折にふれて

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「明るい街角で」...師走・代官山にて

2016-12-27 | 郷愁的東京

師走、東京そぞろ歩きの第二弾は代官山にて。

 

旧山手通り沿いの瀟洒なカフェ。

主要道にそって高層ビルが林立する東京の風景を思うとこれだけでも異質な雰囲気だが、

なんと、そのカフェの前に大胆にもポルシェが2台並んで路上駐車!

このおかまいなしのスロー感こそ、ハイソ、セレブご用達の街だから許される(?)所業といったところかもしれない。

代官山の魅力はいろいろとあるのだろうけど、

自分としては、建物から受ける圧迫感や息苦しさがないことがいちばんだと思っている。

つまりはヒューマンスケール。

中低層の建物群が視界からはみ出すことなく、

建物のプライベートスペースと緑を残したパブリックスペースが巧みに織り交ざりあい居心地のよい空間を形成している。

街並み全体に共通するこの建築手法は、この街の代名詞となったヒルサイドテラスから始まっているといい、

世界的な建築家、槇文彦氏が手掛けた建物群ヒルサイドテラスがこの街の行く末を大きくを変えたことは

建築を志す人の中では有名な話。

ヒルサイドテラスは、それ以降様々な設計者により計画された建物にも大きな影響を与えていて、

TSUTAYAが計画したT-Siteにしても同様だと思っている。

 

広い敷地内に分棟された書店やカフェ、専門店などの建物群が雑木林と遊歩道で一体化されている。

おそらくは、「ヒルサイドテラスは知らないが、T-Siteは知っている」人も多いのではないかと思う。

 

さて、そんなT-Siteの一画にあるカフェ「IVY PLACE」ですこし遅めの朝食を。

案内してもらった外のテラス席にはパラソルヒーターも用意されているが、

この日の陽ざしは充分に暖かく、ヒーターなしでも開放的なスペースを快適に楽しむことができた。

朝7時からの朝食メニュー、その充実度は抜群でもちろんアルコールもOK、

フルボトルのワインリストまで持ってきてくれる念の入れよう。

(朝からそんなに飲むわけないやろ!)

 

恥ずかしながらそんな朝食メニューをご紹介。

しいたけ、まいたけ、ホウレンソウ、フェタチーズのフリッタータ (見た目よりかなりのボリュームがあった)

 

スモークサーモン、イクラ、サフランクリームのカンパーニュタルティーヌ (パン生地と食べるサーモンがなかなか美味)

 

分不相応な贅沢朝食からスタートした東京での休日。

さらに、次回「空倶楽部」編 へと続く。


さて、冬晴れの陽ざしの中でこの曲を連想した。

スタンダード・ナンバー 「明るい街角で On the Sunny Side Street」をシンディ・ローパーのバージョンで。

Cyndi Lauper   On the Sunny Side of the Street

アップテンポで元気なアレンジが、底抜けに明るくておきゃんな彼女のイメージにぴったりだと思った。

 

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