旅の恥は上塗り EX

日帰りから泊まり
尚且つ
鬼有名所からウルトラマイナースポットまで
九州(主に北部)を拠点に
ダラダラ動きます。

ゲゲゲのやおよろず ⑧「国フォー!」

2018-05-03 | キャッスル!キャッスル!

これから
松山市街地へ向かいます。



とは言っても
10分も走れば「宍道湖」です。


「県立美術館」のそばに
「宍道湖夕日スポット」があるんですが





あいにくのお天気。

向こうに見える小さい島は
「嫁が島」です。

湖に落ちた若い嫁とともに
浮かび上がったと伝えられる
伝説の島です。
夕日がキレイで有名な
「宍道湖」ですが
その中でも一等地と言うのがココ。

国道9号線沿いにある
「宍道湖夕日スポット」です。





向こう岸に見えるのは
「松山市街」です。

ここの広場は美術館前だけに





色んなモニュメントがあります。


中でもちょっと有名スポットへ。





12羽のウサギがいます。





前から見るとこんな感じ。

「宍道湖うさぎ」と言い
この前から2番目のウサギに
シジミの貝殻を供え
西の方角を向いて優しく撫でると
良縁や幸せが舞い降りるらしいです。

辺りを見渡すと
意外とシジミの貝殻って
落ちてたんですよね。
なんでこんなとこに?みたいな。
いくら宍道湖周辺だからって
ここで漁やってるわけでもないのに。

でもやりませんでした。
自分にハズいから。






「松江市街」に来ました。


「松江城」を観に。

その前にちょっと遠回り。

「松江城」の裏手に駐車して
北側の堀沿いにある





「塩見縄手」と言う通り。

武家屋敷などが立ち並んでて
歴史と趣を感じます。

松江市の伝統美観指定地区で
日本の道100選にも定められてます。






武家屋敷は改修中でしたけどね。




堀を半周まわって






大手門へ。

チラッと観えてますね。
ここから天守まで
5分くらい歩きます。

これがシンドいんですが
あんまり近いとすぐ
攻め立てられますからね。





ほー。
帰ったら家ん中探してみよ。





「松江神社」もあります。





なかなか険しい道のりですが





ようやく一の門の発券所へ。



そこから振り返ると





「松江城天守」です。

黒いボディがカッチョイイ四重五階の
現存天守12城のうちのひとつで
2015年7月に国宝に指定された
松江市のシンボルです。

フツーに観るだけでも
カッチョイイのに国宝となると
その10倍はカッチョよく観えます。

しかしながら
そのキレイな外観には
似合わない無骨な装いで
バリバリ戦闘モードな顔を持ちます。


靴を脱がないといけません。

下駄箱番号は





天守に入る前に





天守の入口を守る
「付櫓」を通ります。

壁に幾つか四角い穴があります。
この穴は「狭間」と言って
鉄砲を撃つための小窓です。
大河ドラマとか観ると
よく出てきますよね。

だいたいの狭間は
内側から外に向けて
敵を撃つための穴ですが
なんとこのヤル気マンマンの
「松江城」の狭間は
天守から付櫓に向けても
穴が開いてます。

万が一狭間に入られても
天守だけでも戦っちゃるぞ的な
意思の表れでしょう。

おーこわおーこわ。





天守に入るとすぐ地階になっていて
井戸や塩の貯蔵庫がありました。

籠城した時に備えて
飲み水や備蓄食料を
確保してたんでしょう。



それと
「松江城」を国宝指定に決定づけた
「祈祷札」もありました。

築城年(1611年)が書かれた札が
さっきの「松江神社」で見つかり
天守地階の跡に
ピッタリんこだったので
これで天守の築かれた年代が
特定されることとなり
国宝の仲間入りとなりました。





いやぁ
いい眺めだ。



「松江城」から
裏手の方へまわると





「城山稲荷神社」があります。





狛犬もズラー並んでます。

ここも





結構な階段ですよ。


左側の階段は何用(誰用)なんだ?


怪談で有名な「小泉八雲」が
通勤の途中でよく立ち寄ったそうです。

この階段ものぼったんでしょうね。
かいだんだけに・・・。( ̄▽ ̄)





参拝のあと
拝殿の裏に回ります。





「石キツネ」が並んどります。

かつてここ「城山稲荷神社」には
二千体を超える「石キツネ」が
ありました。

今でも約千体の「石キツネ」が
あるんですが
その中でたった一体だけ
玉を持った「石キツネ」が
居るそうです。

それを見つけることが出来れば
願いが叶うと云われてます。

拝殿の周りに気色悪いくらいの数の
「石キツネ」が並んでて
結構探してみたんですが
なかなか見つからない。

情報が古いのか?

