禄剛埼(ろっこうさき)灯台を包むように広がる秋の空。
ここは能登半島最先端の地。
一面に、うろこ雲が広がっていて、今年の秋いちばんの空を楽しむことができた。
ところで、このうろこ雲。
人によって、いわし雲やさば雲とも呼ぶらしいが、
気象学的には巻積雲といって、5,000~15,000mの高さにあるのだとか。
雲は高度2,000m付近から形成されるらしいから、かなり高い空を眺めたことになる。
それでつけたタイトルが、ざっくりと「一万メートルの空を見上げた」。
さらにウンチクをもうひとつ。
巻積雲は低気圧が近づいているときに出やすい雲で、天気が崩れる予兆だそうだ。
この日は早朝に金沢を出て能登へ。
快晴の空を行く先々で眺めながらぐるっと能登を一周し、
最後に仰いだのがこの壮大な空。
このあと、次第に雲が多くなり、
3時間後、金沢へ帰り着くころには本降りになっていた。
なるほど、うろこ雲の予兆。
大当たりである。
折にふれての一曲...
とは言い難く、写真とはまったく関係ない、最近ハマっているシカゴ・ブルースから。
ベス・ハート(ボーカル)、ジョー・ボナマッサ(ギター)による名曲「I'll Take Care Of You」
Beth Hart and Joe Bonamassa - I'll Take Care Of You
「9」のつく日は空倶楽部の日