歳、もはや満身創痍。愛子先生が放つ「いちいちうるせえ」怒りの書”
なんだそうです

先生のこれまでの人生の体験談など読みながらおかしくって思わずプーっと吹き出してしまったり、
かと思えば涙が止まらず慌ててティッシュをとりにいったり・・・。
新聞の人生相談へのイチャモンや、最近あった事件などにも鋭く切り込み、
とにかく大忙し!
そして読み終えるとスッキリ気分爽快
なんだかすごくココロの力が湧くのです。


大大大おススメです

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惑星キャンディー

2017-03-03 17:59:36 | 芸術・芸能・漫画

ネットに出ていた『惑星キャンディー』というチュッパチャップスみたいな飴が
とっても綺麗で面白そうだったので取り寄せてみたのです

   
色合いがとっても綺麗~~~
でも飴の色でどうこうしているというわけではなくて、
飴の真ん中に惑星が印刷されているような感じ!?
それぞれ違う味になっています。
(なめてないので美味しいかどうかはちょっとわかりません。)

天体好きの旦那にと思って購入したのだけど、これは全然興味わかなかったみたいで
手に取って見ることさえしません。
ずっと入荷待ちでやっと買えたのにな~。
太陽と準惑星となった冥王星まで揃えたのに~ん!


・・ってことで自分用に。
もともと眺めて楽しむつもりだったので、
百均でディスプレイケースを買って来て段を作って並べてみました
   
向かって前列左から、太陽・水星・金星・地球・火星、
後列左から、木星・土星・天王星・海王星・冥王星。
袋に入ってると見栄えが悪いので出しちゃいました。

   
ガラス玉みたい!綺麗~~~
いつまでもつだろう・・・?
でろでろに溶けてきそう~・・・夏までの命かな?

   
ケースをかぶせて、直射日光のあたらない場所に飾っておきましょう


   *   *   *   *   *   *   *


じゅりりん「な~~~んにもやる気しねぇーーー」ゾーンに突入。
ぐうたらこいていました。
やりたいことは山ほどあるのに体が動くことを拒否するのです。
・・・という言い訳をしてみる

入れっ!私のやる気スイッチ
   
用事で郵便局に行ったら、某学習塾のパンフレットがこのクリアファイル入りで置いてあり、
クリアファイル欲しさに貰ってきた~

今日は惑星のディスプレイが出来たからちょっとは効き目あったかな?(笑)

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かくれんぼ絵本『ミッケ!』

2017-01-23 15:58:15 | 芸術・芸能・漫画

最近すごいはまっている本です

チャレンジ『ミッケ!』。
画像の中にいろいろなものが隠れているかくれんぼ絵本

   
シリーズの中の「こわーいよる」のお城や街並みなどの世界観がとても魅力的で
そこに惹かれて購入したのですが、
質問された隠れているものを探すのもこれがなかなかに手ごわい!
全部見つけてもじゅりりんくらいのおばさんともなると、
しばらくするとほどほどに忘れるのでまた最初から楽しめます(笑)

すっかりはまってしまって、シリーズの中から好みのものをちょこちょこ買い足してしまいました。
   

眺めているだけでもうっとり・・・
絵本の中の画像は実物の他にミニチュアのジオラマを制作・撮影し、
それらを組み合わせて作られているのですよ
ミニチュアの完成度すごすぎてっ

   
メイキング本も出ていたので購入してみました

それほど詳しく載ってるわけではないんですが、
そんな風に作ってるんだ~ととても参考になりました。
   
   
あの妖しく素敵な街並みの家々も本体はCGではなくてすべて手作り
プロ、すげ~~~
シル村のあまりの拙さに涙が出そう(T▽T)

ミッケ!しすぎて目がしょぼしょぼになって目薬買い走った今日この頃です  

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平成29年 お年玉切手シート

2017-01-17 15:17:37 | 芸術・芸能・漫画

年初めのお楽しみ 年賀ハガキのお年玉切手シート。
今年も無事getできました~

   
旦那宛てと私宛、1枚ずつ当選で切手シート2枚貰ってきました

今年の切手シートのデザイン、すっごく可愛いよ
向かい合った雄鶏と牝鶏がとっても可愛い~ 
この色合いでボテボテ鳥つくろうかな♪(^m^)
デザイン化されたお花達も可愛いし、色合いも素敵
これまでの切手シートにはなかったテイスト

それに見て!
   
全体のサイズはこれまでより一回り小さくなってより真四角に近づき、
なんと全体に透かし模様が入っているのよ(白いお花の部分)
すご~い


ちなみに私宛の当選ハガキはかんぽ生命からのでした(笑)
   
   人生は夢だらけさ


※合わせて「私の地味で地道できらきらのお年玉切手シートコレクション」更新しました。

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ゴッホとゴーギャン展

2016-11-24 16:55:52 | 芸術・芸能・漫画

23日の勤労感謝の日は旦那と一緒に上野へ。
東京都美術館で開催中のゴッホとゴーギャン展を観てきました(^^)

   ゴッホとゴーギャン展     ~12月18日(日)迄
   
 フィンセント・ファン・ゴッホ(1853年3月30日 - 1890年7月29日))
 ポール・ゴーギャン(1848年6月7日 - 1903年5月8日)