ネットの写真を見ながら
これじゃないか?的なものも
ありましたが
石なので折れてたり割れてたり
欠けてたりと
なかなか判別つきません。

気になって仕方ない。




気になって仕方ないと言えば
天守から神社に来るまでの途中
こんなとこがありました。





「奥去口ノ跡」?

あんな看板がありながら
「関係者以外通行禁止」て。

気になって仕方ないやないか!




松江市は





マンホールのフタも
「武家屋敷」でした。









松江市街から
5kmほど北に進むと





「佐太神社」がありまして。


「出雲国二ノ宮」であるこの神社
一之宮の座を「出雲大社」と
争ったほどの由緒正しい神社です。

正殿に猿田彦大神を祀ってあります。
日本が神無月(10月)の頃に
出雲は神在月となり日本中から
八百万(やおよろず)の神が
稲佐の浜に集まりますが
その時に一番最初に集まるのが
この「佐太神社」で
そこから猿田彦大神が
出雲まで案内すると言われてます。





拝殿が「正殿」「北殿」「南殿」と
三ヶ所あって
「正殿」は国の重要文化財です。
ちょっとだけ
大分の「宇佐神宮」に似てます。

そんなに大きい神社ではないですが
モノスゴイ気を感じた気がします。
神社好きな人は絶対に
行った方がいいと思いますね。






参拝後に駐車場に戻ります。
その駐車場の目の前に





「佐陀乃だんだん家」
と言う店があります。

「だんだん」とは出雲の言葉で
「ありがとう」や「感謝」の
意味らしいです。

ここで
ぜんざいをいただきます。

なんでもこの辺りは
「ぜんざい発祥の地」らしいんです。

なに?
ぜんざい発祥の地は
出雲ではないのか?
そう疑いながら中に入ります。





中には年配の奥さんが
いらっしゃいました。

なんでもこの方は
「佐太神社」のヌシカンさんの
奥さんだと言うウワサ・・・。

ここのぜんざいは
3種類あるそうです。


「お供えぜんざい」
「すましぜんざい」
「小豆ぜんざい」

名物の「すましぜんざい」を注文。





お?
これがぜんざいか?


日本海で獲れた小鯛と昆布とで
丁寧に取った黄金のすまし汁。

佐太神社近くで獲れた
餅米と小豆を使ったご神紋入り餡餅。

初冬にしか獲れない貴重な岩海苔。

見た目はほんとに
すまし汁みたいですが
中の餡餅を箸で崩すと
辛うじてぜんざいぽくなります。

しかもこの岩海苔はなんだ?
甘いもんに塩気なんぞ必要なかろう。

って気持ちは
180度かわりました。

出汁のきいたすましと
餡子と岩海苔の塩気が
激烈で絶妙なバランスで
鬼パリピゲロうま!



神在祭の時に神前にお供えされる
小豆と餅を神様たちが発つ神送りの日に
小豆雑煮としてお供えし
そのお下がりをいただくと言う
風習があります。

これを「神在餅(じんざいもち)」
と言い、出雲訛りの発音から
「ぜんざい」と聞き取られて京に伝わり
全国に伝わっていったそうです。

松江藩の地誌「雲陽誌(うんようし)」等
幾つかの古文献にも
佐太神社の神送りと神在餅の
記述があることから
「ぜんざい発祥の地」と
言われてるようですよ。


なるほど納得。

しかし
このぜんざいは美味しかった。





だいぶ暗くなってきたので
そろそろチェックインしに行きます。


出雲市駅付近に向かいますが
その前に


「出雲市駅」から
5分ほど離れた場所にある





「献上そば 羽根屋」へ。


出雲そばランキング
常に上位の名店だそうです。

名前の通り明治時代に
後の大正天皇に「出雲そば」を
献上して以来、皇室や皇族に
愛されてるそうです。


出雲そばと言えば「割子」
ただ「割子」だけでは
寂しいと感じましたので





「天ぷら割子」で。


丸い漆器にそばが入り
基本は3段です。
ツルッと喉越しが良くて
エンドレスで食べれます。

天ぷらはもう言うまでもありません。
サクッとした天ぷらって
天つゆや塩なんかつけなくても
そのまんまでも美味しいですよね。
通ぶってるわけではないですがwww







宿からの夜景です。





「出雲市駅」です。


やはり山陰と言うだけあって
ちょっと灯の数が少ないかなぁ。
































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