じゅんなおひと

スポーツジャーナリストもどき

大阪桐蔭 滝川第二 東海大仰星 金光大阪 

2018-04-15 10:06:14 | 高校サッカー

✳守備

大阪桐蔭:前半に先制点を許した場面など、攻めこんだ際の後方のケアに課題を残したかも知れません。後半の2失点目もカウンター食らってのものでしたが、これは相手を誉めるべきと思います。

滝川第二:攻め込まれる場面が目立ちましたが、シュートコースは終始、素早く消せていたと思います。

東海大仰星:CB二人の予測力の高さからくると思われるポジション取りの巧さが光り、相手のゴール前へのクロスはほとんど功を奏しませんでした。後、前からの守備、特に矢野選手14の守備が光り、彼の序盤の守備により、相手は自陣からのパス回しを容易に選択できず、ほとんどがロングフィードになっており、相手の攻撃パターンを限定できたことが、中盤から後ろの守備にも繋がっていったようにみえました。

金光大阪:最終ラインの守備に課題を残したかも知れません。ややボールに意識がいきすぎるきらいがあったように思います。

 

 

✳攻撃

大阪桐蔭:いくら形が良くて綺麗でも、前に向かっていく姿勢、シュートへの意識の高さが感じられなければ得点はできません。揺さぶることも大事ですが、シンプル且つ愚直にゴールを目指す姿勢も大事だと思いますし、それがないといくら形が綺麗で揺さぶっても、相手に怖さを与えることは難しいです。そういう意味では、前半、左SB小池選手2がシンプルにゴール前にクロスを上げたプレーは良かったと思います。

滝川第二:特に後半はなかなか攻めに転ずる事ができず、攻撃機会が少なかったなかで2得点できた要因は、シュートに対する意識の高さからくるかと思われる決断力にあったかと思われます。

東海大仰星:カウンターの鋭さとセットプレーの強さが光ったと思います。

金光大阪:辻選手FW9,糸川選手左MF8の強さ、山本選手FW11のスピード、佐藤選手ボランチ6のシュートなどキックの精度、小林選手ボランチ7のボールさばきといったあたりが印象に残りました。1点に終わったのは相手の守備を誉めるべき要素の方が強いと思われます。

 

大阪桐蔭

この日も旧チームからの主力が何人かメンバー登録されず。見る限りこの日もちょっとしたチーム事情からのことと推察します。

 

滝川第二:自陣からはほとんどが敵陣にシンプルに蹴飛ばしてましたが、時にシンプル通り越して雑に見えたのは気になりました。前節は大敗だったみたいですがこの日勝って星勘定を持ち直す。ここ数年、プリンスと地域リーグをいったりきたりしてますが、今年は残留なると良いですね

 

東海大仰星:しつこく激しく最後まで手足体を伸ばして相手にくらいつくサッカーは今期も健在。華奢でフィジカルコンタクトが一見弱そうに見えるも実際は真逆もここ数年と同じ。今年も大阪を制して全国へと進む力は十二分に感じる。2年連続インターハイ出場の鍵は中盤の守備にあり。かと、この日見る限りでは感じました。

 

金光大阪:ここ数年は春先からインターハイ予選にかけてはチーム作りが間に合わず、選手権予選の頃にようやく大阪を勝ち抜ける力がつくかそうでないかといった感じに見えましたが、今季はこの時期から既に相当の力強さを感じるチームになっており、期待がもてます。中盤から前線にかけて、太さ分厚さを感じさせる体格をした選手を多く揃え、個々の強さを感じ、チームそのものも目で見て感覚的に、強そう❗っと感じさせるチームです。数年ぶりにインターハイ出場なるか否かは、GK含めた最終ラインにあるかも?と思いながら観てました。