この地は古くから開けた地で近くからは
古墳時代の土器類が出土している。
平安末期から鎌倉期にかけて発展し、
保木間の地名は平安末期に遡るとされる。
拝殿の左にお稲荷さんがあった、
いろいろな神社にお稲荷さんはあるが
ここのはちょっと大きく本格的なお社だった。
お稲荷さんの並びに天宇須女尊(アマノウズメノミコト)がいらっしゃいました。
天照大神が天の岩戸に隠れみんなが困っていたところ
胸をさらけだし踊りを踊って結果アマテラスを岩戸から引っ張り出した神さま。
他の富士塚には猿田彦さまが頑張っているけど
ここではその奥さんである天宇須女尊の像が見られました。
さて富士塚、鳥居には榛名神社とあります。
この富士塚は明治9年(1876)、土地の榛名講が築いた塚を、
その後に富士塚として転用するという珍しい事例みたいです。
頂上の社にも榛名神社の名前がそのまま残っていました。
そんなに大きな塚ではなくこじんまりとしている、
正面からは登れそうもないが、、、
横へ回ってみると階段らしいものが。
「子供は遊びで登ってはいけません」との注意書きが、
隣が小学校なのでなるほどね。
まあ登ってみてもこの高さでは見晴らしはそうよくないと思われる。
横へ回ってみると向こうは神社の本殿、
狭い神社ならではの光景です。
ここから近いところに古墳群が広がっています。
代表的な白旗塚古墳は白旗塚史跡公園として整備されていて、
私も行ったことがあるけど土器や埴輪が並んでいます。
この地はそんな古くから営々と人々の暮らしが続いていた、
神社とはそんな人たちと私たちを結ぶタイムトンネルかもしれません。
data: EOS5DmarkⅡ/EF17-40 1:4。 撮影 2月4日 保木間氷川神社富士塚