折にふれて

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桃の節句によせて 「雛人形」考  序

2017-03-03 | 折にふれて

桃の節句。

なんとも長閑で、そして明るい語感。

まさに早春の季節感を感じさせる絶妙の言葉だと思う。

まだまだ寒い日もあるだろうし、雪も降るだろうが、

この言葉には、春を心待ちにする気持ちに答えてくれるやさしさがある。 

その桃の節句を間近にした週末のこと。家内が突然、「お雛様を出そう」と言い出した。

毎年、そう切り出すのは私のほうで

そのたびごとに家内はおっくうがって、雛人形は10年ほども押入れの中で眠ったままだった。

おっくうな気持ちもわからないではない。

雛人形はただ人形を並べればいいというわけではなく、

狭い我が家ではまずは場所の確保、

そして、雛壇を組み立てることから始めて、人形を並べて小物を持たせる、

さらに調度など細々とした飾り付けなど、けっこうな仕事が必要になる。

また、出すときはまだしも後片付けを思うと、

それだけでも気詰まりになるのだろう。

家内が今年、どういう心境で飾る気になったのかはわからないが私としては大歓迎、

手伝うことを約束させられてから、やがて一時間、

そう役にも立たなかったらしいがなんとか飾り終えることができた。

もう30年以上も前、長女が生まれたときに、

父が酔った勢いで「雛人形を買ってやろう」と言いだした。

いちばん喜んだのが家内で、間髪入れずに人形屋さんで選んだのがこれだ。

詳しいことは知らないが「江戸木目込み」と呼ばれるものらしく

家内に言わせると、「真ん丸とした姿がなんとも愛らしい」...なのだそうだ。

その真ん丸とした主役のふたり、とくとご覧あれ。

  

話は変わる。

なんとなく雛人形のことをつらつらと書き始めてみたが、

雛まつりや雛人形のことを調べてみるとかなり奥が深い。

最近の雛祭り、バレンタインとホワイトデーの狭間でなんとなく影が薄くなった感もある。

しかし、そんな西洋由来の、しかもチョコレート屋の見え透いた戦略にのせられたような

ポッと出の季節イベントとは訳が違い(...義理チョコしかもらえないヒガミ)

雛祭りは日本古来、伝統的な格式に裏づけされたものだと再認識した次第。

しかしこの続き、長くなりそうなのと、もう少し調べ物をしたいので次回へ。

 


ムッシュも逝ったか、残念!

個人的だがムッシュが作った曲でいちばん好きなのがこれ。

ザ・スパイダーズ あの時 君は若かった

みんな楽しそう!

そして、若い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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