1888年、南仏アルルで約2ヵ月の共同生活を送り、
ともに制作し時に激しい議論を重ねながら刺激を与えあった二人の画家の初期から晩年にわたる作品を展示。
その画家の特徴を浮き彫りにし、その関係性と芸術性に光を当てる展覧会です。

   
ゴッホ→現実の世界から着想を得て、力強い筆触と鮮やかな色彩による表現。
ゴーギャン→装飾的な線と色面を用いて、目には見えない世界をも表現。

二人は生まれ育った環境や性格、絵画表現も大きくことなり、
アルルでの共同生活もわずか2か月で破たんしてしまいましたが、
共同生活を解消してからもお互いを尊敬しあっていたそうです。

私はゴーギャンの絵はあまり好みではないので主にゴッホの方を・・。
パンフレットにも掲載されている今回の目玉である『収穫』や『ゴーギャンの椅子』は
やっぱり見応えがありましたが、
この郵便局のおじさんがなんか結構好き♪(^^)
   
ゴッホは気難しくてなかなか人と交流するのが得意ではなかったようなんですが、
この郵便配達のおじさんはゴッホにいつも優しく親しく接してくれたそうです。
バックにお花が散りばめられていたりして、
なんだか彼の人柄がわかるような気がしますね。

   
あと、テーブルの静物を描いた作品でなんかいいなぁ~と思った2点が
ちょうど一つのクリアファイルになっていたので自分土産に買ってきました~


でも私が一番気になったのはゴッホの弟の「テオ」という人物。
画商だったテオは経済的にずっとゴッホを援助し支えていました。
そのおかげでゴッホは画業に専念できていたそうなのです。
ゴッホの絵を売って一儲けしようとか何か裏があるの!?とか思って
テオという人物についてネットで調べてみたところ、
これがまたなんていい人なんだ・・・(;;)
ゴッホより4歳年下のテオは親兄弟とも確執関係にあったゴッホの唯一の理解者で
言ってみればはちゃめちゃだったゴッホとは正反対のまともな人物。
ずっとゴッホを助け、ゴッホが自殺した後、そのショックから自らも精神を病み、
もともと病弱だったこともあってゴッホの死後からわずか半年後に亡くなったという・・・。
現在は兄弟隣同士のお墓で眠っているそうです。

ゴッホとテオは本当は一人の人間だったんじゃないかとさえ思ったよ。
ゴッホがお母さんのお腹の中に忘れてきた半分がテオで、
もし一人の人間で生まれていたら・・・
う~んそうしたら・・・「普通の人」だったかな???

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藤田嗣治展ー東と西を結ぶ絵画

2016-11-02 18:13:54 | 芸術・芸能・漫画

先週末、府中市美術館で開催中の絵画展を観に行ってきました

   藤田嗣治展ー東と西を結ぶ絵画   ~12月11日(日)迄
   

おかっぱ頭にロイド眼鏡という独特の風貌とおフランスはパリで人気を博したという経歴に、
いったいどんな人なんだろう?と前々から気になっていた藤田嗣治。
そんな知ってるようで知らなかった藤田の全貌をみることのできる展示会になっています。
今年は生誕130年記念にあたるそうです。

   
1886年東京生まれ。
東京美術学校卒業後26歳でパリに渡った藤田は独自の画風で一躍パリの寵児になる。
帰国後、時代の要請で戦争画を多く制作したことで戦争責任を指弾され、
嫌疑は晴れるももともとよく思われていなかった日本美術界から追われるように日本を去る。
フランス国籍を取得後日本国籍を抹消。カトリックの洗礼を受けレオナールと改名。
晩年は宗教画を多数描き礼拝堂の建設に注力。
1968年死去(享年81)。

   
すごく簡単に紹介しましたが、新しい作風を追い求めて世界各地を旅し、
藤田の特徴である乳白色に輝く下地といった画風の他にも様々な作風・対象があって、
作品ごとにとても興味深く魅力があり見ていて飽きない、よかったですわぁ~
是非おススメしたい絵画展です。
猫や犬の絵もとても可愛らしいです
また女性関係も華やかで晩年一緒だったのは日本女性でしたが
フランス在住時はフランス人の奥さん・恋人達がまたものすごい美女なのですよっ!

大変な波乱に満ちた人生だったようです。
でも本当に描くことが好きだったのだなと・・・。
いや~ちょっと惹かれましたよ

バラの絵がとても気に入ってミュージアムショップで額縁買っちまいました。



あと、直接関係ないですがミュージアムショップで購入した写真集。
   『フランスで出会った猫たち』 レイチェル・マッケナ
   
猫ちゃんの写真集なんですが、猫ちゃんはもちろんの事
一緒に写っている建物や風景、景色との調和がものすごくオッシャレ~なの!
ページをめくるたびため息が~・・・はふぅ~~


そしておフランスつながりでじゅりりんが今一番はまってる漫画。
   『イノサン ルージュ』 坂本眞一 4巻が出ています。
    
ずっとレンタルしてましたが待ちきれなくなってしまって
新章となったルージュから買ってます~。
マリーさん、今回もぶっ飛んでます
今後物語は「首飾り事件」へと進んでいきます。あ~ハラハラ

コメント (4)
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